マウリシオの2発と柏木弾で浦和が5位決定戦を制す《CWC2017》

2017.12.13 00:54 Wed
Getty Images
浦和レッズは12日、クラブ・ワールドカップ(CWC)2017・5位決定戦でウィダード・カサブランカと対戦し、3-2で勝利した。

▽3日前に行われた準々決勝で開催国王者のアル・ジャジーラに0-1と敗れて5位決定戦に回った浦和は、アル・ジャジーラ戦のスタメンから3選手を変更。矢島、宇賀神、遠藤に代えて長澤、マウリシオ、森脇を起用した。

▽パチューカ戦では10人となった末に延長戦で敗れたアフリカ王者W・カサブランカに対し、浦和が立ち上がりから押し込みにかかるも、自陣に引く相手に対してシュートに持ち込むことはできない。
▽それでも18分、ゴール正面約25mの位置でボールを持ったマウリシオが右足を一閃。絶妙にコントロールされたシュートがゴール右上に決まった。

▽先制後の20分、ボックス右に侵入したエル・ハダドにシュートを打たれるが、ここはGK西川がセーブ。しかし、直後の22分に同点とされる。右サイド低い位置からのエル・ハダドのFKがゴール前の誰にも触らず、直接ゴール左に吸い込まれた。
▽しかし26分、浦和がすかさず勝ち越しに成功する。中央でのパス交換からボックス左のラファエル・シルバが中にふわりとクロスを入れると、ファーサイドの柏木がスライディングシュートで押し込んだ。

▽その後もボールを保持しながら試合を進めた浦和は、38分に柏木の右CKからニアの阿部がヘディングシュートを浴びせるも、GKベナシュールのセーブに阻まれた。

▽すると39分に大ピンチ。エル・ハダドの左クロスからエル・カルティにゴール至近距離からヘディングシュートを浴びせられる。しかし、GK西川がビッグセーブで阻み、浦和の1点リードで終了した。

▽後半もボールを動かす浦和が主導権を握る中、58分にラファエル・シルバに代えて梅崎を投入。すると60分、FKの流れから3点目を奪い切る。柏木のサインプレーでボックス右のスペースを突いた興梠が中へ折り返し、ルーズとなったボールをマウリシオがダイレクトでゴール右へ蹴り込んだ。

▽その後、前がかるW・カサブランカに押し込まれた浦和だったが、耐えて2点のリードを保っていく。その浦和は76分に右足太ももを痛めた梅崎がプレー続行不可能となり、ズラタンを投入する。

▽アクシデントのあった浦和は82分にピンチ。スルーパスでボックス右のスペースを突いたエル・ハダドがシュート。しかし、GK西川が好守で凌いだ。さらに90分のサイディのミドルシュートもGK西川が防いだ浦和だったが、追加タイムにPKで失点。それでも3-2で逃げ切り、5位で大会を終えた。

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