セインツ、ファン・ダイクへの不正アプローチでリバプールへの調査をリーグ側に依頼! 移籍成立寸前から破談濃厚に…

2017.06.06 21:30 Tue
Getty Images
サウサンプトンは6日、リバプールからオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク(25)に対する違法なアプローチがあったとして、プレミアリーグ側に調査を依頼したようだ。イギリス『BBC』が伝えている。

▽今夏の移籍市場で去就に注目が集まるファン・ダイクには、マンチェスター・シティやリバプール、アーセナル、チェルシーが関心を示しているといわれる。その中で今月5日にイギリス『スカイ・スポーツ』など複数メディアは、5000万ポンド(約71億円)の巨額オファーを準備したリバプールが同選手の獲得に迫っていると報じた。さらに、一連の記事ではファン・ダイクがリバプール入りを熱望しているとの情報も伝えられていた。

▽これらの記事を確認して激昂したサウサンプトンは、これまでリバプール側からファン・ダイクに関していかなる公式オファーも届いていないと主張。同様に2022年まで契約を残す同選手と交渉を行う場合、保有権を持つ自分たちに許可を求める必要があると主張し、リバプール側が不正なアプローチで選手側に接触したとして、プレミアリーグ側に調査を依頼したようだ。
▽これまでDFデヤン・ロブレン、DFナサニエル・クライン、MFアダム・ララナ、MFサディオ・マネらを引き抜かれたうえ、今回ファン・ダイクへの不正アプローチを受けたサウサンプトンは、リバプールへの不信感を募らせており、チェアマンを務めるラルフ・クルーガー氏は6000万ポンド(約85億円)のオファーが届いても、放出を拒絶する構えだ。

▽今夏の移籍市場で一流センターバックの獲得が急務のリバプールだが、お得意様を激怒させたことで、今夏の補強戦略に狂いが生じるかもしれない。

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