【プレビュー】盤石ブルーズ優位もガナーズのキッカケ掴む一戦となるか《チェルシーvsアーセナル》

2017.09.17 09:00 Sun
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▽プレミアリーグ第5節、チェルシーvsアーセナルが日本時間17日21:30にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。現在、3連勝中の昨季王者チェルシーと、開幕からすでに2敗を喫している不調アーセナルによる、重要なビッグロンドン・ダービーだ。

▽2人の退場者を出した開幕戦の敗戦と度重なる補強失敗によってネガティブな8月を過ごしたチェルシーだが、指揮官コンテの卓越した采配力と新エースFWモラタの躍動などで以降の公式戦4連勝と完全復活。デッドライン・デイの駆け込み補強で体裁を整えてきた昨季王者は、チャンピオンズリーグ(CL)とリーグ戦の二足のわらじに向けて順調に歩みを進めている。

▽前節、一昨季王者レスター・シティに競り勝ったチェルシーは、直近のCLでもホームで格下カラバフ相手に多くの主力を温存した中、6-0の大勝を飾った。昨季の同時期に行われたエミレーツでの0-3の大敗から[3-4-3]へのシステム変更を行い、2年ぶりのリーグ制覇に繋げた因縁の相手とのダービーに向けて盤石の準備ができており、今回の対戦では大勝でのリーグ4連勝という、2連覇に向けた景気づけの一戦としたいところだ。
▽一方、苦手の開幕戦こそ勝利で飾ったものの、見切り発車の[3-4-3]の機能不全によるストーク・シティ戦、リバプール戦での連敗。MFエジル、FWサンチェス、MFチェンバレン(現リバプール)の去就問題、モナコMFレマルの獲得失敗など、ピッチ内外での混乱が目立ったアーセナル。前節のボーンマス戦での大勝に、直近のヨーロッパリーグ(EL)初戦ケルン戦での逆転勝利(3-1)で危機を脱したが、指揮官の采配やチーム全体のパフォーマンスからは停滞感が漂う。

▽その厳しい空気の中で迎える今節は、絶好調のチェルシーとのダービーという、序盤戦最大の試練となる。コンディション面を含めたチーム状態、ビッグマッチにおける戦術の引き出し、敵地での完全アウェイと、あらゆる面で劣勢が予想される中、悩める指揮官を含めプレミア屈指の名門の底力が期待される。また、昨季同時期の対戦では3-0の完勝を収めながらも、結果的に優勝をアシストする契機を与えただけに、今回の一戦では好調な相手を敵地で葬り去り、その勢いを削ぐと共に自分たちの浮上のキッカケとしたい。
◆チェルシー◆
【3-4-3】

▽チェルシー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:アスピリクエタ、ダビド・ルイス、リュディガー
MF:モーゼス、バカヨコ、カンテ、マルコス・アロンソ
FW:ペドロ、モラタ、アザール
負傷者:MFドリンクウォーター
出場停止者:なし

▽出場停止者はいない。逆に、3試合の出場停止が明けるキャプテンのケイヒルが復帰する。負傷者に関してはドリンクウォーターを除きすべての主力が起用可能だ。

▽スタメンに関しては、格下カラバフとの対戦で温存されたダビド・ルイスやモーゼス、モラタが復帰し、直近2試合の途中出場でマッチフィットネスを整えてきたアザールが今季初先発を飾る可能性が高い。カンテの相棒に関しては、カラバフ戦で途中出場のバカヨコの起用が濃厚だが、より攻撃的に戦う場合、カラバフ戦でフル出場した古巣対戦のセスクを起用する可能性もある。

◆アーセナル◆
【3-4-3】

▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チェフ
DF:ムスタフィ、コシエルニー、モンレアル
MF:ベジェリン、ラムジー、ジャカ、コラシナツ
FW:エジル、ラカゼット、サンチェス
負傷者:DFチャンバース、MFカソルラ、コクラン、FWウォルコット
出場停止者:なし

▽出場停止者はいない。負傷者に関してはカソルラとコクラン、チャンバースの欠場が決定的となっている。スタメンに関しては、ELケルン戦で温存したエジルやコシエルニー、ジャカとラムジーらが復帰する見込みだ。読み辛いのが前線の構成でエジルの復帰は当確として、残りの2ポジションを前節2ゴールのウェルベックとラカゼット、急ピッチでコンディション調整を進めているサンチェスの3人で争うことになる。

▽システムに関しては多くの批判がある中、[3-4-3]のシステムを継続しており、チェルシーとミラーゲームの形となる今節も引き続き同じ布陣で戦う見込みだ。その一方で、“動かない男”として知られるフランス人指揮官が、[4-2-3-1]への回帰や[3-5-2]、3センターハーフの採用などマイナーチェンジに動く可能性もゼロではない。

★注目選手
◆チェルシー:MFエデン・アザール
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▽チェルシーの注目プレーヤーは、復帰後初先発が有力視されるエースのアザールだ。足首の骨折から復帰を果たしたアザールは、これまでベルギー代表での1試合に先発出場し、チェルシーでは直近2試合で途中出場を果たしている。その3試合ではマッチフィットネスの欠落によって、まだまだ70パーセント程度のパフォーマンスとなっているが、要所でらしいチャンスメークも披露しており、相手にとって怖い存在であることに間違いはない。

▽幸い、ベンチにはMFウィリアン(ペドロ)という実力者が控えており、ある程度ペース配分を気にせずにプレーできる可能性が高い。相手のシステムが3バック、4バックのいずれになるか不明だが、3バックであればウイングバックと左右のストッパーの間、4バックであれば、センターバックとサイドバックの間にスペースができるため、積極的にボールを引き出して決定機に絡みたい。また、相手の2セントラルMFのポジショニングがかなり甘いため、うまく攻め残りながらカウンター時に起点となるプレーも期待される。

◆アーセナル:MFアーロン・ラムジー&MFメスト・エジル
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▽アーセナルの注目プレーヤーは、ビッグマッチでことごとく期待を裏切ってきたラムジーとエジルの2選手だ。0-4の大敗を喫したリバプール戦では、ラムジーが相棒のジャカと共に再三のポジショニングミスでカウンターの温床となり、エジルはインテンシティの高い試合で“消える”という悪癖を晒した。そのため、こういった試合での起用を避けるべきとの指摘もあるが、ヴェンゲル監督はこの試合でも起用してくるはずだ。

▽ラムジーに関しては無秩序に攻め上がり、持ち場を離れる戦術理解度の低さを改善し、ジャカと共に球際の激しさで相手の中盤のパスの出どころにプレッシャーを掛けつつ、シンプルな繋ぎで前線にパスを供給したい。また、チャンスとあれば、持ち味の飛び出しで決定機に顔を出したい。

▽一方のエジルはカンテや前に出てきて潰しに来るDFとの接触プレーを嫌がらず、チームのために身体を張るプレー。攻守に運動量を増やしてボールを引き出す動き、相手のビルドアップをけん制する泥臭い働きでプレーに関与する時間を増やしたい。加えて、セットプレーやプレッシャーの緩い場面で持ち味の左足の精度を生かしたプレーでチャンスに絡みたい。

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