初出場ライプツィヒはモナコとドロー! ポルトの堅守攻略のベシクタシュが敵地で快勝!《CL》

2017.09.14 06:46 Thu
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループG第1節、RBライプツィヒvsモナコが13日に行われ、1-1のドローに終わった。
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▽昨季ベスト4のモナコ(フランス)、ライプツィヒ(ドイツ)、ベシクタシュ(トルコ)、ポルト(ポルトガル)という実力者揃いの顔ぶれとなったグループG。
▽世界的な飲料メーカー『レッドブル』社の巨額な資金を武器に、わずか数年でCL出場という目標を達成した昨季ブンデスリーガ2位のライプツィヒは、国内リーグではシャルケとの開幕戦こそ敗れたものの、以降は内容も伴った形で2連勝を飾った。記念すべきCL初戦に向けては、フォルスベリが復帰も直近のハンブルガーSV戦で負傷したナビ・ケイタが招集外となった。

▽一方、グループG本命のモナコは、国内リーグで開幕4連勝を達成も、直近のニース戦では0-4というまさかの大敗。CL初戦に向けて大きな不安を残した中、バウンスバックを図るジャルディム監督率いるチームは、先発3人を変更。GKベナーリオが移籍後初出場を飾り、ロニー・ロペスと負傷のレマルに代わって、アルマミー・トゥーレ、ティーレマンスが起用された。

▽立ち上がりからハイインテンシティの展開が続く中、互いに中盤でボールを失う場面やラストパスが合わないなど、なかなかフィニッシュに持ち込めない。
▽24分にはホームのライプツィヒが左CKから決定機も、ポウルセンのフリックしたボールをファーのヴェルナーが押し込み切れない。それでも、32分にはポウルセンのラストパスに抜け出したフォルスベリがそのままボックス左に持ち込んで中央に走り込んだヴェルナーをおとりに、空いたニアサイドに強烈な右足シュートを突き刺し、CL初ゴールを奪った。

▽しかし、1点ビハインドにも慌てないモナコはわずか1分後に右サイド深くでトゥーレが入れたクロスをファーのディアカビが頭で折り返す。これをティーレマンスがヘディングシュート。GKグラクシに一度は防がれるも、こぼれ球を冷静に蹴り込んだ。

▽1-1のイーブンで折り返した後半もライプツィヒがカウンターから決定機を作っていくが、52分にボックス右へ抜け出したヴェルナーのシュートは枠の左に外れる。

▽後半も拮抗した展開が続く中、流れを変えたい両ベンチは積極的な選手交代を敢行。すると、引き分けで良しとするモナコに対して、勝ち点3を目指すライプツィヒが途中出場のオギュスタンを起点にゴールへ迫る。82分にはボックス内に抜け出したオギュスタンに絶好機も、ここはGKベナーリオの圧巻のセーブに阻まれた。結局、試合は1-1のままタイムアップを迎え、痛み分けのドローとなった。

▽また、同日行われたグループGのもう1試合、ポルトvsベシクタシュは、アウェイのベシクタシュが3-1で勝利した。

▽今夏FFPの問題で多くの主力を手放したポルトだが、セルジオ・コンセイソン新監督の下でソリッドなトランジションフットボールを展開するチームは、開幕から無失点での5連勝とロケットスタートを飾った。対してトルコリーグ2連覇中のベシクタシュも、開幕から3勝1分けの無敗スタートと好調を維持。今回の初戦に向けてはレアル・マドリーで同僚だったポルトGKカシージャスとベシクタシュDFペペの競演が果たされた。

▽立ち上がりから攻勢に出るベシクタシュは13分、右サイド深くでクアレスマが入れたクロスをタリスカがダイビングヘッドで合わせ、リーグ戦5試合連続クリーンシートのポルトの堅守を早々に破る。

▽その後、21分にDFトシッチのオウンゴールで追いつかれるが、数分後の28分にはボックス手前左のトスンが豪快な右足のミドルシュートを突き刺し、GKカシージャスの守るゴールをこじ開けた。

▽1点リードで試合を折り返したベシクタシュはメデル、ネグレドと今夏獲得した新戦力をピッチに送り出すと、86分にはボックス内でネグレドとパス交換した中央のバベルが冷静なフィニッシュでゴールに流し込み、試合を決定付ける3点目を奪った。そして、敵地で堅守ポルトを攻略したベシクタシュが、白星発進を飾った。

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