岡崎温存のレスター、若手2選手の活躍で延長戦制して5回戦進出!《FAカップ》

2017.02.09 07:55 Thu
Getty Images
レスター・シティは8日、FAカップ4回戦再試合でチャンピオンシップ(イングランド2部)のダービーと対戦し、延長戦の末に3-1で勝利し、5回戦進出を決めた。レスターのFW岡崎慎司は、ベンチ入りも出場機会はなかった。

▽先月27日に敵地で行われた一戦を辛くも2-2のドローで終えたレスターが、ミルウォールの待つ5回戦進出を目指した一戦。直近のリーグ戦5試合無得点で4連敗中と泥沼状態のレスターは、週末のリーグ戦を睨んで大幅なターンオーバーを敢行。ヴァーディが招集外となったほか、岡崎、マフレズ、ドリンクウォーターらがベンチスタートとなり、1トップのムサの下にオルブライトン、カプスツカ、グレイが並んだ。

▽立ち上がりからグレイ、ムサのスピードを生かして押し込む入りとなったレスターは、12分にカプスツカがファーストシュートを放つが、これを枠に飛ばせない。その後もホームの歓声を後押しに先制点を目指していくが、徐々に相手の守備に対応され始める。
▽攻撃の機能低下で押し返される場面が目立つレスターは、アニャらの突破に苦戦も中盤のメンディを中心に身体を張った守備で凌ぎ切り、前半をゴールレスで終えた。

▽だが、迎えた後半にレスターは開始1分でゴールをこじ開ける。左サイドで仕掛けたグレイのクロスをファーサイドのオルブライトンがゴールラインぎりぎりで頭で折り返すと、これをアンディ・キングが頭で押し込んだ。
▽後半開始早々の先制点で勢い付くレスターは、前がかりになったダービーに対して、ムサとグレイが長い距離を持ち上がってのカウンターで追加点に迫る。だが、ここ最近のリーグ戦の戦績を表すように試合をコントロールし切れないチームは、60分過ぎに追いつかれる。ボックス手前で与えたFKの場面で味方のズラしたボールをA・カマラに強振されると、壁から動いたDFに当たってコースが変わったボールがゴール左隅に吸い込まれた。

▽前回対戦と同様にまたしても逃げ切りに失敗したレスターは、すぐさま勝ち越しゴールを奪おうと、前がかりになる。しかし、グレイの個人技以外に攻め手を見い出せず、時間だけが過ぎていく。流れを変えたいラニエリ監督は、81分に切り札のマフレズを投入するが、90分間のうちに試合を決めることができなかった。

▽迎えた延長前半、メンディとムサを下げて、スリマニとエンディディの主力2選手を同時にピッチへ送り出すと、この交代が勝ち越しゴールをもたらす。94分、マフレズのラストパスをバイタルエリアに走り込んだエンディディが受けると、ボックス手前から左足を一閃。強烈なシュートは相手GKに触られるも、右ポストの内側を叩いたボールがネットを揺らした。

▽エンディディの鮮烈な移籍後初ゴールで勝ち越しに成功したレスターは、追いすがるダービーの反撃に遭い、辛くも2失点目を防ぐ防戦一方の展開に。それでも、延長後半に入った114分にボックス左で仕掛けたグレイが圧巻の個人技でDF2枚を手玉に取り、試合を決定付ける3点目を奪取。格下相手に苦戦を強いられながらも岡崎ら一部主力を温存して勝ち切ったレスターが公式戦6試合ぶりの白星を飾ると共に、ミルウォールが待つFAカップ5回戦進出を決めた。

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.48 誰もが驚き、賞賛した“ミラクル・レスター”/レスター・シティ[2015-16]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.48</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2015-2016シーズン/レスター・シティ ~“ミラクル・レスター”~</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2015-16leicester.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:クラウディオ・ラニエリ 獲得タイトル:プレミアリーグ 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">目標は残留のはずだったが…</div> レスター・シティが躍進したこのシーズンの1年前、2014-15シーズンに11年ぶりのプレミアリーグに復帰したが、前半戦を終えて最下位に終わり、降格間違いなしといわれていた。ところが、当時のナイジェル・ピアソン監督率いるレスターは、後半戦に8戦7勝1分を記録するなど巻き返しを見せ、「華麗なる脱出」を遂げていた。 1年での降格を免れたレスターだったが、その立役者であったピアソン監督をシーズン開幕直前に解任し、クラウディオ・ラニエリ監督を招へいした。就任後のラニエリ監督は、「目標は残留。勝ち点40を目指す」とコメント。すると、開幕後5戦を無敗で終えた後も、11月末に単独首位に躍り出たときも、その目標は変わらなかった。 それでも前半戦を2位で終えたとき、ラニエリ監督は初めて残留以外の目標を口にする。「上位を維持したい。前半戦で勝ち点39を積み上げたから、後半戦でも勝ち点40を目指す」。前代未聞となる目標の2倍を掲げ、いよいよ“優勝”が現実味を帯びていく。 『遅かれ早かれ彼らは失速するだろう』と思われながらも、後半戦も順調に勝ち点を重ねていったレスターは勝てば自力優勝が決まる36節のマンチェスター・ユナイテッド戦を引き分けるも、優勝を争うトッテナムも勝利を逃し、優勝が決定した。こうして開幕前優勝オッズ5001倍だったレスター・シティが「ミラクル・レスター」として後世に名を遺した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">噛み合った戦術とメンバー</div> ピアソン監督の解任を受けて今季開幕前にレスターの指揮官に就任したラニエリ監督に対して、当初は懐疑的な意見も出ていたが、見事な手腕で奇跡的な優勝に導いた。パス成功率やポゼッション率はリーグ最低クラスでも、選手たちの特長を生かすカウンター型の組織的なチームを構築した。 中でもサプライズとなったのは、フランス2部のカーンからレスター入りした小柄なフランス人MFエンゴロ・カンテだ。カンテは、開幕からの5試合のうち4試合がベンチスタートだった。しかし、そこからラニエリ監督の信頼を掴むと、不動のレギュラーとして君臨。驚異的なスタミナと圧倒的な運動量で“新たなマケレレ”と称されると、フランス代表にも定着。シーズン後にチェルシーへとステップアップした。 攻撃陣は、プレミア新記録の11戦連発を含む24ゴールを叩き出したジェイミー・ヴァーディと、17得点11アシストをマークしたリヤド・マフレズがチームの“飛車角”だった。 前線から守備のスイッチとなった岡崎慎司や、ヴァーディとのホットラインが光ったダニエル・ドリンクウォーターなど、ラニエリ監督はカウンター戦術の最適解となるイレブンを選び出した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FW:ジェイミー・ヴァーディ(28)</span> レスター・シティの絶対的エースとして君臨したヴァーディ。シーズン前には主力選手の1人に過ぎなかったヴァーディだが、このシーズンで完全に一皮向けた。 最終的にリーグ戦で24ゴール。11月には、ファン・ニステルローイ氏の記録を上回る11試合連続ゴールの新記録を樹立。PFA(イギリスプロフットボール選手協会)最優秀選手賞はマフレズに譲ったが、FWA(イギリスフットボール記者協会)選出の最優秀選手賞を受賞。イングランド代表としても活躍した。 2019.04.29 21:00 Mon

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