【プレビュー】代表戦明けのビッグマッチで浮上のキッカケを掴むのは?《アーセナルvsマンチェスター・シティ》
2017.04.02 09:00 Sun
▽プレミアリーグ第30節、アーセナルvsマンチェスター・シティの上位対決が日本時間2日24:00にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。共にリーグ戦2試合勝利がない6位アーセナル(勝ち点50)と3位シティ(勝ち点57)が、インターナショナルウィーク明けの初戦で浮上のキッカケを探る注目のビッグマッチだ。
▽中断前に行われた前節、WBA相手に完敗したアーセナルは、シーズン佳境を迎える中で痛恨の連敗を喫し、4位リバプール(勝ち点56)と6ポイント差の6位に転落。2試合消化試合が少ないとはいえ、20年連続のトップ4フィニッシュに向けて暗雲が立ち込めている。そんな逆境の中で迎える今節は、トップ4争いのライバルであり、今月23日にFAカップ準決勝で激突するシティとの重要なシックスポインター。崖っぷちのヴェンゲル監督としては、苦手とするトップ6とのビッグマッチできっちり勝ち切り、サポーターからの信頼を取り戻したいところだ。
▽一方、前節のリバプール戦をドローで終えたシティは、リーグ戦2試合連続ドローで逆転優勝の可能性がほぼ潰えた。今季を下地作りのシーズンに定めているとはいえ、チャンピオンズリーグ出場権を逃せば、来季以降のチーム編成に影響してくるだけに、ここが踏ん張り時だ。前回対戦では2-1の僅差ながら相手の枠内シュートを1本に抑え込むなど、内容の伴った勝利を掴んだが、今回の一戦に向けてはエースFWアグエロを含めワールドカップ南米予選を戦った一部主力のコンディションなど、不安要素も多い。
▽アーセナル予想スタメン
DF:ベジェリン、ムスタフィ、コシエルニー、モンレアル
MF:コクラン、グラニト・ジャカ
MF:ウォルコット、エジル、サンチェス
FW:ジルー
負傷者:GKチェフ、DFギブス、ドゥビュシー、MFカソルラ、FWルーカス・ペレス、サノゴ
出場停止者:なし
▽長期離脱中のカソルラ、ルーカス・ペレスに加えて、前節のWBA戦で負傷した守護神チェフが欠場となる。また、ドゥビュシー、ギブスに関してもコンディションの問題で欠場の可能性がある。
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
DF:フェルナンジーニョ、ストーンズ、オタメンディ、コラロフ
MF:ヤヤ・トゥーレ
MF:スターリング、デ・ブライネ、シルバ、リロイ・ザネ
FW:アグエロ
負傷者:DFサバレタ、サーニャ、MFデ・ブライネ、ギュンドアン、FWガブリエウ・ジェズス
出場停止者:なし
▽ギュンドアン、ガブリエウ・ジェズスの長期離脱組に加え、いずれも軽傷を抱えるサーニャ、サバレタ、デ・ブライネの3選手に欠場の可能性がある。とりわけ、2選手の起用が微妙な右サイドバックに関しては、フェルナンジーニョの起用が濃厚だ。
▽また、そ径部のケガでベルギー代表を途中離脱したデ・ブライネの起用が難しい場合、ヤヤ・トゥーレをシルバと共にインサイドハーフで起用するか、システムを[4-2-3-1]に変更し、中盤の底にヤヤ・トゥーレとフェルナンドを並べる守備的なプランのいずれかを採用することになるはずだ。
★注目選手
◆アーセナル:MFメスト・エジル
▽FAカップの影響で2月半ばから2週間ほどの休暇が与えられたものの、インフルエンザで直近の2試合を欠場するなど、復活を期待するヴェンゲル監督を裏切り続けている。前回対戦ではチーム全体が押し込まれた影響もあり、ピッチに居たのか、というほど存在感が希薄でまたしてもビッグマッチにおける勝負弱さを露呈。今回の一戦でも押し込まれる状況が予想される中、ボールを持たない場面での貢献が求められるところ。また、持ち味の創造性と正確なキックを生かし、カウンターの起点となると共に、ジルーとのホットラインからゴールチャンスを創出したい。
◆マンチェスター・シティ:MFダビド・シルバ
▽今回のビッグマッチに向けては、阿吽の呼吸を見せる相棒デ・ブライネのコンディションが懸念されるため、ゲームメーク、チャンスメークの部分でいつも以上の負担が予想される。とりわけ、威力・精度共に申し分ないベルギー代表MFのミドルレンジのパスが減れば、攻撃に幅と奥行きを与えることが難しくなる。そのため、今回の一戦では両翼の仕掛けと共に、ライン間で積極的にボールを引き出すシルバを起点とした細かい繋ぎ、ダイレクトプレーが重要となる。幸い、アーセナルのセントラルMF2枚は守備時のポジショニングに難があり、同選手がうまく間で受けられれば、相手守備に後手を踏ませる対応も可能だ。
▽中断前に行われた前節、WBA相手に完敗したアーセナルは、シーズン佳境を迎える中で痛恨の連敗を喫し、4位リバプール(勝ち点56)と6ポイント差の6位に転落。2試合消化試合が少ないとはいえ、20年連続のトップ4フィニッシュに向けて暗雲が立ち込めている。そんな逆境の中で迎える今節は、トップ4争いのライバルであり、今月23日にFAカップ準決勝で激突するシティとの重要なシックスポインター。崖っぷちのヴェンゲル監督としては、苦手とするトップ6とのビッグマッチできっちり勝ち切り、サポーターからの信頼を取り戻したいところだ。
▽一方、前節のリバプール戦をドローで終えたシティは、リーグ戦2試合連続ドローで逆転優勝の可能性がほぼ潰えた。今季を下地作りのシーズンに定めているとはいえ、チャンピオンズリーグ出場権を逃せば、来季以降のチーム編成に影響してくるだけに、ここが踏ん張り時だ。前回対戦では2-1の僅差ながら相手の枠内シュートを1本に抑え込むなど、内容の伴った勝利を掴んだが、今回の一戦に向けてはエースFWアグエロを含めワールドカップ南米予選を戦った一部主力のコンディションなど、不安要素も多い。
◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽アーセナル予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オスピナDF:ベジェリン、ムスタフィ、コシエルニー、モンレアル
MF:コクラン、グラニト・ジャカ
MF:ウォルコット、エジル、サンチェス
FW:ジルー
負傷者:GKチェフ、DFギブス、ドゥビュシー、MFカソルラ、FWルーカス・ペレス、サノゴ
出場停止者:なし
▽長期離脱中のカソルラ、ルーカス・ペレスに加えて、前節のWBA戦で負傷した守護神チェフが欠場となる。また、ドゥビュシー、ギブスに関してもコンディションの問題で欠場の可能性がある。
▽スタメンに関しては、セントラルMFでジャカの相棒にコクラン、エルネニー、ラムジーのいずれを起用するか。また、南米予選帰りのサンチェスのコンディションを含め、1トップにジルー、サンチェスのいずれを起用するかも注目ポイントだ。ジルーを1トップに起用する場合は、サンチェスが左ウイングに、サンチェスが1トップを務める場合、ウェルベックが左ウイングに入る可能性が高い。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
【4-1-4-1】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:カバジェロDF:フェルナンジーニョ、ストーンズ、オタメンディ、コラロフ
MF:ヤヤ・トゥーレ
MF:スターリング、デ・ブライネ、シルバ、リロイ・ザネ
FW:アグエロ
負傷者:DFサバレタ、サーニャ、MFデ・ブライネ、ギュンドアン、FWガブリエウ・ジェズス
出場停止者:なし
▽ギュンドアン、ガブリエウ・ジェズスの長期離脱組に加え、いずれも軽傷を抱えるサーニャ、サバレタ、デ・ブライネの3選手に欠場の可能性がある。とりわけ、2選手の起用が微妙な右サイドバックに関しては、フェルナンジーニョの起用が濃厚だ。
▽また、そ径部のケガでベルギー代表を途中離脱したデ・ブライネの起用が難しい場合、ヤヤ・トゥーレをシルバと共にインサイドハーフで起用するか、システムを[4-2-3-1]に変更し、中盤の底にヤヤ・トゥーレとフェルナンドを並べる守備的なプランのいずれかを採用することになるはずだ。
★注目選手
◆アーセナル:MFメスト・エジル

Getty Images
▽アーセナルの注目プレーヤーは、シーズン後半に入ってくすぶり続けている司令塔のエジルだ。今季ここまで公式戦29試合に出場し、9ゴール8アシストとまずまずの成績を残しているドイツ代表MFだが、昨年12月10日のストーク戦以来、リーグ戦10試合でノーゴール。また、同期間に記録したアシストは、わずかに2つと深刻な不振に陥っている。▽FAカップの影響で2月半ばから2週間ほどの休暇が与えられたものの、インフルエンザで直近の2試合を欠場するなど、復活を期待するヴェンゲル監督を裏切り続けている。前回対戦ではチーム全体が押し込まれた影響もあり、ピッチに居たのか、というほど存在感が希薄でまたしてもビッグマッチにおける勝負弱さを露呈。今回の一戦でも押し込まれる状況が予想される中、ボールを持たない場面での貢献が求められるところ。また、持ち味の創造性と正確なキックを生かし、カウンターの起点となると共に、ジルーとのホットラインからゴールチャンスを創出したい。
◆マンチェスター・シティ:MFダビド・シルバ

Getty Images
▽一方、シティの注目プレーヤーはこちらも司令塔のシルバだ。今季のリーグ戦26試合出場で2ゴール5アシストと、数字面では物足りないものの、卓越したテクニックと戦術眼を武器にグアルディオラ新体制で重要な役割を担うスペイン代表MF。フィジカル勝負の対戦相手に苦戦するきらいはあるものの、ビッグマッチにおける勝負強さも見事だ。▽今回のビッグマッチに向けては、阿吽の呼吸を見せる相棒デ・ブライネのコンディションが懸念されるため、ゲームメーク、チャンスメークの部分でいつも以上の負担が予想される。とりわけ、威力・精度共に申し分ないベルギー代表MFのミドルレンジのパスが減れば、攻撃に幅と奥行きを与えることが難しくなる。そのため、今回の一戦では両翼の仕掛けと共に、ライン間で積極的にボールを引き出すシルバを起点とした細かい繋ぎ、ダイレクトプレーが重要となる。幸い、アーセナルのセントラルMF2枚は守備時のポジショニングに難があり、同選手がうまく間で受けられれば、相手守備に後手を踏ませる対応も可能だ。
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