タイ代表監督「タイは20年前の日本と同じ夢を持っている」《ロシアW杯アジア最終予選》

2017.03.28 02:42 Tue
©超ワールドサッカー
日本代表は27日、28日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第7戦、タイ代表戦に向け、試合当日の会場となる埼玉スタジアム2002で最終調整を行った。
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▽埼玉スタジアム2002の一室で前日会見に出席したタイ代表を率いるキャティサック・セーナムアン監督が、明日の試合に向けて以下のように意気込んだ。◆キャティサック・セーナムアン監督(タイ代表)
「日本はこのグループの中で最も強いチームの一つ。そして(日本が)アウェイでUAE代表に勝ったことで、タイ代表にとって明日の試合がさらに難しいものとなった。しかし、私たちは失うものは何もない。私たちには気持ちと魂がある。それを込めて明日の試合は戦いたい。日本はこの20年間常にワールドカップに進んでいる。私たちは明日、日本とタイのファンの皆さんの前で素晴らしい試合をします」
──(ロシア・ワールドカップ2次予選で)シンガポールが日本代表と引き分けたことがあるが、その試合からヒントを得ているか
「シンガポールと同じことができるかというとそれはわからない。しかし、私たちはベストを尽くす。もちろん、明日私たちが勝ち点3を掴むことができればそれは極めて素晴らしいこと。ただ、それは難しい。勝ち点1でも素晴らしい結果だと思う。日本にとっては大きな期待が寄せられている試合。勝ち点を15に積み上げればロシアに大きく近づく試合だ。私たちは、できることをして素晴らしいパフォーマンスをお見せしたい」

──サウジアラビア戦ではホームということでアグレッシブに戦っていたが、日本戦では同様な戦い方をするか
「サウジアラビア戦ではホームだったこともあり、勝つことを期待していた。ところが、1点先制された時点で我々が攻撃的なサッカーをする以外に選択肢がなかった。そして、同点に持ち込もうと思った。しかし、DFのミスで2失点目を喫してからサッカーではそういうこともあるが、選手たちが自信を失ってしまった。ただ、サウジ戦についてはもう忘れている。明日は、日本の皆様に大きなチャレンジとして、大きな山を提供したい」
──ティーラトン・ブンマタン選手(ムアントン・ユナイテッド)が累積警告により欠けることについて
「ティーラトンはFKが上手な選手。ただ、この代わりを若い選手がする。チームワークに基づいたプレーをする。私たちは個々の選手には依存していない。チームワークでプレーをする。そして、全員が試合に出たいと思っている。気持ちで戦う」

──サウジアラビア戦を忘れたと言ったが明日はどう戦うか
「明日の試合は選手たちにとって夢のような体験となる。タイの代表が日本で日本代表と最後に戦ってからずいぶんと時間が経っている。最後に戦ったのは2010年のワールドカップの予選で、埼玉スタジアムだった。自分自身も1992年にラモス瑠偉選手や三浦知良選手がいる日本代表と戦ったことがある。日本代表と戦うことはアジアのベストなチームと戦うチャンスである。ここのスタジアムは2002年ワールドカップが開催されたスタジアム。大きな意味がある。明日は選手たちにぜひともフットボールを楽しんでもらいたい。そして、楽しんだ上で素晴らしいパフォーマンスを見せて欲しい」

──チャナティップ・ソングラシン選手(7月から北海道コンサドーレ札幌に加入内定)がJリーグでプレーすることになるが
「コンサドーレ札幌にチャナティップと契約してくれたことに感謝を申し上げたい。この夏からプレーができること、タイにこういう才能がある選手と見出してくれたことにお礼を申し上げたい。日本のJリーグのファンの皆さんにタイの選手の質を見せるチャンス。それだけでなく、もっと多くのタイの選手がJリーグでプレーできるようになったら良いなと思っている。11人でもいい。実はタイは、20年前の日本と同じ夢を持っている。ワールドカップに将来出たいと思っている」

──タイの国王が亡くなってしまい、その直後のオーストラリア戦で非常に良い試合をしていたが、国王への想いは
「今でも同じ気持ち、精神で試合をしている。今も国王のために試合をしている。ユニフォームも青から黒、グレーから白に変えた。明日は白のユニフォームを着て、気持ちを一つにして試合をしたい」

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「攻撃のギアを上げて欲しいと」堂安律が指揮官の期待に応える4得点関与!アジア杯へ向け好パフォーマンス

日本代表MF堂安律(フライブルク)が貫録を見せた。 元日開催としては史上初となるサッカー日本代表戦が、『TOYO TIRES CUP 2024』と称して国立競技場で行われ、日本はタイ代表に5-0で快勝した。 前半は無得点に終わったが、停滞感を打破したのは後半の頭から登場した堂安と中村敬斗(スタッド・ランス)だった。 伊藤涼太郎(シント=トロイデン)に代わってピッチへ立った堂安は、トップ下にこだわることなく、流動的なポジショニングでタイ守備陣を翻弄。左へ流れて先制点の起点を作れば、細谷真大との縦の関係も良く、直接のゴールやアシストこそなかったものの、4得点に絡むなど存在感が際立った。 「前半のメンバーがかなり相手の体力を消耗させてくれたので、間で受けることを意識しながら、前にシンプルに付けて自分がボックスに入っていければチャンスが生まれると思っていました」 「攻撃のギアを上げて欲しいと監督に言われていましたし、結果的にはその通り、5点決められたのでよかったと思います。けど。(自分でも得点などの)数字は欲しかったですね」 時には最前線にも顔を出し、攻撃を活性化させた背番号「10」。森保監督が前日会見で言及した明確なゼロトップではないにせよ、各選手と立ち位置を入れ替えながら結果へつなげた点は、さすがのパフォーマンスだった。 「試合前に監督からフォワードで使うかもとは言われていましたけど、試合中はフォワードに行っても、右に流れてもいいと、森保さん含めて名波さんにも言われていました。(伊東)純也くんもチームで一番前をやってもいるので、逆に生かしてあげられるとも思いながら、そこは初めてにしては良かったという手応えはあります」 「前半は歓声も少なく静まり返っていましたし、初招集の人たちを含めて緊張感があったのかなと。うまいシーンはたくさんありましたけど、何か思いっきりさ、最後のエゴというか、わがままさが少し欠けているなと思っていました。その部分は(南野)拓実くんや僕の特徴なので、生かしていこうと。あとは長くやっているので、そこはアドバンテージとしてとらえています」 試合後に発表された、アジアカップ2023へ向けたメンバーにも名を連ねた堂安。アジアの覇権奪還へ向けても、期待を抱かせる45分となった。 2024.01.01 20:15 Mon
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オーストラリアがアウェイでタイとドロー! 日本に抜かれ3位転落《ロシアW杯アジア最終予選》

▽ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループB第5節のタイ代表vsオーストラリア代表が15日に行われ、2-2で引き分けに終わった。 ▽最終予選4連敗と勝ち点を取れていないタイが、2勝2分けで2位につけるオーストラリアをホームに迎えた一戦。日本の2位浮上にも影響する試合は、意外な展開となった。 ▽レッキーのシュートがプラトゥム・チュトンの手に当ってオーストラリアがPKを獲得。これをジェディナクが左サイドにしっかり決め、オーストラリアが幸先良く先制する。 ▽先制したオーストラリアだったが一瞬の隙を突かれて失点を喫する。20分、クリアボールを拾われ右サイドに展開されると、トリスタン・ドゥーのグラウンダーのクロスをティーラシン・デーンダーが合わせる。一旦はGKライアンがセーブするも、こぼれ球を押し込み、タイが同点に追いつく。 ▽1-1で前半を終えたが、後半先にスコアを動かしたのはタイだった。57分、レッキーがティーラトン・ブンマタンをボックス内で倒してしまいPKを献上。これをティーラシン・デーンダーが落ち着いて決め、タイが逆転に成功する。 ▽ホームでオーストラリア相手に逆転したタイだったが、65分にPKを献上。ジェディナクがこの試合2本目のPKを左隅に沈め、オーストラリアが同点に追いつく。 ▽その後も互いに攻め合うも、ゴールを割ることができず。2-2のまま終了した。引き分けたオーストラリアは勝ち点を1積み上げて9とするも、サウジアラビアに勝利した日本に抜かれ3位に転落した。 タイ代表 2-2 オーストラリア代表 【タイ】 ティーラシン・デーンダー(前20) ティーラシン・デーンダー(後12)【PK】 【オーストラリア】 ジェディナク(前9)【PK】 ジェディナク(後20)【PK】 2016.11.15 22:57 Tue

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