前回王者ユナイテッドが2部相手に屈辱の敗戦…イブラ復帰弾も土壇場被弾でまさかの敗退に…《EFLカップ》

2017.12.21 07:40 Thu
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドは20日、敵地アシュトン・ゲート・スタジアムで行われたEFLカップ(カラバオカップ)準々決勝でチャンピオンシップ(イングランド2部)のブリストル・シティと対戦し、1-2で敗戦した。この結果、前大会王者ユナイテッドの敗退が決定した。
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▽4回戦でスウォンジーとのプレミアリーグ対決を制したユナイテッドは、リーグ戦でも連勝で2位に付けるなど、好調を継続。大会連覇を目指すモウリーニョ監督だが、格下との対戦に向けて直近のWBA戦からラッシュフォードを除く先発10人を変更。GKにロメロ、最終ラインにダルミアン、リンデロフ、ロホ、ショー。中盤はブリントがアンカーに入り、インサイドMFにマクトミネイ、ポグバ、3トップにはラッシュフォード、マルシャルと共に今季初先発のイブラヒモビッチが入った。▽立ち上がりからいまひとつリズムに乗り切れないユナイテッドだが、11分に先発復帰したイブラヒモビッチにゴールチャンス。ボックス手前左でマルシャルが右足でクロスを入れると、これをファーのイブラヒモビッチがボレーで合わすが、やや窮屈な体勢で放ったシュートは相手DFにディフレクトしクロスバーを叩く。
▽この決定機をキッカケに攻勢を強めるユナイテッドは、21分にボックス手前でマクトミネイからパスを受けたラッシュフォードがカットインから右足を振り抜くが、これは右ポストを叩く。続く24分にもショートカウンターからポグバが強烈なミドルシュートもわずかに枠の左に外れる。

▽攻勢の時間帯に先制できなかったユナイテッドは、30分を過ぎたあたりから徐々に相手の反撃を許し始める。30分と32分にはマグヌソン、フリントに続けて際どい枠内シュートを浴びるが、GKロメロの好守で何とか凌ぐ。だが、一度流れを失ったチームはその後も攻めあぐねて前半をゴールレスで終えた。
▽すると迎えた後半、ユナイテッドはまさかの先制点を献上する。51分、左サイドでパックのスルーパスに抜け出した左サイドバックのブライアンにボックス左からゴール右隅へシュートを決められた。

▽格下相手に先制を許したユナイテッドだったが、58分に同点に追いつく。ボックス手前中央やや左の位置でFKを獲得すると、ここでイブラヒモビッチがキッカーに。元スウェーデン代表は右足を豪快に振り抜くと、壁の間を抜けた低い弾道のパワーシュートがゴール右隅に吸い込まれた。

▽イブラヒモビッチの復帰弾で追いついたユナイテッドは61分、ブリントを下げてルカクを投入。屈強な2選手を前線に並べて格下のゴールをこじ開けにかかる。しかし、この強力2トップは69分にムヒタリアンに代わってイブラヒモビッチが下がったことで、すぐに解消されることに。

▽後半半ばから終盤にかけても拮抗した展開が続く中、ユナイテッドはGKロメロの飛び出しミスであわや失点という場面を招くなど、なかなか乗り切れない。75分にはポグバのクロスに反応したルカクがゴール前フリーで決定的なヘディングシュートも、ここは相手GKのビッグセーブに遭う。

▽何とか延長戦は避けたいユナイテッドは、試合終盤に猛攻を仕掛けるが、この選択が仇となる。後半アディショナルタイム3分、不用意なボールロストで相手に攻撃のチャンスを与えると、テイラーの浮き球パスに抜け出したK・スミスに胸トラップから左足のボレーを流し込まれ、土壇場で痛すぎる勝ち越しゴールを献上。その後、ダルミアンに代えてスモーリングを投入しパワープレーを敢行も、試合はこのままタイムアップ。ポグバやイブラヒモビッチ、ルカクと豪華メンバーがピッチに立ちながらもジャイアントキリングを許したユナイテッドが屈辱の準々決勝敗退となった。

▽一方、歴史的な勝利を収めたブリストルは、試合終了と同時に熱狂したサポーターがピッチになだれ込むなど、お祭りムードとなった。

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