ワイナルドゥムの値千金弾含む3発で快勝のリバプールが4位フィニッシュ! 来季CL出場権を獲得《プレミアリーグ》

2017.05.22 01:37 Mon
Getty Images
リバプールは21日、アンフィールドで行われたプレミアリーグ最終節でミドルズブラと対戦し、3-0で快勝した。この結果、今シーズンの4位フィニッシュが決定し、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に成功した。
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▽前節、苦手ウェストハムとのアウェイゲームで大勝を収め、4位の座を死守したリバプール(勝ち点73)は、5位アーセナル(勝ち点72)と3位マンチェスター・シティ(勝ち点75)との三つ巴のトップ4争いの中、CL出場権獲得を目指し、ホーム最終戦で既に降格が決定した19位ミドルズブラ(勝ち点28)を迎え撃った。クロップ監督は勝ち点3が必須となるこの一戦に向けて、ウェストハム戦から負傷明けのフィルミノをオリジに代わって起用した以外同じメンバーを起用した。▽アンフィールドの大歓声を後押しに立ち上がりから攻勢に出るリバプールは、開始6分にタイミング良くボックス内に飛び出したクラインが際どいシュートを放つなど、いきなり決定機を作る。
▽だが、時間の経過と共に相手の粘り強い守備とトップ4のプレッシャーに晒され始めたリバプールは、ボールを保持するものの最後の場面で精度を欠き、なかなかチャンスを作れなくなる。逆に、ゴール前に抜け出したバンフォードをDFロブレンが後方から倒し、あわやPK献上というピンチも招いた。

▽その後、33分にはボックス内でコウチーニョのパスを受けたスタリッジに決定機が訪れるも、右足の反転シュートは枠の右に外れ、再三の決定機逸に苛立つクロップ監督の表情もどんどん険しくなる。
▽だが、このままゴールレスで前半終了かと思われた前半アディショナルタイム1分、ようやくゴールをこじ開ける。ボックス手前右でフィルミノの絶妙なワンタッチパスに抜け出したワイナルドゥムがやや角度のないところから右足を強振。この強烈なシュートがニアサイドを射抜き、待望の先制点となった。

▽ワイナルドゥムの値千金の先制点でようやく重圧から解放されたリバプールは、後半立ち上がりに畳みかける攻めでゴールを重ねる。

▽まずは51分、ボックス手前中央の好位置で得たFKの場面で名手コウチーニョが右足を振り抜くと、壁の間を抜けたボールがゴール左隅に吸い込まれ、追加点を奪取。さらに、56分にはワイナルドゥムが頭でスラしたボールに抜け出したララナがボックス左から冷静に左足のシュートを流し込み、試合を決定付ける3点目を奪った。

▽これで勝利をほぼ決めたリバプールは、大歓声を送るスタンドに呼応するように、精彩を欠くミドルズブラを圧倒。だが、やや強引なフィニッシュが目立ち、4点目とはならず。それでも、試合終盤にフィルミノ、スタリッジ、ミルナーと主力を下げてきっちり試合を締めくくったホームチームが、3-0で快勝。同時刻に行われた試合でシティが勝利したため、逆転でのCLストレートインは逃すも、5位アーセナルの猛追を退け、4位フィニッシュを決めた。この結果、来シーズンのCL出場権確保に成功した。

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