U-19日本、MF伊藤洋輝のミドルで先制も再三の決定機逸してキューバとの初戦をドロー《トゥーロン国際大会2017》
2017.05.30 01:55 Tue
▽U-19日本代表は29日、トゥーロン国際大会2017のグループA初戦となったU-19キューバ代表戦に臨み、1-1で引き分けた。
▽現在、FIFA・U-20ワールドカップを戦うU-20日本代表と共に2020年東京オリンピック世代のU-19日本代表は、その東京オリンピックに向けて重要な試金石の1つとなるトゥーロン国際大会に臨む。前大会覇者のU-19イングランド代表、U-19アンゴラ代表と同居したグループAの初戦では、格下と目されるキューバ相手に白星スタートを目指した。
▽影山監督は、この初戦に向けて[4-4-2]の布陣を採用。GKに大迫敬介、最終ラインは右から田中康介、中川創、立田悠悟、三国スティビアエブス。中盤は吉尾海夏、住永翔、伊藤洋輝、針谷岳晃。2トップには小松蓮、安部裕葵が入った。
▽開始直後に相手のサンドのヘディングシュートを許した日本だったが、その後は一転して攻勢に出る。5分には針谷のグラウンダーのスルーパスに抜け出した安部がボックス内でGKと一対一になるが、中央への持ち出しを読まれてブロックされる。このこぼれ球を小松がシュートするが、今度はDFにブロックされた。
▽ボールを保持して相手を押し込む日本は、11分にもボックス右でパスを受けた安部が鋭い反転から左足を振り抜くが、このシュートはわずかにクロスバーの上を越えた。
▽前半終了間際の39分にも安部のポストプレーからボックス右に持ち込んだ伊藤が枠を捉えたシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭い、先制点とはならず。逆に、前半アディショナルタイムにはいずれもミスから相手の長身FWミラネスにボックス内で決定機を作られるが、前半は0-0のままタイムアップを迎えた。
▽迎えた後半、日本は立田に代えてDF麻田将吾をハーフタイム明けにセンターバックに投入。また、前半右サイドバックを務めた田中康と、左サイドバックの三国のポジションを入れ替えた。
▽すると、開始直後にはその田中康の左サイドから際どいクロスが入るが、ゴール前に飛び込んだ2人の味方の頭には合わず。さらに51分には麻田のロングフィードに反応した吉尾が右サイド深くでDFと入れ替わって、ボックス内に侵入。得意の左足を振り抜くが、このシュートはクロスバーを叩き、またしてもゴールとはならない。
▽決定力を欠きゴールが遠い日本は58分、安部を下げてFW安藤瑞季を投入。すると60分、右サイドで三国が入れたクロスのクリアボールをボックス手前左で拾った伊藤がすかさず左足を振り抜くと、このミドルシュートがゴール右上隅に突き刺さり、待望の先制点が生まれた。
▽この先制点でようやく重圧から解放された日本は、安藤の果敢な仕掛けを軸に攻勢を強めると、65分にはその安藤のパスに抜け出した小松がボックス内でGKと一対一になるが、ここは至近距離からのシュートを止められて、絶好のチャンスを逸する。この直後には吉尾を下げてMF田中陸を投入した。
▽その後も試合をコントロールする日本だが、一瞬の隙を突かれて同点に追いつかれる。72分、MFトゥメロのフィードに反応した途中出場のMFバルデスに最終ラインを完璧に破られると、ボックス手前から左足のシュートをゴール左隅に流し込まれた。
▽序盤から決定機をフイにし続けたツケを払い、試合を振り出しに戻された日本は、その後ボックス内に抜け出した安藤、針谷の直接FKでゴールに迫るが、完全にノッてしまったGKディアスにことごとくファインセーブで阻まれ、勝ち越しゴールが遠い。試合終了間際には住永に代えてMF黒川淳史を投入するが、試合は1-1のままタイムアップ。
▽前半から攻守に相手を圧倒したものの、再三の決定機を逃し続けた日本は、トゥーロン国際大会2017初戦をドローでスタートすることになった。なお、日本は今大会初勝利を目指して6月1日にアンゴラとの第2節に臨む。
▽現在、FIFA・U-20ワールドカップを戦うU-20日本代表と共に2020年東京オリンピック世代のU-19日本代表は、その東京オリンピックに向けて重要な試金石の1つとなるトゥーロン国際大会に臨む。前大会覇者のU-19イングランド代表、U-19アンゴラ代表と同居したグループAの初戦では、格下と目されるキューバ相手に白星スタートを目指した。
▽影山監督は、この初戦に向けて[4-4-2]の布陣を採用。GKに大迫敬介、最終ラインは右から田中康介、中川創、立田悠悟、三国スティビアエブス。中盤は吉尾海夏、住永翔、伊藤洋輝、針谷岳晃。2トップには小松蓮、安部裕葵が入った。
▽ボールを保持して相手を押し込む日本は、11分にもボックス右でパスを受けた安部が鋭い反転から左足を振り抜くが、このシュートはわずかにクロスバーの上を越えた。
▽主導権を渡さない日本は、26分にも見事なダイレクトでのパス交換から吉尾のスルーパスに抜け出した安部がボックス外で飛び出したGKより先にシュートを放つが、これは右ポストを叩く。続く31分にはボックス手前で得たFKの場面でサインプレーからボックス左でフリーの立田が頭で折り返したボールに、ファーの伊藤が飛び込むが、わずかに届かない。
▽前半終了間際の39分にも安部のポストプレーからボックス右に持ち込んだ伊藤が枠を捉えたシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭い、先制点とはならず。逆に、前半アディショナルタイムにはいずれもミスから相手の長身FWミラネスにボックス内で決定機を作られるが、前半は0-0のままタイムアップを迎えた。
▽迎えた後半、日本は立田に代えてDF麻田将吾をハーフタイム明けにセンターバックに投入。また、前半右サイドバックを務めた田中康と、左サイドバックの三国のポジションを入れ替えた。
▽すると、開始直後にはその田中康の左サイドから際どいクロスが入るが、ゴール前に飛び込んだ2人の味方の頭には合わず。さらに51分には麻田のロングフィードに反応した吉尾が右サイド深くでDFと入れ替わって、ボックス内に侵入。得意の左足を振り抜くが、このシュートはクロスバーを叩き、またしてもゴールとはならない。
▽決定力を欠きゴールが遠い日本は58分、安部を下げてFW安藤瑞季を投入。すると60分、右サイドで三国が入れたクロスのクリアボールをボックス手前左で拾った伊藤がすかさず左足を振り抜くと、このミドルシュートがゴール右上隅に突き刺さり、待望の先制点が生まれた。
▽この先制点でようやく重圧から解放された日本は、安藤の果敢な仕掛けを軸に攻勢を強めると、65分にはその安藤のパスに抜け出した小松がボックス内でGKと一対一になるが、ここは至近距離からのシュートを止められて、絶好のチャンスを逸する。この直後には吉尾を下げてMF田中陸を投入した。
▽その後も試合をコントロールする日本だが、一瞬の隙を突かれて同点に追いつかれる。72分、MFトゥメロのフィードに反応した途中出場のMFバルデスに最終ラインを完璧に破られると、ボックス手前から左足のシュートをゴール左隅に流し込まれた。
▽序盤から決定機をフイにし続けたツケを払い、試合を振り出しに戻された日本は、その後ボックス内に抜け出した安藤、針谷の直接FKでゴールに迫るが、完全にノッてしまったGKディアスにことごとくファインセーブで阻まれ、勝ち越しゴールが遠い。試合終了間際には住永に代えてMF黒川淳史を投入するが、試合は1-1のままタイムアップ。
▽前半から攻守に相手を圧倒したものの、再三の決定機を逃し続けた日本は、トゥーロン国際大会2017初戦をドローでスタートすることになった。なお、日本は今大会初勝利を目指して6月1日にアンゴラとの第2節に臨む。
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