終盤のルカク弾で9人のギリシャに辛くも引き分けたベルギーが首位キープ《ロシアW杯欧州予選》

2017.03.26 07:02 Sun
Getty Images
ベルギー代表は25日、ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループHでギリシャ代表をホームに迎え、1-1で引き分けた。

▽ここまで4戦全勝の首位ベルギー(勝ち点12)が、3勝1分けの2位ギリシャ(勝ち点10)をホームに迎えた一戦。

▽アザールを負傷で欠くベルギーは[3-4-3]を採用。最前線のルカクの後方にメルテンスとナインゴランを配し、中盤右にシャドリ、左にカラスコ、センターにフェライーニとヴィツェルを並べ、3バックの中央にシマンを据えた。
▽そのベルギーがボールを保持すると、13分に決定機。右サイドからのメルテンスのクロスにフェライーニがヘッド。しかし、枠の右に外してしまった。

▽その後も一方的にボールを保持してギリシャを押し込んだベルギーは、31分にビッグチャンス。左サイドからのカラスコのクロスにフェライーニがヒールでうまく合わせたシュートが枠の左上を捉えた。だが、GKカピノのファインセーブに阻まれた。
▽しかし、ハーフタイムにかけてはマノラスとパパスタソプーロス擁するギリシャ守備陣の前にシュートシーンを生み出せないまま、ゴールレスで前半を終えた。

▽迎えた後半、開始20秒にベルギーは失点する。タフツィディスのヘディングでのパスを受けたミトログルがディフェンスライン裏へ独走。ボックス内に侵入してGKとの一対一を制した。

▽追う展開となったベルギーは55分にチャンス。ルカクのポストプレーからヴィツェルがミドルシュートを狙うも、枠を外れる。悪い流れが続いていたベルギーだったが、65分にタフツィディスに2枚目のイエローカードが提示されて数的優位となった。

▽ベルギーはイエローカードを受けていたフェライーニに代えてデンベレを投入。すると74分、FKの流れからボックス左のメルンテスが左足でシュート。決定的だったが、GKのセーブに阻まれた。

▽ゴールが遠いベルギーは終盤、DFのシマンに代えてアタッカーのミララスを投入。しかし、スコアを動かせず0-1のままタイムアップかに思われた。それでも土壇場の89分、左サイドからのメルテンスのクロスをボックス左のルカクがパパスタソプーロスを背負いながら胸トラップからシュート。難度の高いシュートだったが、ニアサイドを破って1-1とした。

▽さらに追加タイム1分にはカラスコの左クロスにルカクがヘディングで合わせるもGKの守備範囲に飛び、1-1のままタイムアップ。ホームでの敗戦を免れたベルギーが、首位の座をキープしている。

▽グループHその他の試合ではボスニア・ヘルツェゴビナがジブラルタルに5-0と大勝し、2位ギリシャに1ポイント差に迫っている。

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