【プレビュー】プレミア天王山、マンチェスター・ダービー《マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ》
2017.12.09 22:00 Sat
▽プレミアリーグ第16節、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティのマンチェスター・ダービーが10日の日本時間25時30分から行われる。2位のユナイテッドと、首位のシティによる天王山だ。
▽シティを8ポイント差で追うユナイテッド(勝ち点35)は前節、敵地でアーセナルと対戦。バレンシア弾とリンガードの2ゴールにより、3-1で勝利した。火曜日にはチャンピオンズリーグ(CL)グループA最終節でCSKAモスクワに2-1で勝利しており、公式戦4連勝中と好調。ホームでは今季リーグ戦7戦全勝とパーフェクトな成績だ。2012-13シーズン以来となる優勝に向けては、ホーム戦のここで勝利し、その差を5ポイントまで縮めておきたい。
▽対するシティ(勝ち点43)は前節、ホームでウェストハムと対戦。先制されたものの、後半にオタメンディとシルバがゴールを記録し、プレミアリーグのシーズン記録タイとなる13連勝を達成した。水曜日のCLグループF最終節ではシャフタールとアウェイで対戦し、1-2で敗戦。公式戦の連勝は「20」でストップした。メンバーを落としたこともあり悲観する必要はないが、中4日の相手に対して中3日でのアウェイ連戦と日程面では不利な状況だ。今季はここまで14勝1分けという圧倒的な成績。オールド・トラフォードで勝利となれば、年明けを待たずプレミア一強態勢に持ち込むことになる。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-3-3】
GK:デ・ヘア
DF:バレンシア、スモーリング、フィル・ジョーンズ、A・ヤング
MF:エレーラ、マティッチ、フェライニ
FW:リンガード、ルカク、マルシャル
負傷者:DFバイリー、MFフェライニ、MFキャリック
出場停止者:ポグバ(1/3)
▽前節のアーセナル戦で一発退場となったポグバが出場停止となる。負傷中のバイリーとフィル・ジョーンズは欠場となることをモウリーニョ監督が明かしている。一方で、離脱していたイブラヒモビッチとフィル・ジョーンズは復帰可能な状態。フェライニは当日判断とのことだ。システムは、ここ3試合で採用している3バックか、攻撃的にいくなら4バックに戻す可能性もあるだろう。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、コンパニ、オタメンディ、デルフ
MF:デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、シルバ
FW:スターリング、アグエロ、ザネ
負傷者:DFストーンズ、DFメンディ
出場停止者:なし
▽負傷中のストーンズと長期離脱中のメンディが欠場する。ミッドウィークのシャフタール戦前に何らかの違和感を覚えたとされるコンパニと病気のデルフは出場が微妙。一方で、シャフタール戦を負傷欠場したシルバは起用可能となっており、[4-1-4-1]の布陣が濃厚だ。読みにくいのはガブリエウ・ジェズスとアグエロを擁する1トップの人選。ここでは、シャフタール戦で途中出場からゴールを奪ったアグエロが経験値を買われ、スタメンで起用されると予想した。
◆ユナイテッド: GKダビド・デ・ヘア
◆シティ:MFケビン・デ・ブライネ
▽シティを8ポイント差で追うユナイテッド(勝ち点35)は前節、敵地でアーセナルと対戦。バレンシア弾とリンガードの2ゴールにより、3-1で勝利した。火曜日にはチャンピオンズリーグ(CL)グループA最終節でCSKAモスクワに2-1で勝利しており、公式戦4連勝中と好調。ホームでは今季リーグ戦7戦全勝とパーフェクトな成績だ。2012-13シーズン以来となる優勝に向けては、ホーム戦のここで勝利し、その差を5ポイントまで縮めておきたい。
▽対するシティ(勝ち点43)は前節、ホームでウェストハムと対戦。先制されたものの、後半にオタメンディとシルバがゴールを記録し、プレミアリーグのシーズン記録タイとなる13連勝を達成した。水曜日のCLグループF最終節ではシャフタールとアウェイで対戦し、1-2で敗戦。公式戦の連勝は「20」でストップした。メンバーを落としたこともあり悲観する必要はないが、中4日の相手に対して中3日でのアウェイ連戦と日程面では不利な状況だ。今季はここまで14勝1分けという圧倒的な成績。オールド・トラフォードで勝利となれば、年明けを待たずプレミア一強態勢に持ち込むことになる。
【4-3-3】

(C)CWS Brains,LTD.
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメンGK:デ・ヘア
DF:バレンシア、スモーリング、フィル・ジョーンズ、A・ヤング
MF:エレーラ、マティッチ、フェライニ
FW:リンガード、ルカク、マルシャル
負傷者:DFバイリー、MFフェライニ、MFキャリック
出場停止者:ポグバ(1/3)
▽前節のアーセナル戦で一発退場となったポグバが出場停止となる。負傷中のバイリーとフィル・ジョーンズは欠場となることをモウリーニョ監督が明かしている。一方で、離脱していたイブラヒモビッチとフィル・ジョーンズは復帰可能な状態。フェライニは当日判断とのことだ。システムは、ここ3試合で採用している3バックか、攻撃的にいくなら4バックに戻す可能性もあるだろう。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】

(C)CWS Brains,LTD.
▽マンチェスター・シティ予想スタメンGK:エデルソン
DF:ウォーカー、コンパニ、オタメンディ、デルフ
MF:デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、シルバ
FW:スターリング、アグエロ、ザネ
負傷者:DFストーンズ、DFメンディ
出場停止者:なし
▽負傷中のストーンズと長期離脱中のメンディが欠場する。ミッドウィークのシャフタール戦前に何らかの違和感を覚えたとされるコンパニと病気のデルフは出場が微妙。一方で、シャフタール戦を負傷欠場したシルバは起用可能となっており、[4-1-4-1]の布陣が濃厚だ。読みにくいのはガブリエウ・ジェズスとアグエロを擁する1トップの人選。ここでは、シャフタール戦で途中出場からゴールを奪ったアグエロが経験値を買われ、スタメンで起用されると予想した。
★注目選手
◆ユナイテッド: GKダビド・デ・ヘア

Getty Images
▽ユナイテッドの注目選手はノリに乗っているデ・ヘアだ。数シーズンにわたって安定したパフォーマンスを披露し続けているデ・ヘアは、バイエルンGKマヌエル・ノイアーと並んで「世界最高のGK」と評されるほど。アーセナル戦では、2003-04シーズン以降のプレミアリーグで最高となる14セーブを叩きだすなど、鬼神の如き活躍を見せた。また『Opta』によれば、デ・ヘアは今季、チームが与えたチャンスからの予想失点数を11.2得点分も防いでいる。今回の一戦でも多くのシュートを浴びること必至だが、アーセナル戦のようなプレーを見せればユナイテッドが勝利に近づけるだろう。◆シティ:MFケビン・デ・ブライネ

Getty Images
▽ダービーということもあり、チームベストプレーヤーのデ・ヘアに対して、シティでは同じくデ・ブライネのパフォーマンスに期待がかかる。シーズン毎にプレーの幅を広げるデ・ブライネは今シーズン、リーグトップの8アシストを記録。スルーパス、クロス、シュートと攻撃性能はどれをとってもワールドクラスで、遅攻でも速攻でも攻撃の核となる。今回の一戦では、エレーラあたりに厳しいマークを敢行されることが予想されるが、自身を囮にしつつ味方を生かすこともできる選手だけに、キープレーヤーとなることは間違いない。マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
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