【EL決勝プレビュー】若きタレント軍団による25年ぶりの歓喜か、来季CL出場目指す名門の初戴冠か《アヤックスvsマンチェスター・ユナイテッド》
2017.05.24 07:00 Wed
▽ヨーロッパリーグ(EL)決勝、アヤックスvsマンチェスター・ユナイテッドが日本時間24日27:45からストックホルムのフレンズ・アレーナで開催される。UEFAカップ時代の1992年以来、2度目のEL制覇を目指すアヤックスと、数々の栄光に彩られながらも唯一手にしていない欧州タイトル獲得を目指すユナイテッドによる、通算5度目の名門対決だ。
▽チャンピオンズリーグ(CL)予選敗退組のアヤックスは、パナシナイコスやセルタと同居したグループGを4勝2分けで首位通過すると、決勝トーナメントではレギア・ワルシャワ、コペンハーゲン、シャルケ、リヨンを退け、25年ぶりのEL決勝進出を果たした。グループステージを若さと勢いで駆け抜けたチームだが、決勝トーナメントでは延長戦までもつれた準々決勝のシャルケ戦を筆頭に、いずれも2戦合計1点差以内の僅差で競り勝ち、勝負強さを身に着けてストックホルムへの切符を手にした。
▽国内リーグでは、14日に行われたエールディビジ最終節のウィレムⅡ戦をFWドルベア、MFクラーセンのゴールなどで3-1の快勝を収めたものの、勝ち点1差の首位フェイエノールトにあと一歩及ばず、3年ぶりのリーグ制覇を逃した。それでも、シーズンを良い形でフィニッシュしたうえ、今回の決勝を前に10日の準備期間を得られたことは大きい。
▽一方、プレミアリーグ優先のスカッド構成もフェネルバフチェ、フェイエノールトらと同居したグループAを4勝2敗で乗り切り、グループ2位で決勝トーナメント進出を果たしたユナイテッド。その他の優勝候補が潰し合った決勝トーナメントでは、サンテチェンヌ、ロストフ、アンデルレヒト、セルタと対戦相手に恵まれたこともあり、クラブ史上初となるELファイナルの舞台にたどり着いた。ただ、過密日程、多くの負傷者に悩まされたモウリーニョ率いるチームは、ラウンド32のサンテチェンヌ戦こそ大勝も、以降の3試合ではいずれも大苦戦を強いられていた。
▽14日に国内リーグ全日程が終了したアヤックスとは異なり、17日と21日にサウサンプトン戦、クリスタル・パレス戦の2試合を戦ったユナイテッドは、今季のプレミアリーグを最終的に6位で終え、2年連続のトップ4フィニッシュに失敗。この結果、国内リーグでのCL出場権を逃がした。そのため、今夏の戦力補強を大きく左右することになる来季CL出場権獲得に向けては、EL制覇が絶対条件となる。この状況を見越してか、シーズン終盤にかけてリーグ戦軽視の戦いを続けてきた百戦錬磨の指揮官だが、MFバレンシア、MFポグバや控えのFWルーニー以外に、真の意味での“勝者のメンタル”を持ち合わせていないスカッドが、この重圧を御しきれるかが重要なポイントになるはずだ。
▽アヤックス予想スタメン
DF:フェルトマン、ダビンソン・サンチェス、デ・リフト、リードウォルド
MF:クラーセン、シェーネ、ジイェフ
FW:トラオレ、ドルベア、ユーネス
負傷者:DFシンクフラーフェン
出場停止者:DFフィールヘーフェル
▽リヨンとの決勝で退場したフィールヘーフェルが出場停止となる。負傷者に関しては、ヒザのケガで離脱が続いていたシンクフラーフェンが間に合わない見込みとなり、左サイドバックにはリードウォルドが入る見込みだ。
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
DF:バレンシア、フィル・ジョーンズ、ブリント、ダルミアン
MF:フェライーニ、エレーラ、ポグバ
FW:リンガード、ラッシュフォード、ムヒタリャン
負傷者:DFショー、ロホ、、FWイブラヒモビッチ、ヤング
出場停止者:DFバイリー
▽セルタとの決勝で退場したバイリーが出場停止となる。負傷者に関しては、ショー、ロホ、イブラヒモビッチ、ヤングが引き続き欠場となる。スタメンに関しては、バレンシアやエレーラ、ラッシュフォード、ムヒタリャンなど、直近のパレス戦で温存された主力が先発に戻り、バイリーの代役はジョーンズが務める見込みだ。
★注目選手
◆アヤックス:FWカスパー・ドルベア
▽187cmの恵まれた体躯、左右のウイングでもプレー可能なスピードや突破力、懐深いボールキープに随所で披露する閃きは、アヤックスOBで対戦相手のユナイテッドに在籍するFWイブラヒモビッチを彷彿とさせ、既に多くのビッグクラブの関心を集めている。アヤックスのここまでの戦いぶりを見れば、格上ユナイテッド相手の失点は避けられない。そのため、スタンド観戦が予定される“本家”を前にドルベアが大暴れできるかが、アヤックス勝利のカギを握るはずだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド:DFダレイ・ブリント
▽とりわけ、主力に定着してユナイテッドに加入するまでの4年間にエールディビジ4連覇に大きく貢献し、自身最後のシーズンとなった2013-14シーズンにはオランダ年間最優秀選手賞にも輝いていた。そんな愛するクラブとの対戦で最も心を熱くするブリントだが、若き才能揃いの古巣に対して、偉大な先輩として立ちはだかりたい。頼れる相棒バイリー不在の中、ドルベアやFWトラオレなど、屈強なフィジカルを持つ相手のアタッカーを封殺する仕事が求められる。
▽チャンピオンズリーグ(CL)予選敗退組のアヤックスは、パナシナイコスやセルタと同居したグループGを4勝2分けで首位通過すると、決勝トーナメントではレギア・ワルシャワ、コペンハーゲン、シャルケ、リヨンを退け、25年ぶりのEL決勝進出を果たした。グループステージを若さと勢いで駆け抜けたチームだが、決勝トーナメントでは延長戦までもつれた準々決勝のシャルケ戦を筆頭に、いずれも2戦合計1点差以内の僅差で競り勝ち、勝負強さを身に着けてストックホルムへの切符を手にした。
▽国内リーグでは、14日に行われたエールディビジ最終節のウィレムⅡ戦をFWドルベア、MFクラーセンのゴールなどで3-1の快勝を収めたものの、勝ち点1差の首位フェイエノールトにあと一歩及ばず、3年ぶりのリーグ制覇を逃した。それでも、シーズンを良い形でフィニッシュしたうえ、今回の決勝を前に10日の準備期間を得られたことは大きい。
▽14日に国内リーグ全日程が終了したアヤックスとは異なり、17日と21日にサウサンプトン戦、クリスタル・パレス戦の2試合を戦ったユナイテッドは、今季のプレミアリーグを最終的に6位で終え、2年連続のトップ4フィニッシュに失敗。この結果、国内リーグでのCL出場権を逃がした。そのため、今夏の戦力補強を大きく左右することになる来季CL出場権獲得に向けては、EL制覇が絶対条件となる。この状況を見越してか、シーズン終盤にかけてリーグ戦軽視の戦いを続けてきた百戦錬磨の指揮官だが、MFバレンシア、MFポグバや控えのFWルーニー以外に、真の意味での“勝者のメンタル”を持ち合わせていないスカッドが、この重圧を御しきれるかが重要なポイントになるはずだ。
▽なお、両チームの通算対戦成績は、2勝2敗の全くの五分だ。2011-12シーズンのELラウンド32で実現した前回対戦では、サー・アレックス・ファーガソン監督が率いたユナイテッドが、敵地での1stレグをFWヤング、FWハビエル・エルナンデス(現レバークーゼン)のゴールによって先勝。だが、迎えたオールド・トラフォードでの2ndレグでは、再びエルナンデスのゴールでユナイテッドが先行も、FWエズビリス(現ベシクタシュ)とDFアルデルヴァイレルト(現トッテナム)のゴールでアヤックスが試合終盤に逆転。最終的にユナイテッドが勝ち抜いたものの、アヤックスが敵地で意地を見せた。
◆アヤックス◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽アヤックス予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オナナDF:フェルトマン、ダビンソン・サンチェス、デ・リフト、リードウォルド
MF:クラーセン、シェーネ、ジイェフ
FW:トラオレ、ドルベア、ユーネス
負傷者:DFシンクフラーフェン
出場停止者:DFフィールヘーフェル
▽リヨンとの決勝で退場したフィールヘーフェルが出場停止となる。負傷者に関しては、ヒザのケガで離脱が続いていたシンクフラーフェンが間に合わない見込みとなり、左サイドバックにはリードウォルドが入る見込みだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロメロDF:バレンシア、フィル・ジョーンズ、ブリント、ダルミアン
MF:フェライーニ、エレーラ、ポグバ
FW:リンガード、ラッシュフォード、ムヒタリャン
負傷者:DFショー、ロホ、、FWイブラヒモビッチ、ヤング
出場停止者:DFバイリー
▽セルタとの決勝で退場したバイリーが出場停止となる。負傷者に関しては、ショー、ロホ、イブラヒモビッチ、ヤングが引き続き欠場となる。スタメンに関しては、バレンシアやエレーラ、ラッシュフォード、ムヒタリャンなど、直近のパレス戦で温存された主力が先発に戻り、バイリーの代役はジョーンズが務める見込みだ。
★注目選手
◆アヤックス:FWカスパー・ドルベア

Getty Images
▽アヤックスの注目プレーヤーは、“ネクスト・イブラヒモビッチ”の呼び声高い19歳の怪物FWドルベアだ。今シーズンのCL予選PAOK戦でデビュー戦デビューゴールを飾ったデンマーク代表FWは、ここから驚異的な成長曲線を描き、今季ここまでの公式戦47試合出場で23ゴール8アシストと驚くべきスタッツを残した。▽187cmの恵まれた体躯、左右のウイングでもプレー可能なスピードや突破力、懐深いボールキープに随所で披露する閃きは、アヤックスOBで対戦相手のユナイテッドに在籍するFWイブラヒモビッチを彷彿とさせ、既に多くのビッグクラブの関心を集めている。アヤックスのここまでの戦いぶりを見れば、格上ユナイテッド相手の失点は避けられない。そのため、スタンド観戦が予定される“本家”を前にドルベアが大暴れできるかが、アヤックス勝利のカギを握るはずだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド:DFダレイ・ブリント

Getty Images
▽ユナイテッドの注目プレーヤーは、DFフォス=メンサー、ケガで欠場となるイブラヒモビッチと共に古巣対戦となるブリントだ。アムステルダムに生まれ、同クラブで活躍したダニー・ブリント氏を父親に持つブリントは、幼少期から下部組織に在籍していた、アヤックス生え抜きのエリートだ。▽とりわけ、主力に定着してユナイテッドに加入するまでの4年間にエールディビジ4連覇に大きく貢献し、自身最後のシーズンとなった2013-14シーズンにはオランダ年間最優秀選手賞にも輝いていた。そんな愛するクラブとの対戦で最も心を熱くするブリントだが、若き才能揃いの古巣に対して、偉大な先輩として立ちはだかりたい。頼れる相棒バイリー不在の中、ドルベアやFWトラオレなど、屈強なフィジカルを持つ相手のアタッカーを封殺する仕事が求められる。
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