【プレビュー】ロンドンの両雄が2018年初戦で激突! 今月3度の対戦控える中、優位に立つのは?《アーセナルvsチェルシー》

2018.01.03 18:00 Wed
Getty Images
▽プレミアリーグ第22節、アーセナルvsチェルシーのビッグロンドン・ダービーが日本時間3日28:45にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。6戦無敗の5位アーセナル(勝ち点38)と、5戦無敗で2位に浮上したチェルシー(勝ち点45)による、今季2度目のダービーだ。

▽前節、微妙な判定の影響もあり格下WBAとの一戦を1-1のドローで終えたアーセナルは、6戦無敗(2勝4分け)を継続するもトップ4圏外の5位で2017年の戦いを終えることになった。さらに、ここに来て負傷者が続出し毎年恒例の野戦病院化を強いられており、宿敵チェルシーとのダービーで幕開けする2018年の戦いに不安を残す。

▽一方、多数の主力を温存した前節のストーク戦で5-0という久々の快勝を収めたチェルシーは5戦無敗(4勝1分け)と好調を維持し、2位で年内のリーグ戦を締めくくった。絶好調の首位マンチェスター・シティ(勝ち点59)との勝ち点差は「14」と逆転での連覇は厳しい情勢だが、2018年初戦となるダービーをきっちり制して奇跡の逆転優勝に向けて弾みを付けたいところだ。
▽なお、昨年9月に行われたチェルシーホームでの前回対戦は、アーセナルがソリッドな守備を武器に圧倒したものの、0-0のドローに終わった。また、両チームは今週末のFAカップを挟んで10日に行われるEFLカップ準決勝1stレグで再び対戦することになっており、24日の準決勝2ndレグを含め今月3度の対戦が予定されている。それだけに、その初陣となる今回の一戦には注目が集まるところだ。

◆アーセナル◆
【3-4-3】

▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チェフ
DF:チャンバース、メルテザッカー、ムスタフィ
MF:ベジェリン、ウィルシャー、ジャカ、ナイルズ
FW:ウェルベック、ラカゼット、サンチェス
負傷者:DFコシエルニー、モンレアル、コラシナツ、MFカソルラ、エジル、ラムジー、FWジルー
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはモンレアルやジルー、ラムジーに加え、ヒザの問題で直近のWBA戦を回避したエジル、同試合でいずれも打撲で負傷交代したコシエルニー、コラシナツの2選手が新たに負傷者リスト入りし、毎年恒例の野戦病院化を強いられている。

▽スタメンに関してはヴェンゲル監督が「小さなチャンスがある」と語るエジル、コシエルニーの2選手に間に合う場合があるものの、メルテザッカー、ウェルベック(イウォビ)が代役を担う可能性が高い。また、コラシナツの代役はナイルズが務める予定だ。システムに関しては相手とのマッチアップを考慮し、[4-2-3-1]に戻す可能性も想定される。

◆チェルシー◆
【3-5-2】

▽チェルシー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:アスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー
MF:モーゼス、セスク、カンテ、バカヨコ、マルコス・アロンソ
FW:モラタ、アザール
負傷者:DFダビド・ルイス、MFムソンダ
出場停止者:なし

▽出場停止者はいない。負傷者に関してはD・ルイスとムソンダが引き続き欠場となる。スタメンに関しては直近のストーク戦で温存されたクリステンセン、セスク、バカヨコ、アザールの4選手の復帰が濃厚な一方、右ウイングバックはザッパコスタではなくストーク戦で後半序盤までプレーしたモーゼスが引き続き起用される見込みだ。なお、システムは[3-4-3]からアザールとモラタを2トップに配した[3-5-2]に変更される予定だ。

★注目選手
◆アーセナル:FWアレクシス・サンチェス
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▽アーセナルの注目プレーヤーは、去就に揺れるエースのサンチェスだ。今冬の去就やここ最近の態度から一部主力との確執も報じられているチリ代表FWだが、ピッチ上では前節WBA戦でのオウンゴールを誘発したFKを含め、直近3試合で4ゴールに絡むなど、相変わらず頼りになる存在だ。

▽現在、野戦病院化するチームにおいてはもう1人のエース、エジルに加えてジルーやラムジーが今回のダービーを欠場する可能性が高く、ここ6試合得点がないラカゼットと共に大きな責任を負う。ミラーゲームに近い試合展開が想定される中、アーセナルは各所でのマッチアップで劣勢が濃厚なだけに、唯一勝てる可能性があるサンチェスがDFアスピリクエタら実力者を相手にどこまで上回れるかが、ホームチーム勝利のカギを握る。

◆チェルシー:FWアルバロ・モラタ
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▽チェルシーの注目プレーヤーは、エースストライカーのモラタだ。今夏、FWジエゴ・コスタに代わる新エースとしてレアル・マドリーから加入したモラタは、ここまでリーグ戦18試合に出場し10ゴールを記録。初挑戦のプレミアで上々の結果を残している一方、直近のストーク戦での低調なパフォーマンスなど、いまひとつ周囲からの信頼を得られていない。

▽とりわけ、前回対戦でムスタフィに封じ込まれたように対トップ6との対戦では、決勝点を挙げたマンチェスター・ユナイテッド戦以外で思うような活躍を見せられていない。そのため、最終ラインに多くの負傷者を出しているアーセナル相手の今回の一戦では、チームを勝利に導く重要な役割を果たしたいところだ。

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