連覇目指すマドリー、先制点献上もC・ロナウド&ベイル弾で薄氷勝利! 南米王者グレミオとの決勝へ!《CWC2017》

2017.12.14 04:00 Thu
Getty Images
▽レアル・マドリーは13日、クラブ・ワールドカップ(CWC)2017・準決勝のアル・ジャジーラ戦に臨み、2-1で勝利した。
PR
▽この試合からの参戦となる欧州王者のマドリーは、GKにケイロル・ナバス、最終ラインにアクラフ・ハキミ、ヴァラン、ナチョ、マルセロ、中盤にモドリッチ、カゼミロ、コバチッチ、イスコ、最前線にはC・ロナウドとベンゼマを起用。鼻骨骨折が完治していないチームキャプテンのセルヒオ・ラモスやカルバハル、状態の気がかりなガレス・ベイルらは外れたものの、ほぼベストメンバーとなっている。
▽浦和レッズを1-0で撃破して勝ち上がった開催国UAE王者のアル・ジャジーラは、2連覇を目指す相手との対戦に向けてスタメンを1名のみ変更。サレム・アブドゥーラに代えてムバラクを先発で送り出し、中3日で行われる試合に挑んだ。

▽試合は、序盤からマドリーがチャンスを作り出していく。4分、ボックス手前左でコバチッチからパスを受けたC・ロナウドがミドルシュートを放つ。さらに5分にも、イスコのアーリークロスに反応して頭で合わせたのは再びC・ロナウド。どちらも得点には至らなかったが、積極的にシュートを放っていく。

▽その後も、C・ロナウドにビッグチャンスが続々と訪れるが、GKアリ・ハセイフの好守もあり決め切ることができない。15分には、イスコのクロスにベンゼマのヘディングシュート。しかし、ここもGKアリ・ハセイフのファインセーブに阻まれた。
▽20分にもベンゼマの落としを受けたモドリッチのシュートにGKアリ・ハセイフが立ちはだかると、直後にアル・ジャジーラのカウンターが発動。マブフートの放ったシュートは枠を外れたが、鋭い攻撃でマドリーのゴールマウスを脅かした。

▽それでも31分、イスコのクロスに反応にしたカゼミロが、ラシドと競り合いつつもネットを揺らすことに成功。しかし、このプレーはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の審議により、カゼミロのファウルに。得点とはならなかった。

▽マドリーが再三の決定機を決められずにいると、アル・ジャジーラが貴重な先制点をもぎ取る。41分、ナチョのパスミスからボールがロマリーニョに渡ると、カバーに回ったカゼミロとアクラフが交錯。最後はボックス内に侵攻したロマリーニョが、右足を一振りしてマドリーゴールに沈めた。

▽マドリーは失点後も猛攻を続けたものの、追いつくことはできず。ビハインドを背負ったまま試合を折り返した。全員が相手陣内に入り得点を目指して挑んだ後半だったが、またしてもアル・ジャジーラのカウンターが火を吹く。47分、抜け出したマブフートが独走してゴール前まで運び、並走していたブスファにパス。ブスファは冷静に蹴り込んだ。マドリーにとって痛恨の2失点目となったものの、その後VARによってオフサイドの判定となり取り消しとなった。

▽アル・ジャジーラの得点がぬか喜びに終わると、51分には前半から足を気にしていた様子のGKアリ・ハセイフがプレーを断念。ファインセーブを連発していたが、GKアルセナニとの交代を強いられることとなった。

▽すると53分、マドリーの猛攻がようやく実を結ぶ。ボックス手前でボールを持ったモドリッチが、ディフェンスラインと駆け引きをするC・ロナウドにパスを供給。ワンタッチで前を向くと、右足を振り抜いてゴールを割ることに成功した。C・ロナウドはこの得点で通算6得点目となり、単独歴代最多得点選手となっている。

▽逆転を目指すマドリーは、66分、69分とベンゼマが立て続けにシュートを放ったものの、連続でポストに阻まれて得点とはならない。76分にはモドリッチが敵陣中央付近からミドルシュートを放ったが、枠を捉えられない。

▽80分には、ベンゼマに代えてベイルを投入。すると直後の81分、途中出場のL・バスケスのボックス右からの折り返しに合わせたのは、そのベイル。左足でボールを捉え、投入後のファーストタッチで指揮官の起用に応える逆転弾とした。

▽結局、試合はこのまま終了。この結果、勝利したマドリーは16日に行われる決勝で南米王者のグレミオと対戦することに。敗れたアル・ジャジーラは同日行われる3位決定戦で、日本代表MF本田圭佑の所属する北中米カリブ海王者、パチューカと対戦することとなった。

PR
関連ニュース

【ラ・リーガ第37節プレビュー】EL出場権懸けたベティスvsソシエダ! 不穏バルサは2位フィニッシュ決められるか

今シーズン最後のミッドウィーク開催となった前節はアトレティコ・マドリー、アスレティック・ビルバオのトップ4争いが決着。また、残留争いでは18位のカディスが勝ち点3を積み上げて逆転残留に望みを繋げた。 次週の今季最終節を前に、ほぼすべての争いへの決着も見込まれる今節はバルセロナ(勝ち点79)とジローナ(勝ち点75)の2位争い、7位のベティス(勝ち点56)と6位のレアル・ソシエダ(勝ち点57)のヨーロッパリーグ(EL)出場権争い、残り1枠を巡る残留争いに注目が集まる。 前節、最下位のアルメリアを相手にMFフェルミン・ロペスのドブレーテの活躍で快勝を収めたバルセロナは、2連勝で2位の座を死守。15位のラージョをホームで迎え撃つホーム最終戦での勝利で来シーズンのスーペル・コパ・デ・エスパーニャ出場権確保を狙う。 ジローナ戦大敗後は2連勝と復調の気配を示すブラウグラナだが、ここ数日間でクラブ内で問題が発生。先日に退任を翻意して続投が発表されたチャビ監督とラポルタ会長の間でクラブ財政や補強を巡る一部発言を巡って亀裂が生じ、同会長が解任を決断したとの報道が出ており、現状では今回の一戦がチャビ体制で戦う最後のホームゲームとなる可能性が高い。そういった不穏なムードの中でチームとしてピッチ上のパフォーマンスに集中できるか。 一方、そのバルセロナ相手のシーズンダブルによって悲願のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保したジローナ。ただ、その目標達成で少し気が抜けたか、直近2試合はアラベス、ビジャレアル相手に1分け1敗で3位に転落。バルセロナとは4ポイント差、4位のアトレティコとは2ポイント差となった。難所メスタージャに乗り込む9位のバレンシア戦では残り2試合での熾烈なピチーチ争いに身を置く得点ランキング首位のFWドフビクの再爆発に期待だ。 来季のELとカンファレンスリーグ(ECL)争いでは8位のビジャレアル(勝ち点51)に逆転でのECL出場権獲得の可能性が残されているが、実質ソシエダ、ベティスの2チームに絞られており、今回の直接対決の結果が来季の両チームがいずれのコンペティションで戦うかを決めることになる。 MF久保建英を擁するソシエダは前節、3試合ぶりのスタメン復帰を果たした日本代表MFの見事なアシストからFWアンドレ・シウバが決めたゴールを最後まで守り切ってウノセロ勝利。2試合ぶりの白星を飾った。最終節にアトレティコとの対戦を控えるため、来季EL出場へ敵地で勝利必須のベティスとの直接対決では、状態を上げる久保の決定的な仕事を期待したい。 残留争いではカディスvsラス・パルマス、マジョルカvsアルメリア、グラナダvsセルタの3カードの結果次第で今節でのカディスの降格が決定する。 直近ヘタフェ、セビージャ相手の連勝で逆転残留へ粘りを見せるカディス(勝ち点32)は、17位のマジョルカ(勝ち点36)と4ポイント差に接近。また、16位のセルタ(勝ち点37)とは5ポイント差と残り2試合で連勝できれば逆転残留も可能だ。 そういった中、今節は14位のラス・パルマス(勝ち点38)とのホームゲームを戦うことになり、3連勝達成の可能性は十分にある。ただ、マジョルカは最下位のアルメリア、セルタは19位のグラナダとすでに降格が決定した相手との対戦となるため、両者の結果次第で勝利を収めても降格が決定する状況だ。 6月1日にドルトムントとのCL決勝を控える首位のレアル・マドリーは、ビジャレアルとのアウェイゲームでリーグ10連勝を狙う。前節はDFリュディガーをスタメンから外したものの、ほぼ主力を起用としたアラベスとのホームゲームをFWヴィニシウスのドブレーテの活躍などでマニータの完勝。攻撃陣の躍動に加え、GKルニンとCLファイナルのスタメンの座を争う守護神クルトワが圧巻のパフォーマンスを披露し猛アピール。実りある内容での勝利となった。アウェイ開催となる今節は再びターンオーバーの可能性が高いが、逆転でのピチーチを狙うベリンガムらが貪欲にゴールを目指して勝ち点3を目指すことになる。 前節、ヘタフェ相手にFWグリーズマンのトリプレーテの活躍で3-0の快勝を収めたアトレティコは、12シーズン連続のCL出場権獲得に成功。今節は3位の座も意識しながら、13位のオサスナとのアウェイゲームに臨む。 《ラ・リーガ第37節》 ▽5/18(土) 《28:00》 アラベス vs ヘタフェ ▽5/19(日) 《26:00》 アトレティコ・マドリー vs オサスナ アスレティック・ビルバオ vs セビージャ バルセロナ vs ラージョ ベティス vs レアル・ソシエダ カディス vs ラス・パルマス マジョルカ vs アルメリア グラナダ vs セルタ バレンシア vs ジローナ ビジャレアル vs レアル・マドリー 2024.05.18 19:00 Sat

疲労骨折のチュアメニはCL決勝間に合わずか…ユーロに臨むデシャン監督はプランBも準備

レアル・マドリーのフランス代表MFオーレリアン・チュアメニの状態が懸念されている。 マドリーは9日、チュアメニの左足の負傷を報告。検査の結果、中足骨の疲労骨折があることが確認されたと発表している。 マドリーではラ・リーガのラスト2試合と6月1日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝のドルトムント戦を残しており、フランス代表の一員として戦うユーロ2024も間近。代表指揮官のディディエ・デシャン監督はユーロに間に合うと判断し、16日に発表した25名のメンバーの中にチュアメニを加えている。 しかし、フランス『レキップ』によると、チュアメニはアメリカの専門医の診察を受けるため大西洋を横断。CL決勝のドルトムント戦には間に合わない見込みで、6月17日に行われるユーロ開幕節のオーストリア代表戦も欠場する可能性があるという。 現状ではフランス代表メンバーにとどまる予定のようだが、デシャン監督は大会でのフル稼働が叶わない場合に備えてプランBも準備。マルセイユのMFジョルダン・ヴェレトゥの招集を検討しているようだ。 2024.05.18 13:34 Sat

モドリッチは来季もレアル残留に傾く? クラブ幹部との会話で役割を再認識…去就はクラブ次第に

レアル・マドリーの中心選手としてプレーを続けてきたクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(38)だが、自身はクラブに残るつもりのようだ。スペイン『アス』が伝えた。 ディナモ・ザグレブ、トッテナムとプレーし、2012年8月にマドリーへと完全移籍で加入したモドリッチ。加入当初はそこまで大きな期待はなく、懐疑的な目を向けられた時期もあった。 しかし、類稀なる戦術眼、サッカーセンス、豊富な運動量と中盤を支える存在となると、これまでマドリーで公式戦531試合に出場し39ゴール86アシストを記録した。 今年9月には39歳になるモドリッチだが、以前ほどのフル稼働はできていない近年の状況があり、去就が常に騒がしい。今シーズン限りで契約が満了する中、残留なのか、移籍なのかが騒がれているが、マドリーのファンの多くは残留を望んでいる。 そんな中、モドリッチはクラブの幹部らと会談を行ったとされており、本人はもう1年マドリーでプレーすることに意欲があるとされ、マドリーで現役を引退する意向もあるという。 出番が限られ、チームに必要とされていないと感じる時期もあったが、ベテランにしかできない新たな役割も再確認。自分がまだチームに貢献できることも、分析の結果理解しているという。 今シーズンも半分以上の試合では先発しており、抜群の安定感を見せている。また、サウジアラビアなどからのオファーもあるが、全く興味をそそれられてないようで、マドリーに忠誠を尽くすつもり。あとはクラブがどういう決断をクダスカに委ねられたようだ。 2024.05.17 23:42 Fri

ドルトムントvsレアル・マドリーのCL決勝をイオンシネマでライブビューイング! 板橋会場では林陵平氏、坪井慶介氏が生解説のイベントも

2023-24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝のドルトムントvsレアル・マドリーを映画館で全国ライブビューイングするWOWOW。17日、イオンシネマ板橋での解説者が発表された。 WOWOWは全国に「イオンシネマ」96劇場を運営するイオンエンターテイメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 藤原信幸)とタッグ。全国の「イオンシネマ」32劇場で6月2日(日)の3時30分に開催されるUCL決勝をライブビューイングすることを発表していた。 17日、10会場では追加スクリーンが決定したことを発表。チケットの完売が相次いでいるという。 また、 イオンシネマ板橋ではドルトムント応援スクリーンに林陵平氏、レアル・マドリー応援スクリーンに坪井慶介氏を迎えて開設が行われる。 両解説者は今回の決勝に際してコメントしている。 ◆林陵平/ボルシア・ドルトムント応援スクリーン 「決勝の見どころは、”魂のぶつかり合い”です!ドルトムントは、クラブのレジェンド・ロイスがドルトムントでの集大成をどう飾るのか、R・マドリードは、クロースがどのようにゲームメイクをするのかを楽しみにしています。素晴らしい決勝になることを心から願っています」 ◆坪井慶介/レアル・マドリード応援スクリーン 「決勝の見どころは、フンメルス&シュロッターベックを中心にしたドルトムントの堅守をレアル・マドリードが誇る攻撃陣がどのようにして破るのか、です。特に、神出鬼没な前線3人!ベリンガム&ヴィニシウス&ロドリゴには期待しています。”魂のぶつかり合い”をぜひ、会場で!!!」 ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われる決勝。映画館の大スクリーンと迫力のサウンドで、スタジアムの熱狂をライブで体感できる珠玉の空間が実現する。 また全てのライブビューイング開催劇場で、来場者限定特典として、オリジナルのデジタルチケットを配布することも決まった。 チケット料金は、イオンシネマ板橋は5000円、その他のイオンシネマは4000円となる。なお、イオンシネマ板橋での実況、解説者は決定次第発表される。 当日は、1日(土)の23時半以降に入場が開始。24時半からは2022-23シーズンのCL決勝のマンチェスター・シティvsインテルを上映。その後決勝が28時から上映されることとなる。 ★「 UEFAチャンピオンズリーグ 2023-24 FINAL ライブビューイング」実施劇場一覧 ※は追加スクリーンの対象会場 【青森】 イオンシネマ弘前 【秋田】 イオンシネマ大曲 【岩手】 イオンシネマ北上 【宮城】 イオンシネマ名取 イオンシネマ新利府 【山形】 イオンシネマ米沢 【福島】 イオンシネマ福島 【群馬】 イオンシネマ高崎※ 【埼玉】 イオンシネマ春日部※ 【東京】 イオンシネマ シアタス調布※ イオンシネマ多摩センター イオンシネマ板橋※ 【千葉】 イオンシネマ市川妙典※ イオンシネマ幕張新都心※ 【神奈川】 イオンシネマ新百合ヶ丘 イオンシネマ港北ニュータウン イオンシネマみなとみらい イオンシネマ座間 【新潟】 イオンシネマ新潟西 イオンシネマ新潟南 【石川】 イオンシネマ金沢フォーラス イオンシネマ白山 【愛知】 イオンシネマ豊田KiTARA※ 【岐阜】 イオンシネマ各務原※ 【大阪】 イオンシネマ シアタス心斎橋※ 【和歌山】 イオンシネマ和歌山 【兵庫】 イオンシネマ加古川 【広島】 イオンシネマ広島 【山口】 イオンシネマ防府 【香川】 イオンシネマ宇多津 【福岡】 イオンシネマ福岡※ 【熊本】 イオンシネマ熊本 2024.05.17 20:00 Fri

レアルはDFデイビスへの興味薄れる…狙いはジローナDFミゲル・グティエレスの買い戻しか

今シーズンはラ・リーガを制し、チャンピオンズリーグ(CL)も決勝まで駒を進めているレアル・マドリー。今夏の移籍市場でも多くの選手の去就が注目されている。 カルロ・アンチェロッティ監督の下、36度目のリーグ制覇したチームだが、すでに夏にはパウメイラスのブラジル代表FWエンドリッキの加入が決定。また、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの加入も濃厚と見られている。 一方で、ベテランのドイツ代表MFトニ・クロース、クロアチア代表のMFルカ・モドリッチの去就が注目されることに。両者とも契約満了となるが、再び延長するのかどうかを検討しているとされている。 そんな中で注目を集めるのがサイドバックの補強だ。 スペイン『COPE』によると、左サイドバックの補強として筆頭と見られていたバイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)だが、現在は興味を持っていないという。 デイビスは2025年夏にバイエルンとの契約が満了を迎え、フリーで獲得が可能に。本人もバイエルンとの契約を更新する気がないことから、本人との間には障壁はない状況。1年待つ形になるという。 一方で、左サイドバックにはジローナのDFミゲル・グティエレス(22)を連れ戻したい意向があるとのこと。マドリーのアカデミーで育ち、2022年7月にファーストチーム昇格。その後すぐにジローナに完全移籍していた。 今シーズンはラ・リーガで34試合に出場し2ゴール6アシストを記録。ラ・リーガで最も傑出したSBの1人として名を馳せているが、マドリーは買い戻しのオプションをプレシーズンに行使する可能性があるという。 今の左サイドバックにはフランス代表DFフェルラン・メンディ(28)がおり、DFフラン・ガルシア(24)とのポジションを争わせる可能性もあるようだ。 いずれにしても、夏は忙しくなりそうなマドリー。どういった動きそ見せるのか注目だ。 2024.05.17 18:05 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly