公式戦7連発のゼコがハット達成! 堅守ビジャレアル相手に敵地で4発圧勝のローマがベスト16進出に大前進!《EL》
2017.02.17 07:04 Fri
▽ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド32の1stレグ、ビジャレアルvsローマが16日に行われ、アウェイのローマが4-0で先勝した。
▽リーガエスパニョーラ屈指の堅守を誇るビジャレアル、セリエA屈指の攻撃力を誇るローマが対峙するラウンド32最注目の一戦。激戦となったグループLをオスマンルシュポルに次ぐ2位通過となったビジャレアルは、強豪ローマ撃破に向けて現状のベストメンバーを起用。2トップにはバカンブとサンソーネが並んだ。
▽一方、アストラやビクトリア・プルゼニらと同居したグループEを貫録の首位通過したローマは、直近のクロトーネ戦から先発3人を変更。GKにアリソンが入ったほか、デ・ロッシ、エル・シャーラウィが先発に復帰。3トップにはエル・シャーラウィ、ゼコ、ナインゴランが並んだ。
▽注目の強豪対決は、立ち上がりから攻守の切り替えが目まぐるしいオープンな展開で進んでいく。素早い帰陣と連動したプレスの応酬となり、互いに決定的なシーンまで至らないものの、ゼコのポストプレーと左サイドのエメルソン・パルミエリ、エル・シャーラウィのコンビを中心に攻勢を仕掛けるローマへと試合の流れが傾いていく。
▽31分には左サイドのエル・シャーラウィからのクロスをゴール前のゼコが打点の高いヘディングで合わせるが、これはGKアセンホの好守に遭う。それでも、ローマは直後の32分に左サイドでカスティジェホからボールを奪い、中央に切り込んだエメルソンが利き足とは逆の右足を振り抜くと、これがゴール右上隅の絶妙なコースに突き刺さり、アウェイチームが均衡を破った。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、ビハインドを追うビジャレアルが立ち上がりから仕掛ける。50分過ぎにはカウンターから中央をドリブルで持ち上がったバカンブが複数のDFを相手に強引に仕掛けてボックス付近でシュートも、これはシュートブロックに遭う。54分にはセットプレーの流れから右サイド深くのトリゲロスが上げたクロスを、ニアサイドのガスパールが頭で合わすが、ここはGKアリソンのビッグセーブに阻まれた。
▽後半に入って押し込まれる時間が続くローマは、62分にエル・シャーラウィを下げてサラーを投入。するとこの交代が2点目をもたらす。65分、右サイドでブルーノ・ペレスのスルーパスに抜け出したサラーが中央へ折り返すと、巧みなボディフェイントでDFムサッキオを外したゼコが右足のシュートを流し込んだ。
▽ゼコの公式戦7試合連続ゴールで貴重な追加点を奪ったローマは、アドリアン・ロペス、チェリシェフとアタッカーを送り込んできたビジャレアルを相手にきっちりゲームをコントロール。79分にはフアン・ジェズスのロングフィードに反応したゼコがDFとうまく入れ替わってゴール前に抜け出すと、強烈な右足のシュートを放つ。GKアセンホが何とか触るもボールは勢いを失わず、ゴールネットに吸い込まれた。
▽この3点目でベスト16進出に大きく近づいたローマは、86分にも左サイドに抜け出したナインゴランからパスを受けたボックス中央のゼコが反転シュートを流し込み、後半だけでハットトリック達成。絶好調のゼコの大活躍によって敵地で堅守ビジャレアルを粉砕したローマが、23日に行われるホームでの2ndレグを前にベスト16の切符をほぼ手中に収めた。
▽リーガエスパニョーラ屈指の堅守を誇るビジャレアル、セリエA屈指の攻撃力を誇るローマが対峙するラウンド32最注目の一戦。激戦となったグループLをオスマンルシュポルに次ぐ2位通過となったビジャレアルは、強豪ローマ撃破に向けて現状のベストメンバーを起用。2トップにはバカンブとサンソーネが並んだ。
▽一方、アストラやビクトリア・プルゼニらと同居したグループEを貫録の首位通過したローマは、直近のクロトーネ戦から先発3人を変更。GKにアリソンが入ったほか、デ・ロッシ、エル・シャーラウィが先発に復帰。3トップにはエル・シャーラウィ、ゼコ、ナインゴランが並んだ。
▽31分には左サイドのエル・シャーラウィからのクロスをゴール前のゼコが打点の高いヘディングで合わせるが、これはGKアセンホの好守に遭う。それでも、ローマは直後の32分に左サイドでカスティジェホからボールを奪い、中央に切り込んだエメルソンが利き足とは逆の右足を振り抜くと、これがゴール右上隅の絶妙なコースに突き刺さり、アウェイチームが均衡を破った。
▽これで勢いに乗ったローマは、前半終了間際にもナインゴラン、エメルソンが続けて際どいシュートから追加点に迫るなど、良い形で前半を終えた。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、ビハインドを追うビジャレアルが立ち上がりから仕掛ける。50分過ぎにはカウンターから中央をドリブルで持ち上がったバカンブが複数のDFを相手に強引に仕掛けてボックス付近でシュートも、これはシュートブロックに遭う。54分にはセットプレーの流れから右サイド深くのトリゲロスが上げたクロスを、ニアサイドのガスパールが頭で合わすが、ここはGKアリソンのビッグセーブに阻まれた。
▽後半に入って押し込まれる時間が続くローマは、62分にエル・シャーラウィを下げてサラーを投入。するとこの交代が2点目をもたらす。65分、右サイドでブルーノ・ペレスのスルーパスに抜け出したサラーが中央へ折り返すと、巧みなボディフェイントでDFムサッキオを外したゼコが右足のシュートを流し込んだ。
▽ゼコの公式戦7試合連続ゴールで貴重な追加点を奪ったローマは、アドリアン・ロペス、チェリシェフとアタッカーを送り込んできたビジャレアルを相手にきっちりゲームをコントロール。79分にはフアン・ジェズスのロングフィードに反応したゼコがDFとうまく入れ替わってゴール前に抜け出すと、強烈な右足のシュートを放つ。GKアセンホが何とか触るもボールは勢いを失わず、ゴールネットに吸い込まれた。
▽この3点目でベスト16進出に大きく近づいたローマは、86分にも左サイドに抜け出したナインゴランからパスを受けたボックス中央のゼコが反転シュートを流し込み、後半だけでハットトリック達成。絶好調のゼコの大活躍によって敵地で堅守ビジャレアルを粉砕したローマが、23日に行われるホームでの2ndレグを前にベスト16の切符をほぼ手中に収めた。
ローマの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
ローマの人気記事ランキング
1
ローマが新スタジアム計画を発表…目玉は欧州最大のクルヴァ・スッド
ローマが新スタジアムの計画を発表した。 ローマは1953年の開場以来、ラツィオと共にスタディオ・オリンピコを本拠地として使用してきた。しかし、幾度か修繕や改修は行っているものの、老朽化が否めないこともあり、クラブは以前から新スタジアム建設への動きを進めていた。 ただ、“地面を掘れば遺跡にあたる”とも言われる「永遠の都」特有の事情もあり、その計画はなかなか進まずにいたが、ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOとローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏ら市議会の代表者との会談を経て、新スタジアムの計画を発表した。 『YouTube』での新スタジアムのイメージ動画と共にクラブは今回の計画を以下のように説明している。 「ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOを代表とするASローマのトップマネジメントは、本日、ローマ市長ロベルト・グアルティエリ氏と会談し、クラブの新スタジアムのエキサイティングな計画について話し合いました」 「会議では、プロジェクトの革新性と、フットボールファンと地域社会の両方に約束される数多くのメリットに対する共通の熱意が示されました」 「プロジェクトのビデオプレゼンテーションのリリースは、新しいスタジアムのユニークなビジョンとモダンなデザインを紹介し、熱狂的な反響を呼びました。このビジョンの鍵となるのは、ヨーロッパ最大となる予定の新しいクルヴァ・スッドです。このクルヴァ・スッドは、ASローマのサポーターの揺るぎない情熱の証となるでしょう」 また、フリードキン副会長は、このプロジェクトがクラブだけでなくローマという都市、地域社会においても新たな価値を創造するものになると確信している。 「本日、ローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏とお会いし、新しいスタジアムのビジョンを発表できたことを光栄に思います。この素晴らしいスタジアムは、ASローマとそのファンの新しいホームであるだけでなく、ローマ市民全員にとってのランドマークでもあります。ヨーロッパ最大のクルヴァとなる予定の新しいクルヴァ・スッドは、サポーターの情熱とエネルギーを体現する強力な焦点となるでしょう。古典的なローマ建築にインスピレーションを得た象徴的なデザインと最先端の設備を備えたこのスタジアムは、フットボールファンから地元のコミュニティまで、すべての人に世界クラスの体験を提供します」 「ASローマの誇りある管理者として、私たちは、クラブの精神と伝統を体現する空間を創り出すとともに、革新と卓越性の世界的なシンボル、そして環境責任のモデルとなることに尽力しています」 「新スタジアムを環境責任のモデルにするという取り組みは、ローマ市長が指摘したように、クラブの価値観やローマ市のより広範な目標と一致しています」 「両者は、開発のさまざまな側面に焦点を当てる作業グループの設立を含む、プロジェクトを進めるためのロードマップについて話し合い、合意しました。これらのグループは、環境基準とコミュニティの関与に細心の注意を払いながら、プロジェクトがスムーズに進むようにします」 「ASローマとそのリーダーシップは、ファンの体験を向上させるだけでなく、コミュニティと環境にプラスの影響を与えるランドマークを作成することに専念しています。新しいスタジアムプロジェクトは、クラブ、ファン、そしてローマ市の誇りのシンボルとなるでしょう」 <span class="paragraph-title">【動画】ローマの新スタジアム構想が発表!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/RE0m08zRgBo" title=" Towards our new stadium " frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.07.25 06:30 Thu2
モウリーニョ解任のローマに“レジェンド”デ・ロッシが帰還! 監督就任に「この感動は言葉では言い表せない」
ローマは16日、新監督にダニエレ・デ・ロッシ氏(40)が就任することを発表した。 契約期間は2024年6月30日までの残りシーズンとなる。 デ・ロッシ新監督は、ローマ育ちでアカデミー出身者。2002年にファーストチームに昇格すると、2019年7月にボカ・ジュニアーズに移籍するまでプレー。ローマ時代には2007年、2008年にはコッパ・イタリアで優勝。2007年にはスーペル・コパも制し、フランチェスコ・トッティ氏が引退してからはキャプテンとしてチームを支えた。 引退後はイタリア代表のテクニカルコーチを務め、2021年のユーロ優勝に貢献。2022年10月から2023年2月まではSPALで指揮を執っていたが、半年でわずか3勝に終わり解任されていた。 ローマでは公式戦通算616試合に出場し63ゴール。18年間プレーしたクラブに監督として復帰することとなったデ・ロッシ新監督は、クラブを通じてコメントしている。 「ローマのテクニカル面でのリーダーシップの責任を私に託してくれたフリードキンファミリーに感謝したい。私としては、今からシーズン終了までの間に待ち受ける試練に立ち向かうため、日々の犠牲を払い、自分の中にある全てを捧げる必要があると思っている」 「ベンチに座ることができる感動は言葉では言い表せない。私にとってローマがどんな存在であるかは、誰もが知っているが、我々全員を待っている仕事は既に引き受けた」 「我々には時間がなく、選択肢もない。競争力を持ち、目標のために戦い、達成しようとすることがスタッフと私が自分たちに与える唯一の優先事項だ」 ローマは16日、4シーズン目を迎えていたジョゼ・モウリーニョ監督を解任。就任1年目の2021-22シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグで優勝。2022-23シーズンはヨーロッパリーグで決勝に進むも、セビージャにPK戦の末に敗れて準優勝。今シーズンはリーグ戦で序盤から調子が上がらず、14日に行われたセリエA第20節でミランに敗れ、3戦未勝利となっており、9位と苦しんでいた。 2024.01.16 22:15 Tue3
「僕はスペイン人」18歳ハイセンが母国オランダに決別…2月にスペイン国籍取得でU-21代表デビュー
ローマDFディーン・ハイセン(18)が自らのアイデンティティを語った。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 セリエAでメキメキ頭角を表す197cmの両利きセンターバック・ハイセン。16歳でマラガからユベントスへ移籍し、トップ昇格の今季は後半戦からローマへ武者修行…順調に出場機会を得ている。 そんなハイセン、U-17オランダ代表の一員として2022年にU-17欧州選手権準優勝などなど、これまでは世代別オランダ代表の常連。 しかし、今回の代表ウィークはU-21スペイン代表に招集…元アヤックスの父ドン・ハイセン氏を含めて一家揃ってオランダ出身だが、自身が5歳の時にスペイン・アンダルシア州へ移住し、今年2月にはスペイン国籍を取得しているのだ。 そして、21日に行われたU-21スロバキア代表との国際親善試合でラ・ロヒタ(世代別スペイン代表の愛称)デビュー。スペイン『マルカ』のインタビューでは「僕はスペイン人」と明言した。 「そうだね。僕は自分がスペイン人だと感じているよ。5歳からマラガで育ち、今回スペイン代表の一員になれて嬉しい。いずれスペイン代表でトロフィーを勝ち取りたいよ」 ハイセンをDFヴィルヒル・ファン・ダイクやDFステファン・デ・フライ、DFマタイス・デ・リフトらに続く新時代のディフェンスリーダーと捉えていたオランダ側から見れば、今回の所信表明は痛い。 2024.03.26 16:35 Tue4
34歳パストーレ現役引退へ「痛みに耐えられない」「楽しかったサッカーが罰に」
元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(34)がやはり現役引退へ。 淡いピンクのユニフォームを纏ったパレルモ時代に脚光を浴び、以後パリ・サンジェルマン(PSG)、ローマでもプレーしたパストーレ。端正な顔立ちも人気を博した正真正銘のクラックだ。 しかし、そんな彼の現在地は「無所属」。昨夏カタール・スターズリーグのカタールSCを半年で退団後、どのクラブにも属しておらず、以前から問題を抱える股関節の状態が極めて良くないことを明かしている。 今回、アルゼンチン『La Nacion』の取材では、耐え難い股関節の痛み、そしてそれに伴う苦しみに苛まれてきたことを告白。どうやら心は現役引退で固まってるようだ。 「痛みに耐えられなかった…目覚めの瞬間に気分が悪くなり、自然と脳が僕に『もうサッカーを辞める時だ』と語りかけていた。けど、僕自身が受け入れられず、苦しむことを決めたんだ」 「サッカーを続けるためにできることは全て試してみた。けど、望む結果は何もない。練習とプレーは再開できたが、日々の生活は悪いまま。一度紅白戦をやってみたら、その後2日間ベッドで寝て過ごすことになったんだ…痛みでね」 「消耗しきった股関節に再び負荷をかける…有害みたいだ。痛みは以前にも増して大きくなり、サッカーが楽しみではなく、ただの罰になってしまったよ。子どもたちとボールを蹴ることさえままならない」 「今は左足の股関節に人工股関節を入れてある。すべてセラミックでね。毎朝リハビリに励み、なんとか生活は元通りだ。『普通の生活』がこんなにハッピーだなんてね」 「この数年間、常に現役引退の準備をしてきた。股関節が元気だったころ、僕はフットボーラーとしてなんだってできると信じていた…今日の僕はピッチに立つことを一切考えていない」 「ここからさらに回復して、もしランニングして良い気分を維持できたら…その時はもっともっと走りたくなるだろうね。それだけで満足だ」 “El Flaco(エル・フラコ=やせぽっち)”ハビエル・パストーレ。美しい出立ちとプレーの数々でファンを楽しませた男は、スパイクを脱ぐ。 2024.03.22 18:10 Fri5