サウールのゴラッソや攻撃陣爆発のアトレティコが敵地でレバークーゼンに4発快勝《CL》

2017.02.22 06:40 Wed
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、レバークーゼンvsアトレティコ・マドリーが21日にバイ・アレーナで行われ、2-4でアトレティコが快勝した。

▽トッテナム、モナコ、CSKAモスクワと同居したグループEを2勝4分けの無敗で終えたレバークーゼンは、首位モナコに次ぐ2位で通過した。不安定な戦いを続けるチームはブンデスリーガで8位に低迷しているが、直近のリーグ戦では完全復活のエースFWエルナンデスが2試合連続ドッペルパックを記録し、2連勝中。そのレバークーゼンは直近のアウグスブルク戦のスタメンから2選手を変更。イェドバイと負傷したL・ベンダーに代えてトプラクとアランギスを起用した。

▽一方、難敵バイエルンとの一騎打ちを制してグループDを5勝1敗で首位通過したアトレティコだが、取りこぼしが多く厳しいシーズンを過ごす。リーガエスパニョーラでは早々に優勝争いから脱落し、熾烈なCL出場権争いに身を置く中、唯一の希望となっているCLのタイトルに向けて直近のスポルティング・ヒホン戦のスタメンから3選手を変更。トーレス、コレア、リュカに代えてガメイロ、サウール、ホセ・ヒメネスを起用した。負傷から復帰したGKオブラクはベンチスタートとなった。
▽2014-15シーズンのラウンド16で、PK戦までもつれ込む死闘を演じた両者による2年ぶりのリターンマッチ。レバークーゼンが前がかる展開で立ち上がった中、最初のチャンスはアトレティコ。12分、カラスコのスルーパスを受けたグリーズマンがGKレノを強襲するシュートを浴びせると、直後にはフィリペ・ルイスが放った鋭いクロスをクリアにかかったヴェンデウのクリアが自陣ゴールに向かい、バーを直撃した。

▽直後にレバークーゼンはブラントとカンプルが立て続けにシュートを浴びせるも、17分にアトレティコがアウェイゴールを獲得する。右サイドからカットインしたサウールがボックス右角から狙い済ましてコントロールシュート。左足で放たれたシュートが綺麗な軌道を描いてゴール左上に吸い込まれた。
▽失点を受けて前がかるレバークーゼンに対し、アトレティコは25分に追加点を奪いきる。ロングボールの処理を誤ったドラゴビッチのキックミスを突いたガメイロがボックス内へ進入。ラストパスを送ると、グリーズマンが難なく流し込んだ。

▽その後、カンプルのコントロールシュートをGKモジャがセーブしたアトレティコは34分に3点目に迫る。スペースを突いたガメイロの折り返しをグリーズマンがシュート。しかし、ゴール至近距離からのシュートはGKレノのビッグセーブに阻まれた。ハーフタイムにかけては自陣に引いて守備に徹するアトレティコが主導権を渡さず、2点をリードしたまま前半を終えた。

▽迎えた後半開始3分、レバークーゼンが1点を返す。カンプルのスルーパスを受けたゴールライン右のヘンリクスのクロスを、ニアのベララビが合わせて1点差とした。

▽しかし58分、アトレティコはレバークーゼンの勢いを打ち消す。ガメイロがドリブルでドラゴビッチの股間を抜いてボックス右へ進入。ドラゴビッチに後方から倒されてPKを獲得し、ガメイロ自ら決めて3つ目のアウェイゴールを獲得した。

▽致命的な3失点目を喫したレバークーゼンだったが68分、左サイドのブラントの鋭いクロスがGKモジャのパンチングミスを誘い、オウンゴールで1点を返した。

▽1点差とされたシメオネ監督はガメイロに代えて中盤のトーマスを投入。守備の強度を上げにかかる。さらに78分、グリーズマンとカラスコに代えてトーレスとコレアを投入。攻撃の圧力を維持しにかかった。

▽諦めないレバークーゼンはエルナンデスが決定的なシュートを2本浴びせるも、サビッチとフィリペ・ルイスの好守に阻止され、同点とすることはできない。

▽劣勢のアトレティコだったが86分、スローインの流れからヴルサリコの右クロスにトーレスが頭で合わせて4-2とし、1stレグでほぼ勝負を決定付けた。ガビとフィリペ・ルイスがベスト8以降の戦いを見据えてイエローカードを受け、累積で出場停止となる2ndレグはアトレティコのホームで3月15日に行われる。

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31歳、まだまだ伸びる? PSG戦でスーパーセーブ連発のオブラク…今夏抱いた危機感が成長促したと現地紙称賛

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名門フラメンゴを今月から率いるはフィリペ・ルイス39歳…トップ初指揮で初陣から2連勝も3試合目は黒星

つい数年前まで欧州の最前線で活躍した元ブラジル代表DFフィリペ・ルイス(39)。彼は今月から、名門フラメンゴを指揮している。 アトレティコ・マドリーのレジェンドにして、一時期はチェルシーにも所属。サイドバックとして確かな技術を持ちながらも、ハードな守備を厭わず、多くのファンを魅了したF・ルイス。 昨年末にフラメンゴで現役を引退すると、そのまま育成年代でコーチングキャリアへ。 当初はU-17チームだったが、夏にU-20を任され、10月に入るとトップチームがチッチ監督を解任…39歳F・ルイスが後任を託された。 3日の初陣は、国内カップ戦準決勝でいきなり強豪コリンチャンスと。F・ルイス新監督は「さっそくブラジル最大のクラシックマッチかよ(笑) このプレッシャーを光栄に感じないわけがないね」と語り、1-0勝利で1stレグ先勝。 続けて6日は初のリーグ戦。敵地でバイーアを2-0と撃破し、就任から公式戦2連勝とした。ブラジル『グローボ』いわく、この2試合は現地でとても高く評価されたそうだ。 しかし17日、リーグ戦第30節でフルミネンセに0-2と敗戦。初黒星にF・ルイス監督は「(準決勝)2ndレグの直前にこういった負け方は痛い。しかしサッカーは毎週、自己を回復し、自信を取り戻す猶予を与えてくれる。選手には頭を空っぽにしてもらいたい」とコメントした。 名手フィリペ・ルイス39歳の、名将への歩みが始まった。 2024.10.18 18:10 Fri

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