2度のヒザ手術を乗り越え実戦復帰のフロレンツィ、「ローマのためにすべてを与える準備はできている」

2017.09.02 14:39 Sat
Getty Images
ローマは1日、スタディオ・オリンピコでシャペコエンセとのチャリティーマッチを戦い、4-1で勝利した。この試合で10カ月ぶりの実戦復帰を果たしたイタリア代表MFアレッサンドロ・フロレンツィが、喜びのコメントを残している。
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▽フロレンツィは昨年10月末に行われたセリエA第10節のサッスオーロ戦で左ヒザ前十字じん帯を断裂。その後、手術に踏み切った同選手は、12月下旬にランニングを開始する驚異の回復力を見せていた。しかし、復帰目前の今年2月にプリマヴェーラの練習に参加していたフロレンツィは、左ヒザ前十字じん帯を再度負傷。再び長期離脱を強いられていた。▽それでも、プレシーズンの懸命なリハビリが実り、当初の復帰予定より1カ月ほど早い復帰が見込まれるフロレンツィは、先日に行われたセリエA第2節のインテル戦でベンチ入りを果たしていた。
▽今回のシャペコエンセで待望の実戦復帰を果たし、29分にはPKから復帰ゴールまで決めたフロレンツィは、試合後クラブ公式サイトで復帰の喜びを語った。

「今日の試合はシャペコエンセを支援するためだけの一戦だったよ。彼らは悲劇的な事故に苦しんできたけど、素晴らしい立ち直りを見せていると思う。個人的にはピッチに戻って来ることができて本当に嬉しいよ。長い間、休んでいたからね」
「まだまだ100パーセントの状態ではないけど、毎日懸命にトレーニングして自分のコンディションを取り戻している最中だ。そのうちスーパーマンになるはずさ」

「もちろん、100パーセントではないけど、ローマのためにすべてを与える準備はできているよ」

▽また、元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏の引退でイタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシと共にローマの今後を背負う生え抜きのフロレンツィは、長期の離脱期間にデ・ロッシから献身的なサポートを受けていたことを明かした。

「ダニエレとは少し前に話したけど、彼はこのゲームで僕がうまくプレーできることを願っていてくれたんだ。彼はこの10カ月間、最もサポートしてくれた1人だったから、本当に感謝しているよ」

「僕は常に笑顔を絶やさず、冗談も言ってきたから、周りの人たちにはそう思われていないかもしれないけど、この10カ月間は簡単なモノではなかったよ。多くの悲しみを感じ、ここに戻って来ることを切に願ってきたんだ。ようやく戻って来ることができたし、ずっとこの場所にとどまるつもりだ」

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