シルバ電光石火弾など5発圧勝のシティが難敵パレス撃破! 3試合ぶりの白星で暫定3位浮上!《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第36節のマンチェスター・シティvsクリスタル・パレスが6日にエティハド・スタジアムで行われ、5-0で快勝した。▽現在、4位のシティ(勝ち点66)は、3位リバプール(勝ち点69)、5位マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点65)、6位アーセナル(勝ち点60)と共に熾烈なトップ4争いを繰り広げている。前節、格下のミドルズブラ相手に痛恨のドローとなったシティは、3試合ぶりの白星を目指して16位パレス(勝ち点38)をホームに迎えた。グアルディオラ監督はミドルズブラ戦から先発4人を変更。シルバが負傷から復帰した一方、そ径部に問題を抱えるアグエロがベンチ外となった。また、ヘスス・ナバスに代わってヤヤ・トゥーレが復帰し、右サイドバックにはフェルナンジーニョが入った。▽試合は開始早々に動く。2分、右サイドからシルバが入れたクロスをボックス右のスターリングが折り返す。これがDFケリーのクリアミスを誘うと、ボックス中央に走り込んだシルバが見事な左足のダイレクトボレーでゴール右を破った。
▽最高の入りを見せたシティは、直後の8分と9分にもボックス付近でデ・ブライネ、フェルナンジーニョが続けて際どいシュートを放つ。その後は反撃に出たパレス自慢のタウンゼント、ザハの両翼に手を焼くが、コンパニを中心に要所を締めた守備で失点を許さない。

▽前半半ばから終盤にかけてややこう着状態が続く中、前半のうちに試合を決めたいホームチームは、積極的にゴール前へ飛び出すリロイ・ザネ、ガブリエウ・ジェズスに決定機も、相手GKヘネシーの好守に阻まれ、2点目が遠い。逆に、35分にはボックス左でタウンゼントが折り返したボールをベンテケに頭で合わせられるが、これはGKカバジェロのビッグセーブで防ぐ。直後の38分にもボックス内にこぼれたボールをフリーのファン・アーンホルトに蹴り込まれるが、ここは相手のシュートミスに救われた。▽1点リードで試合を折り返したシティは、後半も立ち上がりにゴールをこじ開ける。49分、セットプレーの二次攻撃から右サイドのデ・ブライネがゴール前にグラウンダーのクロスを送ると、これを中央のコンパニが抑えの利いた右足ダイレクトシュートでゴール右隅に突き刺した。

▽この2点目で完全に試合の流れを引き寄せたシティは、ここから畳みかける攻めを見せる。すると59分、ボックス右でボールを持ったG・ジェズスから横パスを受けたデ・ブライネがボックス手前で右足を一閃。低い弾道のミドルシュートがゴール右隅に決まり、試合を決定付ける3点目を奪った。

▽このゴールで勝利を確信したグアルディオラ監督は、68分に負傷明けのシルバを下げてサバレタをピッチに送り出し、フェルナンジーニョを本職の中盤に移して試合をクローズにかかる。

▽その後、82分にヤヤ・トゥーレのフィードをボックス右でサバレタが頭で落としたボールをスターリングが見事な左足のダイレクトボレーで流し込み、4点目。さらに、試合終了間際にはデ・ブライネのFKをオタメンディがダイビングヘッドで流し込み、この日のゴールショーを締めくくった。ここ最近、上位陣を苦しめてきた難敵パレスに圧勝のシティが、リーグ3試合ぶりの勝利。勝ち点69で並んだリバプールを得失点差で抜き、暫定3位に浮上した。