クロース&S・ラモスのホットライン開通で2戦連続逆転勝利! マドリーが難敵ナポリを退け7年連続のベスト8進出!《CL》

2017.03.08 06:48 Wed
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▽チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦2ndレグ、ナポリvsレアル・マドリーが7日にサン・パオロで開催され、アウェイのマドリーが3-1で逆転勝利した。この結果、2戦合計6-2としたマドリーが準々決勝進出を決めた。

▽先月15日にサンチャゴ・ベルナベウで行われた1stレグでは、アウェイのナポリが早い時間帯のゴールで先制に成功。だが、その後3点を奪って逆転したマドリーがホームで地力の差を見せつけた。

▽経験値の少なさが響き敵地で2点差の敗戦を喫したナポリだが、先週末に行われたセリエAでは2位ローマとの直接対決に完勝し、再び良い流れで今回の一戦を迎えることになった。ローマ戦からのメンバー変更はジョルジーニョ、ログに代えてアマドゥー・ディアワラ、負傷明けのアランを起用した2点のみ。ケガの影響でベンチスタートも予想されたメルテンスは、カジェホン、インシーニェと共にトリデンテを組んだ。
▽一方、前大会王者の底力を発揮して大きなアドバンテージを手にして2ndレグに臨んだマドリーだったが、直近5試合で8失点を喫するなど、ピリッしない戦いぶりで暫定ながらリーガ首位の座をバルセロナに明け渡した。それでも、直近のエイバル戦を主力温存で快勝したジダン率いるチームは、その試合から5選手を変更。両サイドバックにカルバハル、マルセロ、中盤のクロースが復帰し、コンディション不良でこの試合の先発が危ぶまれたクリスティアーノ・ロナウド、ベイルも無事スタメン入りを果たし、ベンゼマとの“BBC”を形成した。

▽直近のローマ戦と同様に、前からボールを奪いに行く積極的な入りを見せたナポリが、マドリーを押し込む入りとなった。開始1分にメルテンスがシュートを放つと、その後もアランの前輪駆動型の守備を生かして効果的なボール奪取やセカンドボールの回収で攻撃に転じる。14分にはインシーニェが枠の左を捉えたミドルシュートを放つが、これはGKケイロル・ナバスが枠外に弾き出し、先制点とはならなかった。
▽一方、受けに回る入りとなったマドリーだったが、慌てず危険なスペースを埋めて相手の攻撃をミドルレンジからのシュートに留める。時間の経過と共に中盤でボールを奪えるようになったアウェイチームは、“BBC”のスピードを生かしたシンプルなカウンターでアウェイゴールを狙う。15分にはベイルのお膳立てからクロース、18分にはボックス右のベイルがシュートを狙うが、いずれもGKレイナの正面を突く。

▽立ち上がりに比べ、攻撃が停滞し始めたナポリだったが、20分過ぎに頼れるエースが先制点をもぎ取る。24分、最終ラインのクリバリからインシーニェ、ハムシクと中央で繋ぐ。そして、ハムシクが絶妙なスルーパスをボックス左に走り込むメルテンスに通すと、ベルギー代表FWは冷静に左足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。

▽1stレグに続いて先制を許し、2戦合計スコアで3-2と迫られたマドリーは、失点から5分後の29分に絶好機。ベンゼマの絶妙なスルーパスに抜け出したC・ロナウドがボックス内で右に持ち出してDFとGKをかわし、無人のゴールに向けてシュート。だが、このシュートは右ポストを叩く。さらに、こぼれ球を拾ったベイルがシュートするが、枠を捉え切れず。絶好の同点機を逸した。

▽ポストに救われてアウェイゴール献上を免れたナポリは、再び攻守に安定感を取り戻して試合をコントロール。すると、前半終盤にかけて決定機を掴む。37分、ボックス手前でのカジェホンのボール奪取からアランとクロースが競ったこぼれ球がメルテンスへの最高のパスに。だが、ボックス右でこのボールを受けたメルテンスの右足シュートは左ポストに阻まれ、前半のうちに2戦合計スコアを引っくり返すまでには至らなかった。

▽迎えた後半も拮抗した立ち上がりとなった中、マドリーが得意のセットプレーからアウェイゴールを奪う。51分、ハムシクの不用意なパスミスからカウンターを仕掛けて左CKを獲得。そして、クロースの絶妙なボールをゴール前に飛び込んだセルヒオ・ラモスが頭で右隅に流し込んだ。

▽痛恨のアウェイゴール献上で逆転には3点が必要となったナポリは、56分にアランを下げて、より攻撃的なログを投入。だが、この交代直後に再びセットプレーから痛恨の逆転ゴールを許してしまう。

▽57分、右CKの場面でクロースがアウトスウィングのボールを入れると、再びDFに競り勝ったセルヒオ・ラモスが豪快にヘディングシュート。GKレイナの前でメルテンスに当たってコースが変わったボールがゴール右隅に吸い込まれた。

▽記録上はオウンゴールも、クロースとセルヒオ・ラモスのこの試合2度目のホットライン開通で試合を引っくり返したマドリーは、アウェイゴール2点を奪ったことで、2戦合計スコアでも圧倒的優位に立った。この展開を受けて、68分にはベイルを下げてルーカス・バスケスを投入し、逃げ切り態勢に入る。さらに、75分過ぎには今週末のリーグ戦を睨んでベンゼマ、モドリッチを下げてモラタ、イスコをピッチに送り込んだ。

▽一方、流れの中では勝るもセットプレー2発で逆転を許したナポリは、逆転での勝ち抜けに3点が必要となったことで、意気消沈のムードが漂う。その後、インシーニェ、ハムシクと主力を下げて、ミリクとジエリンスキを投入する。ホームで意地を見せたいナポリは諦めずに攻勢を続けるが、守りに入ったマドリーを前になかなか決定機を作り出せない。逆に、試合終了間際にはカウンターからC・ロナウドのシュートをGKレイナが弾いたところを、モラタに押し込まれて1stレグに続いて1-3で敗れることになった。

▽流れの中では苦戦したものの、セットプレーの流れからの2ゴールで試合を決めた前大会王者マドリーが、2戦合計6-2で難敵ナポリを撃破。史上初の連覇がかかる中、順当にベスト8進出を果たした。

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残留争うレッチェにウノゼロ勝利のナポリ、コンテ監督は「引き分けと勝利とでは人生を変えるほどのもの」とスクデット獲得へ大きな自信

ナポリのアントニオ・コンテ監督が3日にアウェイで行われ、1-0で勝利したセリエA第35節レッチェ戦後にコメントした。 前節インテルをかわし、首位に浮上したナポリ。残り4試合を3勝1分けで終えればスクデット奪還となる中で迎えた残留を争う17位レッチェとの一戦。 先発に抜擢されたFWジャコモ・ラスパドーリが24分に直接FK弾を決めると、これが決勝点となってウノゼロ勝利とした。 コンテ監督はレッチェ戦がスクデット獲得に向けて鍵になる一戦だったとし、勝利を大いに喜んでいる。 「嘘をつく必要はない。この試合はスクデット獲得に向けた重要な一歩だった。最も重要なステップではないにしても、重要なステップだ。レッチェは残留争いを強いられており、彼らのホームでの対戦を恐れていた。一方で我々は負傷者を抱えてここに来た。ロボツカが次の試合までに回復してくれることを願う。最終盤に向けて我々はケガ人が増えている。ネレス、ボンジョルノ、ファン・ジェズスを欠いている。今日の試合において引き分けと勝利とでは人生を変えるほどのものだった」 いよいよ異なる3クラブでのセリエA制覇が目前となっている。 「そうなったら、その時に話す。最終節で私はタイトルを勝ち取ったこともあるが、逃したこともある。勝った者が歴史に名を残す。残りの者はそれを読むことしかできないんだ」 残り3試合、2勝1分けでスクデット獲得となるナポリはジェノア、パルマ、カリアリと対戦する。 2025.05.04 10:30 Sun
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首位ナポリが4連勝でスクデットへまた一歩前進! ラスパドーリ直接FK弾でウノゼロ勝利【セリエA】

セリエA第35節、レッチェvsナポリが3日にスタディオ・ヴィア・デル・マーレで行われ、アウェイのナポリが0-1で勝利した。 リーグ3連勝とインテルの3試合未勝利によってシーズン最終盤で首位を奪還したナポリ。残り4試合で10ポイントを獲得できれば、自力優勝が可能となるなかで降格圏手前の17位に沈むレッチェとのアウェイゲームに臨んだ。 コンテ監督は2-0で快勝したトリノ戦から先発1人を変更。負傷のボンジョルノに代えてラスパドーリを起用し、ルカクとラスパドーリを最前線に並べた[4-4-2]で臨んだ。 試合前には両クラブの会長とカピターノが先月24日に急逝したフィジオセラピストのグラツィアーノ・フィオリータ氏へ献花し、カルチョの仲間を追悼する厳かな空気で幕を開けた一戦。 開始直後の2分にはポリターノがボックス右付近で放ったシュートをゴール前のルカクがワンタッチでコースを変えてゴールネットを揺らしたが、ここは際どいオフサイド判定でゴールは認められず。 電光石火の先制点には至らずも、主導権を握ることに成功したアウェイチーム。相手陣内でボールを動かしながら揺さぶりをかけていく。流れの中では決定機まであと一歩という場面が目立つなか、セットプレーからゴールをこじ開けた。 24分、ペナルティアーク左の好位置で得たFKの場面でキッカーのラスパドーリが味方のマクトミネイが壁の右でブラインド役を務めた狭いコースに鋭いシュートを通すと、これがゴール右隅に突き刺さった。 良い時間帯に先手を奪ったナポリだが、37分にはカールションの左CKをニアで合わせたガスパールにクロスバーを叩くヘディングシュートを許して冷や汗をかく。逆に、直後の41分にはマクトミネイのラストパスでボックス左に持ち込んだラスパドーリにドッピエッタのチャンスも、左足シュートはわずかに枠の右に外れた。 結局、ナポリの1点リードで折り返した後半は拮抗した展開に。54分には前半の接触プレーで痛めていたロボツカがプレー続行不可能となり、ギルモアのスクランブル投入を余儀なくされた。 後半はレッチェの出足に手を焼いて守勢が続くナポリ。ルカクを起点としたカウンターもなかなか機能せず、勝負を決める2点目が遠い。 レッチェペースが続くまま後半半ばを過ぎると、コンテ監督はラスパドーリを下げてビリングを投入し、割り切って逃げ切り態勢に入る。さらに、後半終了間際にはルカク、ポリターノも下げてウンゴニエ、シメオネを投入したアウェイチームは相手の攻撃のクオリティにも助けられ、ウノゼロでクローズ。 この結果、苦しみながらも敵地で勝ち切って4連勝のナポリがスクデット獲得へまた一歩近づく勝ち点3を手にした。 レッチェ 0-1 ナポリ 【ナポリ】 ジャコモ・ラスパドーリ(前24) 2025.05.04 03:09 Sun

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