【CLグループ第4節プレビュー②】決勝T進出懸かるスパーズvsマドリー、ナポリvsシティ! 崖っぷちドルト敗退危機脱せるか
2017.11.01 18:00 Wed
▽2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節が10月31日と11月1日に開催される。ここでは1日に開催されるグループE~H第4節のマッチプレビューを紹介していく。
★CLグループステージ第4節
▽11/1(水)
◆グループE
《28:45》
リバプール vs マリボル
セビージャ vs スパルタク・モスクワ
◆グループF
《28:45》
ナポリ vs マンチェスター・シティ
シャフタール vs フェイエノールト
◆グループG
《26:00》
ベシクタシュ vs モナコ
《28:45》
ポルト vs ライプツィヒ
《28:45》
トッテナム vs レアル・マドリー
ドルトムント vs アポエル
◆グループE:混戦抜け出すのは

▽前節、マリボルに7-0の大勝を収めたことで得失点差で首位に立つリバプールは、その大勝した相手とホームでのリターンマッチに臨む。CL第3節以降のリーグ戦ではトッテナムとの上位対決で1-4の大敗を喫するも、直近のハダースフィールド戦では3-0の快勝を飾り、バウンスバックに成功。また、EFLカップ敗退に伴い、先週ミッドウィークに試合がなかったこともあり、日程面のアドバンテージも得ている。今節ではメンバーを入れ替えながら格下相手にきっちり勝ち切って、首位キープといきたい。
▽セビージャvsスパルタク・モスクワの3位と2位の直接対決は、グループEの今後の行方を占うビッグマッチだ。スパルタク・モスクワのホームで行われた第3節では、ホームチームが予想外の5-1の大勝を飾っており、屈辱を味わったセビージャとしては得意のサンチェス・ピスファンでやり返したいところだ。幸い、直近の公式戦2試合では格下カルタヘナ、好調レガネス相手に連勝を飾り、その2試合で複数得点を記録するなど、調子は上がってきている。今回の一戦では負傷者続出の最終ラインの奮闘に加え、迫力不足の攻撃陣の奮起に期待したい。なお、セビージャは今週末のリーグ戦でバルセロナとの対戦を控えており、ベリッソ監督の用兵にも注目が集まる。
◆グループF:魅惑の戦い再び

▽今節注目のカードは、前回対戦で魅力的な90分間の攻防を繰り広げたシティとナポリが、舞台をサン・パオロに移して対峙する一戦だ。前回対戦ではシティが前半に2-0というスコア以上の力の差を見せ付けた一方、ナポリも2度目のPKで後半に1点を返すなど、試合終了後に互いの指揮官が賛辞を送り合う、CLらしい好勝負を繰り広げた。今季世界最高の呼び声高いグアルディオラ率いるシティと接戦を繰り広げたものの、ここまで勝ち点3と敗退の危機を迎えるナポリだが、直近の国内リーグでは苦しみながらも2勝1分けの無敗で首位キープに成功。ただ、前線を中心にメンバー固定の弊害か、主力のコンディションに不安を残す。
▽一方、圧倒的な強さを誇る国内リーグと同様にCLでも3連勝を飾ったシティは、今回の一戦で勝利を飾れば、2節を残して決勝トーナメント進出が決定する。ナポリ戦以降の公式戦では格下ウォルバーハンプトンとのEFLカップで今季初の無得点試合を経験も、控えGKブラーボの活躍でPK戦を制し、公式戦の連勝を継続中だ。相変らず圧倒的な攻撃力を誇る一方、直近のWBA戦では今季2度目の複数失点を喫するなど、守備面ではやや緩さも出ており、強力なナポリ攻撃陣と対峙する今回の一戦では、守備の出来が勝利のカギを握る。また、今週末のリーグ戦ではアーセナルとのビッグマッチを控えるだけにグアルディオラ監督の選ぶスタメンにも注目が集まる。
▽シティの勝利を願いつつナポリを抑えて2位通過を目論むシャフタールは、ここまで全敗で敗退の危機を迎えるフェイエノールトとのリターンマッチに臨む。前回対戦ではFWベルナールの2ゴールによって2-1で競り勝ったものの、必ずしも楽に勝てた試合ではなかったため、ホームでの今回の一戦も気を引き締めて臨む必要がある。また、直近の国内リーグ2試合ではいずれもドローとなっており、やや調子が下降気味な点も気がかりだ。しかし、対戦相手のフェイエノールトは直近の国内リーグでアヤックスとのデ・クラシケルに1-4の大敗、先週末には格下ローダ相手にドローと低調なパフォーマンスに終始しており、自分たちの戦いができれば、勝ち点をとりこぼす可能性は低いはずだ。
◆グループG:ベシクタシュ4連勝で突破なるか

▽智将ギュネシュの下、曲者揃いのグループGを3連勝で折り返したベシクタシュは、敵地での前回対戦で2-1の勝利を飾ったモナコ相手のリターンマッチで決勝トーナメント進出を目指す。前回対戦で2ゴールを奪うなど、いまやビッグクラブの注目を集めるFWトスンは直近のアランヤシュポル戦でも1ゴールを記録しており、好調を継続。守勢が予想される今回の一戦でもカウンターやセットプレーの場面での決定力発揮が期待される。また、今回の一戦で引き分けてもポルトvsライプツィヒでライプツィヒが勝利すれば、突破が決まるだけに最低限勝ち点1を得るような戦い方も頭に入れておくべきだ。一方、昨季のベスト4チームながら敗退の危機を迎えるモナコは、直近の国内リーグをいずれも2-0のスコアで快勝した。ここまでのCLグループステージでは局面での勝負弱さやミスが目立っており、FWファルカオやDFグリクを中心に冷静な試合運びが求められる。
▽3位ポルトと2位ライプツィヒの直接対決も、今後のグループGの行方を左右するビッグマッチだ。ライプツィヒホームで行われた前回対戦では、前半に5ゴールが生まれた接戦で打ち勝ったライプツィヒがクラブ史に刻まれるCL初勝利を飾った。その歴史的な勝利を追い風に連勝と行きたいライプツィヒだが、以降の公式戦3試合ではドイツの盟主バイエルンとDFBポカール、リーグ戦の連戦を強いられたこともあり、1勝2敗と負け越している。また、そのバイエルンとの連戦ではいずれも退場者を出しており、プレッシャーが懸かる一戦におけるチーム全体のメンタルコントロールという不安要素も抱える。さらに、頚椎の筋肉と顎関節に問題を抱えるエースFWヴェルナーは敵地での大騒音への適応に問題を抱えており、今回のポルト戦で起用できるか微妙なところだ。一方、今回の一戦で勝ち点3奪取が求められるポルトは、直近のリーグ戦2試合をいずれも大勝で飾ったが、FFPの問題で守護神カシージャスがベンチに追いやられるなど、チーム状況は芳しくない。前回のライプツィヒ戦ではカシージャスに代わって起用された若手GKジョゼ・サが3失点を喫したが、今回の試合でベテラン守護神の復帰はあるのか。
◆グループH:突破を懸けたスパーズvsマドリー

▽折り返しとなる第4節では、聖地ウェンブリーに舞台を移して行われるトッテナムとマドリーの首位攻防戦第2ラウンドの勝者が決勝トーナメント進出を決めることになる。サンティアゴ・ベルナベウでの前回対戦で1-1のドローに持ち込んだトッテナムは、その試合で大きな自信を手にし、その直後に行われたリバプールとのリーグ戦でも4-1の大勝を飾るなど、チームとして一段階上のレベルに達した感を見せた。だが、EFLカップではウェストハムに2点差を引っくり返されての逆転負け、先週末のリーグ戦ではマンチェスター・ユナイテッドとの上位対決で競り負け、今季初の公式戦連敗を喫した。その2試合ではリバプール戦でハムストリングを負傷したエースFWケインの不在が大きく響いたが、今回のマドリー戦に向けては前日練習で復帰しており、起用可能な模様だ。また、3試合の出場停止が明けたMFデレ・アリが今季のCL初出場を飾る見込みだ。
▽一方、CLでは上々の戦いぶりを見せている一方、国内リーグでは序盤から苦戦を強いられているマドリーは、直近のジローナ戦で昇格組相手に1-2の敗戦を喫し、早くも今季2敗目を喫した。加えて、同試合ではDFヴァランが負傷交代し、MFイスコにも負傷疑惑が報じられるなど、ここに来て再び負傷者に悩まされている。ドルトムントの躓きによってCLではまだ余裕があるものの、今回の試合で敗れることになれば、うるさい地元メディアが騒がしくなるだけに最低でも勝ち点1を持ち帰る必要がある。注目は国内リーグで深刻な得点力不足に苦しむFWクリスティアーノ・ロナウド。幸い、CLではここまで3試合連続ゴールを記録しており、今回の一戦で4戦連発を達成し限界説を払しょくしたい。
▽また、2強に大きく水をあけられたドルトムントは、今回のアポエル戦で勝利を逃がし、前述の首位攻防戦がドローに終わった場合、2節を残して敗退が決定する絶体絶命な状況だ。しかし、直近のリーグ戦では2敗1分けで3戦未勝利となり、バイエルンに首位の座を明け渡すなど不振に陥っている。とりわけ、深刻なのは3戦連続複数失点が続いている低調な守備だ。ハイライン・ハイプレスを信条とするボス監督のスタイルが完璧に研究されており、そこに守護神ビュルキの不振が重なり、大量失点を招いている。アポエルとの前回対戦では攻撃陣の決定力不足に加え、守備面でも相手の狙いを潰し切れなかっただけに、ボス監督の戦術的な修正が急務。また、先発起用濃厚なMF香川はチームの苦境を救う決定的な仕事が求められる。
★CLグループステージ第4節
▽11/1(水)
◆グループE
《28:45》
リバプール vs マリボル
セビージャ vs スパルタク・モスクワ
《28:45》
ナポリ vs マンチェスター・シティ
シャフタール vs フェイエノールト
◆グループG
《26:00》
ベシクタシュ vs モナコ
《28:45》
ポルト vs ライプツィヒ
◆グループH
《28:45》
トッテナム vs レアル・マドリー
ドルトムント vs アポエル
◆グループE:混戦抜け出すのは

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▽リバプールとセビージャの2強優位と思われたグループEだが、第3節終了時点ではリバプールとスパルタク・モスクワが勝ち点5、セビージャが勝ち点4、最下位のマリボルが勝ち点1と予想外の混戦となっている。折り返しとなる第4節では、マリボルに敗退の可能性があるものの、決勝トーナメント進出争いは第5節、最終節までずれ込んでいく情勢だ。▽前節、マリボルに7-0の大勝を収めたことで得失点差で首位に立つリバプールは、その大勝した相手とホームでのリターンマッチに臨む。CL第3節以降のリーグ戦ではトッテナムとの上位対決で1-4の大敗を喫するも、直近のハダースフィールド戦では3-0の快勝を飾り、バウンスバックに成功。また、EFLカップ敗退に伴い、先週ミッドウィークに試合がなかったこともあり、日程面のアドバンテージも得ている。今節ではメンバーを入れ替えながら格下相手にきっちり勝ち切って、首位キープといきたい。
▽セビージャvsスパルタク・モスクワの3位と2位の直接対決は、グループEの今後の行方を占うビッグマッチだ。スパルタク・モスクワのホームで行われた第3節では、ホームチームが予想外の5-1の大勝を飾っており、屈辱を味わったセビージャとしては得意のサンチェス・ピスファンでやり返したいところだ。幸い、直近の公式戦2試合では格下カルタヘナ、好調レガネス相手に連勝を飾り、その2試合で複数得点を記録するなど、調子は上がってきている。今回の一戦では負傷者続出の最終ラインの奮闘に加え、迫力不足の攻撃陣の奮起に期待したい。なお、セビージャは今週末のリーグ戦でバルセロナとの対戦を控えており、ベリッソ監督の用兵にも注目が集まる。
◆グループF:魅惑の戦い再び

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▽魅惑的な攻撃的スタイルを志向するマンチェスター・シティ、ナポリにCL常連のシャフタールが2枠を争うグループFでは、圧倒的な強さを見せるシティが3連勝で突破に王手をかけた。また、シティとの初戦以降連勝中のシャフタールが2位に入り、1勝2敗のナポリが3位で続く状況だ。▽今節注目のカードは、前回対戦で魅力的な90分間の攻防を繰り広げたシティとナポリが、舞台をサン・パオロに移して対峙する一戦だ。前回対戦ではシティが前半に2-0というスコア以上の力の差を見せ付けた一方、ナポリも2度目のPKで後半に1点を返すなど、試合終了後に互いの指揮官が賛辞を送り合う、CLらしい好勝負を繰り広げた。今季世界最高の呼び声高いグアルディオラ率いるシティと接戦を繰り広げたものの、ここまで勝ち点3と敗退の危機を迎えるナポリだが、直近の国内リーグでは苦しみながらも2勝1分けの無敗で首位キープに成功。ただ、前線を中心にメンバー固定の弊害か、主力のコンディションに不安を残す。
▽一方、圧倒的な強さを誇る国内リーグと同様にCLでも3連勝を飾ったシティは、今回の一戦で勝利を飾れば、2節を残して決勝トーナメント進出が決定する。ナポリ戦以降の公式戦では格下ウォルバーハンプトンとのEFLカップで今季初の無得点試合を経験も、控えGKブラーボの活躍でPK戦を制し、公式戦の連勝を継続中だ。相変らず圧倒的な攻撃力を誇る一方、直近のWBA戦では今季2度目の複数失点を喫するなど、守備面ではやや緩さも出ており、強力なナポリ攻撃陣と対峙する今回の一戦では、守備の出来が勝利のカギを握る。また、今週末のリーグ戦ではアーセナルとのビッグマッチを控えるだけにグアルディオラ監督の選ぶスタメンにも注目が集まる。
▽シティの勝利を願いつつナポリを抑えて2位通過を目論むシャフタールは、ここまで全敗で敗退の危機を迎えるフェイエノールトとのリターンマッチに臨む。前回対戦ではFWベルナールの2ゴールによって2-1で競り勝ったものの、必ずしも楽に勝てた試合ではなかったため、ホームでの今回の一戦も気を引き締めて臨む必要がある。また、直近の国内リーグ2試合ではいずれもドローとなっており、やや調子が下降気味な点も気がかりだ。しかし、対戦相手のフェイエノールトは直近の国内リーグでアヤックスとのデ・クラシケルに1-4の大敗、先週末には格下ローダ相手にドローと低調なパフォーマンスに終始しており、自分たちの戦いができれば、勝ち点をとりこぼす可能性は低いはずだ。
◆グループG:ベシクタシュ4連勝で突破なるか

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▽メガクラブ不在も今回のグループステージで最も実力拮抗の4チームが同居したグループGでは、3連勝のベシクタシュが頭一つ抜け出した。だが、RBライプツィヒ(勝ち点4)とポルト(勝ち点3)、モナコ(勝ち点1)の3チームはいずれも熾烈な争いに身を置いている。▽智将ギュネシュの下、曲者揃いのグループGを3連勝で折り返したベシクタシュは、敵地での前回対戦で2-1の勝利を飾ったモナコ相手のリターンマッチで決勝トーナメント進出を目指す。前回対戦で2ゴールを奪うなど、いまやビッグクラブの注目を集めるFWトスンは直近のアランヤシュポル戦でも1ゴールを記録しており、好調を継続。守勢が予想される今回の一戦でもカウンターやセットプレーの場面での決定力発揮が期待される。また、今回の一戦で引き分けてもポルトvsライプツィヒでライプツィヒが勝利すれば、突破が決まるだけに最低限勝ち点1を得るような戦い方も頭に入れておくべきだ。一方、昨季のベスト4チームながら敗退の危機を迎えるモナコは、直近の国内リーグをいずれも2-0のスコアで快勝した。ここまでのCLグループステージでは局面での勝負弱さやミスが目立っており、FWファルカオやDFグリクを中心に冷静な試合運びが求められる。
▽3位ポルトと2位ライプツィヒの直接対決も、今後のグループGの行方を左右するビッグマッチだ。ライプツィヒホームで行われた前回対戦では、前半に5ゴールが生まれた接戦で打ち勝ったライプツィヒがクラブ史に刻まれるCL初勝利を飾った。その歴史的な勝利を追い風に連勝と行きたいライプツィヒだが、以降の公式戦3試合ではドイツの盟主バイエルンとDFBポカール、リーグ戦の連戦を強いられたこともあり、1勝2敗と負け越している。また、そのバイエルンとの連戦ではいずれも退場者を出しており、プレッシャーが懸かる一戦におけるチーム全体のメンタルコントロールという不安要素も抱える。さらに、頚椎の筋肉と顎関節に問題を抱えるエースFWヴェルナーは敵地での大騒音への適応に問題を抱えており、今回のポルト戦で起用できるか微妙なところだ。一方、今回の一戦で勝ち点3奪取が求められるポルトは、直近のリーグ戦2試合をいずれも大勝で飾ったが、FFPの問題で守護神カシージャスがベンチに追いやられるなど、チーム状況は芳しくない。前回のライプツィヒ戦ではカシージャスに代わって起用された若手GKジョゼ・サが3失点を喫したが、今回の試合でベテラン守護神の復帰はあるのか。
◆グループH:突破を懸けたスパーズvsマドリー

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▽2連覇中の王者レアル・マドリー、トッテナム、ドルトムントの三つ巴の争いが予想された“死の組”だが、第3節終了時点では共に勝ち点7のマドリーとトッテナムが同率首位に、不調のドルトムントが2敗1分けの3位と大きく明暗が分かれることになった。▽折り返しとなる第4節では、聖地ウェンブリーに舞台を移して行われるトッテナムとマドリーの首位攻防戦第2ラウンドの勝者が決勝トーナメント進出を決めることになる。サンティアゴ・ベルナベウでの前回対戦で1-1のドローに持ち込んだトッテナムは、その試合で大きな自信を手にし、その直後に行われたリバプールとのリーグ戦でも4-1の大勝を飾るなど、チームとして一段階上のレベルに達した感を見せた。だが、EFLカップではウェストハムに2点差を引っくり返されての逆転負け、先週末のリーグ戦ではマンチェスター・ユナイテッドとの上位対決で競り負け、今季初の公式戦連敗を喫した。その2試合ではリバプール戦でハムストリングを負傷したエースFWケインの不在が大きく響いたが、今回のマドリー戦に向けては前日練習で復帰しており、起用可能な模様だ。また、3試合の出場停止が明けたMFデレ・アリが今季のCL初出場を飾る見込みだ。
▽一方、CLでは上々の戦いぶりを見せている一方、国内リーグでは序盤から苦戦を強いられているマドリーは、直近のジローナ戦で昇格組相手に1-2の敗戦を喫し、早くも今季2敗目を喫した。加えて、同試合ではDFヴァランが負傷交代し、MFイスコにも負傷疑惑が報じられるなど、ここに来て再び負傷者に悩まされている。ドルトムントの躓きによってCLではまだ余裕があるものの、今回の試合で敗れることになれば、うるさい地元メディアが騒がしくなるだけに最低でも勝ち点1を持ち帰る必要がある。注目は国内リーグで深刻な得点力不足に苦しむFWクリスティアーノ・ロナウド。幸い、CLではここまで3試合連続ゴールを記録しており、今回の一戦で4戦連発を達成し限界説を払しょくしたい。
▽また、2強に大きく水をあけられたドルトムントは、今回のアポエル戦で勝利を逃がし、前述の首位攻防戦がドローに終わった場合、2節を残して敗退が決定する絶体絶命な状況だ。しかし、直近のリーグ戦では2敗1分けで3戦未勝利となり、バイエルンに首位の座を明け渡すなど不振に陥っている。とりわけ、深刻なのは3戦連続複数失点が続いている低調な守備だ。ハイライン・ハイプレスを信条とするボス監督のスタイルが完璧に研究されており、そこに守護神ビュルキの不振が重なり、大量失点を招いている。アポエルとの前回対戦では攻撃陣の決定力不足に加え、守備面でも相手の狙いを潰し切れなかっただけに、ボス監督の戦術的な修正が急務。また、先発起用濃厚なMF香川はチームの苦境を救う決定的な仕事が求められる。
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