【プレビュー】上位3チームへの挑戦権懸けた今季初の首都デルビー!《ローマvsラツィオ》
2017.11.17 21:00 Fri
▽セリエA第13節、ローマvsラツィオによる“デルビー・デッラ・カピターレ”が日本時間18日26:00にスタディオ・オリンピコでキックオフされる。共に1試合未消化ながらナポリ、ユベントス、インテルの上位3チームを追走する5位のローマ(勝ち点27)と、4位のラツィオ(勝ち点28)による今季最初の首都デルビーだ。
▽ここまでセリエAでインテル、ナポリ相手に惜敗したものの、アトレティコ・マドリー、チェルシーと同居したチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで首位に立つなど、ディ・フランチェスコ新体制で上々の滑り出しを見せるローマ。直近のフィオレンティーナ戦では今季2度目の複数失点を喫するも、4-2で打ち勝ちセリエA新記録となるアウェイ12連勝を達成した。来週ミッドウィークにCLアトレティコ戦を控える中で行われるインターナショナルウィーク明けの今節は、今季やや結果が出ていないホームゲームで宿敵との一戦に臨む。悲願のスクデット獲得に向けてはホームでの勝ち点3奪取が必須となるだけに、今回のビッグマッチを制して昨季のようなオリンピコでの強さを取り戻したい。
▽一方、シモーネ・インザーギ体制2年目で持ち味の堅守速攻に磨きをかけるラツィオは、直近のウディネーゼ戦が悪天候の影響で中止となり、上位陣との勝ち点差が開いたものの、難攻不落のアリアンツ・スタジアムでユベントスを撃破し、新生ミランに4-1の大勝を飾るなど昨季以上のペースで勝ち点を積み上げている。また、ヨーロッパリーグでもグループステージ出場チームで唯一の開幕4連勝を飾り、2節を残して決勝トーナメント進出を決定。来季からセリエAのCL出場チームが4チームに増えることもあり、今季はCL出場権獲得の絶好のチャンス。まずは宿敵を蹴散らして上位3チームを追走したい。
▽なお、近年のデルビーはローマの独壇場となっていたが昨シーズンは1勝1敗の五分。また、コッパ・イタリアでは同じく1勝1敗も2戦合計スコアで上回ったラツィオが勝ち抜けを決めており、苦手意識を払しょくしている。なお、現役時代にピアチェンツァで共にプレーし、1999-2000シーズンにはそれぞれローマ、ラツィオの一員としてデルビーで競演した両指揮官が、今度は監督として激突するデルビー初対決はいかなる結果となるか。
▽ローマ予想スタメン
DF:フロレンツィ、マノラス、ファシオ、コラロフ
MF:ペッレグリーニ、デ・ロッシ、ストロートマン
FW:エル・シャーラウィ、ゼコ、ペロッティ
負傷者:DFカルスドルプ、エメルソン・パルミエリ、MFナインゴラン、ジェルソン
出場停止者:なし
▽スタメンに関しては、ナインゴランが間に合う場合はペッレグリーニに代わって先発に入る見込みだ。また、負傷明けのブルーノ・ペレスが右サイドバックに入り、フロレンツィがベンチスタートとなる可能性もある。
▽ラツィオ予想スタメン
DF:バストス、デ・フライ、ラドゥ
MF:マルシッチ、パローロ、ルーカス・レイバ、ミリンコビッチ=サビッチ、ルリッチ
FW:ルイス・アルベルト、インモービレ
負傷者: MFディ・ジェンナーロ、FWカイセド、インモービレ、フェリペ・アンデルソン
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはディ・ジェンナーロ、カイセドの2選手に加え、コンディションが整っていないフェリペ・アンデルソンが欠場する。さらに、イタリア代表で筋肉系のトラブルを負ったエースFWインモービレが前々日のトレーニングを回避しており、ここに来て欠場の可能性が出てきている。
▽スタメンに関してはインモービレを除いて現状のベストメンバーが起用される見込みだ。仮に、インモービレが間に合わない場合、ナニが代役を務めることになり、ルイス・アルベルトと共にセカンドトップタイプの2トップを組むことになる。
★注目選手
◆ローマ:DFアレクサンダル・コラロフ
▽とりわけ、シティ時代の同僚であるエースFWゼコとのホットラインの破壊力は絶大でFWサラーのリバプール移籍で迫力不足の攻撃に新たな武器を付与している。今やロマニスタの心を完全に掴んだコラロフは、かつての古巣相手の一戦で持ち味の果敢な攻撃参加や正確かつ強烈な左足のプレースキックを武器に決定的な仕事を果たし、ジャッロロッソの新たなアイドルとなれるか。
◆ラツィオ:MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ
▽また、22歳という若さに似つかわしくないベテランさながらの冷静なプレーを売りとするミリンコビッチ=サビッチは強豪との対戦で実力を発揮する、いわゆる“持っている”選手だ。昨シーズン行われた4度のデルビーでは2ゴール2アシストを記録しており、今回の一戦において最も活躍が期待されている。
▽ここまでセリエAでインテル、ナポリ相手に惜敗したものの、アトレティコ・マドリー、チェルシーと同居したチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで首位に立つなど、ディ・フランチェスコ新体制で上々の滑り出しを見せるローマ。直近のフィオレンティーナ戦では今季2度目の複数失点を喫するも、4-2で打ち勝ちセリエA新記録となるアウェイ12連勝を達成した。来週ミッドウィークにCLアトレティコ戦を控える中で行われるインターナショナルウィーク明けの今節は、今季やや結果が出ていないホームゲームで宿敵との一戦に臨む。悲願のスクデット獲得に向けてはホームでの勝ち点3奪取が必須となるだけに、今回のビッグマッチを制して昨季のようなオリンピコでの強さを取り戻したい。
▽一方、シモーネ・インザーギ体制2年目で持ち味の堅守速攻に磨きをかけるラツィオは、直近のウディネーゼ戦が悪天候の影響で中止となり、上位陣との勝ち点差が開いたものの、難攻不落のアリアンツ・スタジアムでユベントスを撃破し、新生ミランに4-1の大勝を飾るなど昨季以上のペースで勝ち点を積み上げている。また、ヨーロッパリーグでもグループステージ出場チームで唯一の開幕4連勝を飾り、2節を残して決勝トーナメント進出を決定。来季からセリエAのCL出場チームが4チームに増えることもあり、今季はCL出場権獲得の絶好のチャンス。まずは宿敵を蹴散らして上位3チームを追走したい。
◆ローマ◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽ローマ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソンDF:フロレンツィ、マノラス、ファシオ、コラロフ
MF:ペッレグリーニ、デ・ロッシ、ストロートマン
FW:エル・シャーラウィ、ゼコ、ペロッティ
負傷者:DFカルスドルプ、エメルソン・パルミエリ、MFナインゴラン、ジェルソン
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはカルスドルプとエメルソンの両サイドバックが引き続き欠場となる。また、前節のフィオレンティーナ戦でハムストリングを痛めたジェルソン、ベルギー代表でそ径部を痛めたナインゴランにも欠場の可能性がある。
▽スタメンに関しては、ナインゴランが間に合う場合はペッレグリーニに代わって先発に入る見込みだ。また、負傷明けのブルーノ・ペレスが右サイドバックに入り、フロレンツィがベンチスタートとなる可能性もある。
◆ラツィオ◆
【3-3-2-2】
【3-3-2-2】
▽ラツィオ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ストラコシャDF:バストス、デ・フライ、ラドゥ
MF:マルシッチ、パローロ、ルーカス・レイバ、ミリンコビッチ=サビッチ、ルリッチ
FW:ルイス・アルベルト、インモービレ
負傷者: MFディ・ジェンナーロ、FWカイセド、インモービレ、フェリペ・アンデルソン
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはディ・ジェンナーロ、カイセドの2選手に加え、コンディションが整っていないフェリペ・アンデルソンが欠場する。さらに、イタリア代表で筋肉系のトラブルを負ったエースFWインモービレが前々日のトレーニングを回避しており、ここに来て欠場の可能性が出てきている。
▽スタメンに関してはインモービレを除いて現状のベストメンバーが起用される見込みだ。仮に、インモービレが間に合わない場合、ナニが代役を務めることになり、ルイス・アルベルトと共にセカンドトップタイプの2トップを組むことになる。
★注目選手
◆ローマ:DFアレクサンダル・コラロフ

Getty Images
▽ローマの注目プレーヤーは、古巣初対戦となるコラロフだ。今夏、マンチェスター・シティから500万ユーロで加入したコラロフだが、2007年から2010年まで宿敵ラツィオに在籍していた過去もあり、ロマニスタからの反応は決して良くなかった。しかし、アタランタとの開幕戦で見事な直接FKから決勝点を奪う鮮烈デビューを飾ると、ここまでの公式戦14試合で3ゴール6アシストの圧巻のパフォーマンスを披露している。▽とりわけ、シティ時代の同僚であるエースFWゼコとのホットラインの破壊力は絶大でFWサラーのリバプール移籍で迫力不足の攻撃に新たな武器を付与している。今やロマニスタの心を完全に掴んだコラロフは、かつての古巣相手の一戦で持ち味の果敢な攻撃参加や正確かつ強烈な左足のプレースキックを武器に決定的な仕事を果たし、ジャッロロッソの新たなアイドルとなれるか。
◆ラツィオ:MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ

Getty Images
▽ラツィオの注目プレーヤーは、ビッグマッチで勝負強さを発揮するミリンコビッチ=サビッチだ。192cmの恵まれたサイズを活かしたダイナミックなプレーに加え、足下のテクニックや戦術眼にも優れる新世代の万能型MFはビッグクラブがこぞって関心を示すセリエA屈指のMFだ。今季もインサイドMFの相棒パローロと共に質と量を兼ね備えたプレーで好調なチームを支えている。▽また、22歳という若さに似つかわしくないベテランさながらの冷静なプレーを売りとするミリンコビッチ=サビッチは強豪との対戦で実力を発揮する、いわゆる“持っている”選手だ。昨シーズン行われた4度のデルビーでは2ゴール2アシストを記録しており、今回の一戦において最も活躍が期待されている。
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