ボーンマス行き迫るデフォー、末期ガンで余命数週間のサンダーランドファン少年と最後の日々を過ごす意向
2017.06.07 13:48 Wed
▽今夏の移籍市場でボーンマス移籍が迫っているサンダーランドのイングランド代表FWジャーメイン・デフォー(34)が、末期ガンで余命数週間のサンダーランドファンの少年ブラッドリー・ローリー君(6)と、「できるだけ多くの時間を過ごす」意向であることを明かした。イギリス『BBC』が伝えている。
▽神経芽細胞腫(小児ガン)に苦しむブラッドリー君は、家族と共にサンダーランドの熱狂的なファンとして知られる。とりわけ、チームのエースストライカーであるデフォーの大ファンだ。以前から神経芽細胞腫の治療の支援を受けてきたブラッドリー君は、昨年9月に行われたサンダーランドvsエバートンでクラブから招待を受け、クラブマスコットのブラック・キャッツと共にピッチに降り立った。
▽そこで憧れのデフォーと初めて顔を合わせると、ブラッドリー君を一目見て気に入ったデフォーは、その後もブラッドリー君の自宅を訪問するなど、交流を続けてきた。また、昨年3月に久しぶりのイングランド代表復帰を果たした同選手は、エスコートキッズとしてブラッドリー君をウェンブリーに招き、リトアニア代表相手に見事なゴールを決め、ブラッドリー君をさらに喜ばせていた。
▽だが、多くの支援や病院関係者の懸命な努力も実らず、昨年12月にガンが末期状態と宣告され、現在自宅で苦痛緩和看護を受けているブラッドリー君。今月初めには両親が、余命数週間と宣告されたことを『フェイスブック』を通じて明かしていた。
▽デフォーは、今季最下位で2部降格を味わうなど、苦しい日々を送ったサンダーランドにおいてブラッドリー君との出会いこそ、シーズンのハイライトだったと語り、同少年との交流について語っている。
「僕はフットボール以外でもブラッドリーとの関係を発展させようとしていたんだ。そして、彼の人生に僕がもたらしたもの、彼が僕の人生にもたらしたものは、とても特別なものとなった」
「彼がもうまもなく天国へ旅立つことを見ているのは非常に悲しい。彼はまだ6歳なんだからね。でも、個人的に彼の人生の中で自分という存在が生き続けることで神から祝福を受けていると考えている」
「僕には彼と分かち合ってきた素晴らしい思い出と瞬間がたくさんあるんだ。僕の残りの人生において、彼とずっと一緒に居られると思っている。だから、そのことを感謝しているんだ」
▽また、ブラッドリー君の余命が残り数週間と聞かされたデフォーは、残された短い時間の中でできるだけブラッドリー君と一緒に過ごすつもりであると語った。
「そのこと(余命)を聞いたとき、初め何を言っているかわからなかった」
「僕は毎日、朝に目が覚めると、彼の母親に彼の状態についてメールで聞いているんだ。彼は母親にいつも大丈夫だと言っているけど、本当は苦しいはずなんだ」
「僕ができることは、彼とその家族と一緒に居ることだ。イングランド代表の活動が終わってすぐに会いに行き、(ボーンマスに)移籍する前にもう一度会いに行くつもりだ」
「とにかく、できるだけ多くの時間を彼と共に過ごそうと思っている」
▽ブラッドリー君が残された短い時間の中で、憧れのデフォーと共にできるだけ穏やかな日々を送れることを心から願うばかりだ。
▽神経芽細胞腫(小児ガン)に苦しむブラッドリー君は、家族と共にサンダーランドの熱狂的なファンとして知られる。とりわけ、チームのエースストライカーであるデフォーの大ファンだ。以前から神経芽細胞腫の治療の支援を受けてきたブラッドリー君は、昨年9月に行われたサンダーランドvsエバートンでクラブから招待を受け、クラブマスコットのブラック・キャッツと共にピッチに降り立った。
▽そこで憧れのデフォーと初めて顔を合わせると、ブラッドリー君を一目見て気に入ったデフォーは、その後もブラッドリー君の自宅を訪問するなど、交流を続けてきた。また、昨年3月に久しぶりのイングランド代表復帰を果たした同選手は、エスコートキッズとしてブラッドリー君をウェンブリーに招き、リトアニア代表相手に見事なゴールを決め、ブラッドリー君をさらに喜ばせていた。
▽デフォーは、今季最下位で2部降格を味わうなど、苦しい日々を送ったサンダーランドにおいてブラッドリー君との出会いこそ、シーズンのハイライトだったと語り、同少年との交流について語っている。
「ブラッドリー・ローリーとの関係は個人的にシーズンのハイライトだった」
「僕はフットボール以外でもブラッドリーとの関係を発展させようとしていたんだ。そして、彼の人生に僕がもたらしたもの、彼が僕の人生にもたらしたものは、とても特別なものとなった」
「彼がもうまもなく天国へ旅立つことを見ているのは非常に悲しい。彼はまだ6歳なんだからね。でも、個人的に彼の人生の中で自分という存在が生き続けることで神から祝福を受けていると考えている」
「僕には彼と分かち合ってきた素晴らしい思い出と瞬間がたくさんあるんだ。僕の残りの人生において、彼とずっと一緒に居られると思っている。だから、そのことを感謝しているんだ」
▽また、ブラッドリー君の余命が残り数週間と聞かされたデフォーは、残された短い時間の中でできるだけブラッドリー君と一緒に過ごすつもりであると語った。
「そのこと(余命)を聞いたとき、初め何を言っているかわからなかった」
「僕は毎日、朝に目が覚めると、彼の母親に彼の状態についてメールで聞いているんだ。彼は母親にいつも大丈夫だと言っているけど、本当は苦しいはずなんだ」
「僕ができることは、彼とその家族と一緒に居ることだ。イングランド代表の活動が終わってすぐに会いに行き、(ボーンマスに)移籍する前にもう一度会いに行くつもりだ」
「とにかく、できるだけ多くの時間を彼と共に過ごそうと思っている」
▽ブラッドリー君が残された短い時間の中で、憧れのデフォーと共にできるだけ穏やかな日々を送れることを心から願うばかりだ。
サンダーランドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
サンダーランドの人気記事ランキング
1
前代未聞の「ビーチボール事件」プレミア史に残る珍ゴール【インクレディブル・ゴールズ】
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は元イングランド代表FWのダレン・ベント氏がサンダーランド時代に決めたゴールだ。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJSenNXVFhMbSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 2001年にイプスウィッチでプロデビューを飾ったストライカーのD・ベントは、2005年に移籍したチャールトンで大活躍。移籍初年度にはプレミアリーグで18ゴールを挙げる活躍を見せ、翌シーズンも13ゴールをマークした。その活躍が認められてトッテナムに移籍し、2008-09シーズンはリーグ戦12ゴールを挙げた。 さらに2009年に移籍したサンダーランドでは自身キャリアハイとなる24ゴールをマーク。その後もアストン・ビラでゴールを重ねたD・ベントは、チャンピオンシップ(イングランド2部)のダービー・カウンティで活躍。キャリア通算では568試合の出場で216ゴールを記録していた。 多くのゴールを重ねたD・ベントだが、サンダーランド時代の2009年10月17日のリバプール戦では世にも奇妙な“ラッキー”ゴールも決めている。 前半5分、カウンターからサンダーランドが前線にボールを運び、ボックス内右からクロスを供給する。これをMFスティード・マルブランクがフリックすると、こぼれたボールはD・ベントの足元へと転がる。 D・ベントは狙いすまして右足を振り抜くと、ボールはなんとボックス内に転がっていたビーチボールに当たり、GKマヌエル・レイナを惑わせた後、ゴールネットを揺らした。 このボールはリバプールサポーターが面白がってピッチに投げ入れたもの。本来、公式ルールではこのゴールは認められず、ドロップボールでリスタートされるはずだったが、主審はこのゴールを認めた。 結局、試合はそのままサンダーランドが1-0で勝利。プレミアリーグの歴史でも稀にみる珍ゴールだった。 2020.06.20 21:30 Sat2
リバプール育ちの19歳FWダンズが長期契約締結、後半戦はプレミア昇格目指すサンダーランドにレンタル
リバプールは4日、イングランド人FWジェイデン・ダンズ(19)との長期契約を発表した。 契約期間こそ明かされていないが、アカデミー出身者と長期契約。メディカルチェックで背中の負傷が判明した中、リバプールでリハビリを行った後、チャンピオンシップ(イングランド2部)のサンダーランドにレンタル移籍することとなる。 ダンズは2024年2月にユルゲン・クロップ前監督の下でファーストチームデビュー。U-21チームに所属しながらも、これまで公式戦9試合で3ゴールを記録していた。 今シーズンもアルネ・スロット監督の下で、プレミアリーグ、FAカップ、EFLカップ、チャンピオンズリーグ(CL)でそれぞれ1試合ずつ出場。FAカップではゴールも記録していた。 ダンズはサンダーランドへの武者修行にコメントしている。 「これは僕にとって初めてのローン移籍であり、自分の実力を証明するチャンスだ。だから、この機会をとてもありがたく思っているし、僕に信頼を寄せてくれたクラブにも感謝している」 「僕はリサーチをしたが、チームは素晴らしく、これが正しいステップだと感じている。すぐに移籍できないのは残念だが、クラブに加入できたことを誇りに思っている。この期間中は、復帰して自分の役割を果たせるように一生懸命努力する」 サンダーランドは現在チャンピオンシップで4位。プレミアリーグ昇格の力になれるか注目だ。 2025.02.04 22:55 Tue3
がんで他界した6歳のファンの写真を使って嘲笑…英2部クラブのファンが公序良俗違反で逮捕
がんを患い、6歳で他界したブラッドリー・ローリーくん。その写真を使って嘲笑したとして、男が逮捕された。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 ローリーくんはサンダーランドファンとして知られ、元イングランド代表FWジャーメイン・デフォー氏とは深い関係に。闘病中に関係を深め、抱き抱えられてピッチに入場するなどした名物ファンだ。 そのローリーくんは2017年に6歳で他界。多くのサッカーファンがその別れを悲しんだが、ローリーくんの写真を使った男が事件を起こした。 事件は9月29日に行われたシェフィールド・ウェンズデイvsサンダーランドの一戦。31歳のデイル・ホートンと27歳の男が試合中にローリーくんの写真を掲げて、サンダーランドのファンを嘲笑していた。 2人の男は、公序良俗違反で逮捕されたとのこと。27歳の男に関しては、さらなる捜査が行われている間は釈放されたという。ただ、2人とも2日にシェフィールド治安判事裁判所に出廷することが決まっている。 SNS上に出回っている写真を見ると、スタンドにいる男がスマートフォンにローリーくんの写真をうつして、にやけながら見せつける様子があり、隣にいる男も笑っている様子が残されている。 警察は捜査を進めているとのこと。一方で、この疑惑が浮上してからシェフィールド・ウェンズデイのファンたちはブラッドリー・ローリー財団に対し、謝罪の意味を込めて数千ポンドを寄付しているという。 <span class="paragraph-title">【写真】少年の写真を掲げて嘲笑する男たち</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Laughing football yobs are caught on camera mocking the memory of tragic Bradley Lowery at the club where brave six-year-old was a mascot before he lost battle to rare illness - as police launch investigation <a href="https://t.co/IDB6PEidtF">https://t.co/IDB6PEidtF</a> <a href="https://t.co/zqIYnQcoBu">pic.twitter.com/zqIYnQcoBu</a></p>— Daily Mail U.K. (@DailyMailUK) <a href="https://twitter.com/DailyMailUK/status/1708119011374846413?ref_src=twsrc%5Etfw">September 30, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.10.02 12:30 Mon4
マッチングアプリで出会った女性への強姦、性的暴行で訴えられていたサンダーランドMFが無罪判決「甘かった」
マッチングアプリで出会った女性への強姦と性的暴行の罪に問われていたサンダーランドのFWジャック・ダイアモンド(23)だが、無罪となったようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 ニューカッスルの裁判所は、ダイアモンドと女性は、2019年に出会い、カジュアルな性的関係を持ったとのことだ。しかし、2022年5月7日に自宅でその女性と行った行為が問題となった。 女性の訴えによれば、ハグをしてもらうために家を訪れたものの、ダイアモンドが無理強いしたとのこと。ただ、ダイアモンドは絶対的に合意の上だったとしていた。 ダイアモンドはこの一件により、所属していたサンダーランドから活動停止処分を受けると、2023年3月に起訴された後は、リンカーン・シティでのレンタル移籍も打ち切られることとなってしまった。 どうやらこの女性はよりボーイフレンドらしい行動をダイアモンドに求めたが、それを拒否されたことで訴えたと見られている。ダイアモンドは「甘かったのかもしれない」と女性との関係を振り返り、もっと誠実に対応すべきだったと後悔を述べている。 なお、女性9人、男性3人からなる陪審は1時間もかからずに無罪判決を下したという。 2024.01.09 21:15 Tue5