コウチーニョ先発復帰のリバプール、ホームでバーンリーにドロー《プレミアリーグ》

2017.09.17 01:03 Sun
Getty Images
▽プレミアリーグ第5節のリバプールvsバーンリーが16日にアンフィールドで行われ、1-1で終了した。

▽前節のマンチェスター・シティ戦をFWサディオ・マネの退場もあって0-5で惨敗したリバプールは、水曜日のチャンピオンズリーグ(CL)でもセビージャを相手に2-2と勝ちきれなかった。クロップ監督は、セビージャ戦からローテーションして、引き続き起用したのはマティプ、ジャン、フィルミーノ、サラーの4選手。3試合の出場停止となったマネが欠場した前線にスタリッジが入り、コウチーニョが左インサイドのポジションで今季初先発を飾った。

▽試合序盤は、完全にポゼッションを支配したリバプールがコウチーニョを中心にボールを回し、後ろに重心を置くバーンリーを押し込み続ける。攻めながらもなかなかチャンスがつくれないリバプールだが、22分に好機。ボックス左手前からスタリッジがクロスを入れると、これにファーのサラーが合わせる。しかし、ミートしきれないヘディングシュートはバーの上にはずれた。
▽すると、試合の均衡を破ったのはバーンリーだった。ロングボールをボックス左角付近のブレイディが競って中央にヘディングでボールを送ると、流れたボールを正面のアルフィールドがプッシュ。劣勢のバーンリーが先行する。

▽しかし、リバプールは直後に試合を振り出しに戻す。30分、ゴール正面でジャンのフィードに反応したサラーが仕掛けてシュート。これが決まり、リバプールがすかさず同点に追いついた。
▽これで勢いづいたリバプールはハーフタイムにかけて2点目を奪いにいく。縦へのスピードを速めてスタリッジやサラーがシュートに持ち込むも、精度を欠いたこともあり得点できず、試合は1-1のまま折り返す。

▽迎えた後半、リバプールは立ち上がりにコウチーニョが立て続けにミドルシュートに持ち込むなど積極性を見せる。54分にはジャンが正面から強烈なミドルシュートを放ってゴールマウスを強襲。しかし、これはバーンリーGKポペの正面を突いたため、弾かれる。

▽攻めるリバプールは59分に決定機。ボックス右手前のスタリッジが中央に切り込んで得意の左足でシュート。鋭いシュートが枠を捉えたが、これもGKポペにセーブされる。続く71分にはボックス右のミルナーが入れたクロスにファーでジャンが合わせるも、ヘディングシュートは枠をはずす。

▽打開したいクロップ監督は78分にコウチーニョとフィルミーノを下げてチェンバレンとソランケを送り出す。しかし、81分にはCKから立て続けにバーンリーに決定機。いずれもミーが決定的なシュートを放ったが、マティプの好カバーリングもあってゴールとはならない。

▽終盤、リバプールは84分にボックス左のミルナーからのクロスをファーのアーノルドがダイレクトボレー。これが枠を捉えたが、GKポペの好守に遭う。さらに86分には右サイドで仕掛けたアーノルドの折り返しから正面のソランケが合わせるが、今度はバーに直撃する。

▽結局、スコアはそのままで試合終了。リバプールはホームで勝ち点を落とした。

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