インテル、OGで先制も終盤被弾でドロー…ラフィーニャがデビューもセリエA7戦勝ちなし《セリエA》

2018.01.28 22:34 Sun
Getty Images
▽セリエA第22節のSPALvsインテルが28日に行われ、1-1で引き分けた。日本代表DF長友佑都はベンチ入りも出場しなかった。
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▽リーグ戦6戦未勝利と勝ち切れない4位のインテル(勝ち点43)と、4戦未勝利で17位に沈むSPAL(勝ち点16)による一戦。前節ローマとの上位対決を1-1で引き分けたインテルはスタメンを2名変更し、サントン、ガリアルディーニに代えて、ダンブロージオ、ブロゾビッチを起用した。なお、左サイドバックにはカンセロが入り、長友はベンチスタートとなった。▽試合はお互いに落ち着いた入りとなったが、13分にインテルにチャンスが訪れる。相手陣内中央付近でボールを持ったボルハ・バレロが、右サイドのスペースにパスを供給。これを受けたヴェシーノがボックス内にグラウンダーで折り返したが、カンドレーバのシュートは得点とはならない。
▽インテルはその後もサイドを起点にして攻撃を作ろうとするが、なかなか最前線のイカルディまでボールを運ぶことができない。チャンスに欠ける展開が続いていく。

▽前半終了間際の41分に獲得した左CKでは、カンセロの蹴ったボールがそのままGKメレトのパンチングに遭い、こぼれ球に反応したペリシッチのボレーシュートも空振りに。結局、決定的な場面が生まれないまま試合は折り返しを迎えた。
▽リズムを変えたいインテルは、ハーフタイム中にカンドレーバに代えてエデルを投入。前線の活性化を図った。

▽すると、先に動いたインテルが後半開始早々に幸運な得点を引き寄せる。48分、左サイドを駆け上がったカンセロがディフェンスラインとGKメレトの間を狙った速いクロスを供給。これは味方には合わなかったものの、ヴィカリが懸命に脚を延ばしてボールに触ると、これが絶妙なコースを辿りネットを揺らした。

▽さらに57分、ペリシッチが左サイドを侵攻すると、イカルディがディフェンスラインを押し下げるようにしてボックス内に走り込む。ペリシッチが冷静にマイナス気味のパスで中央に折り返すと、フリーの状態のヴェシーノがシュートを放つ。これはGKメリノの好守に阻まれたものの、インテルにとって良い時間帯が続く。

▽1点を追うSPALは、試合終了間際の89分に右サイド深い位置からのFKを獲得。そこからのクロスは一度跳ね返されたものの、ルーズボールをアンテヌッチがボックス手前やや左から、右足でファーを狙ったシュート気味のクロスを上げる。すると、途中出場のパロスキが上手く頭で合わせ、土壇場での同点弾となった。

▽勝ち越したいインテルは、直後の91分にボルハ・バレロに代えてインテルでのデビュー戦となるラフィーニャを投入。巻き返しを図ったが思うようにチャンスを作ることができないまま、試合終了の笛を聞くこととなった。

▽この結果、インテルはセリエA7試合連続で白星から見放されることに。対するSPALも、5戦連続での勝ちなしとなった。

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