【プレビュー】プレミアの覇権を左右するビッグロンドン・ダービー《チェルシーvsアーセナル》
2017.02.04 07:00 Sat
▽プレミアリーグ第24節、チェルシーvsアーセナルのビッグロンドン・ダービーが日本時間4日21:30にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。首位独走の構えを見せるチェルシー(勝ち点56)と、3位アーセナル(勝ち点47)が対峙する今シーズンのプレミアの覇権を左右する注目のダービーだ。
▽前節、4位リバプールとの上位対決では、FWジエゴ・コスタのPK失敗もあり、勝ち点3を逃がし、公式戦の連勝が「4」でストップしたチェルシー。それでも、5位のマンチェスター・シティを除くその他の上位勢がいずれも取りこぼしたことで、2位以下との勝ち点差キープに成功した。そして、2年ぶりの覇権奪還に向けて絶好の位置に付けるコンテ率いるチームは、タイトル奪取を確固たるものとするため、3位アーセナルとのビッグマッチに臨む。
▽一方、前節ホームで格下ワトフォードを相手に痛恨の敗戦を喫したアーセナルは、公式戦8試合ぶりの黒星で3位に転落。逆転優勝に向けたチェルシーとの大一番を前に、痛恨の不覚を取ったヴェンゲル率いるチームは、13年ぶりのリーグ制覇に向けて正念場を迎えている。仮に、今回のダービーで敗れれば、勝ち点差が12ポイントに広がるだけに、最悪でも勝ち点1を持ち帰ることが求められる。
▽なお、昨年9月に行われた前回対戦では、アーセナルが3-0で完勝。奇しくもチェルシーは、この敗戦をキッカケに現行の[3-4-3]のシステムに移行し、現在の圧倒的なパフォーマンスへの礎を築いている。思わぬ形でライバルに塩を送ることになったアーセナルとしては、今回の一戦でライバルの勢いを止めたいところだ。
▽チェルシー予想スタメン
DF:アスピリクエタ、ダビド・ルイス、ケイヒル
MF:モーゼス、カンテ、マティッチ、マルコス・アロンソ
FW:ペドロ、ジエゴ・コスタ、アザール
負傷者:なし
出場停止者:なし
▽アーセナル予想スタメン
DF:ベジェリン、ムスタフィ、コシエルニー、モンレアル
MF:チェンバレン、コクラン
MF:ウォルコット、エジル、イウォビ
FW:サンチェス
負傷者:DFドゥビュシー、MFカソルラ、ラムジー、FWジルー
出場停止者:MFジャカ(3/4)
▽今季2度目のレッドカードで4試合出場停止中のジャカ、エジプト代表としてアフリカ・ネイションズカップ参戦中のMFエルネニーが引き続き欠場となる。また、直近のワトフォード戦でふくらはぎを痛め、3週間の離脱となるラムジーも起用できない。したがって、コクランの相棒にはチェンバレンが起用される可能性が高い。ただ、同選手もワトフォード戦で打撲を負ったとの情報もあり、仮に起用できない場合は、先日のFAカップ、サウサンプトン戦でアンカーロールを担った19歳MFナイルズがプレミア初先発を果たす可能性もある。
▽1トップに関しては、足首に問題を抱えているジルーが万全の状態ではないため、サンチェスの起用が濃厚だ。ただ、選手層に問題を抱えるセントラルMFのポジションとは裏腹に、前線にはFWウェルベックやジルー、FWルーカス・ペレスと多士済々のタレントが控えるだけに、敵地での今回の一戦ではある程度守備的に戦い、後半勝負という形に持っていくのが適当か。
★注目選手
◆チェルシー:MFセスク・ファブレガス
▽そのため、拮抗した展開が予想される中で、ジエゴ・コスタとのホットライン、ケイヒルやD・ルイスの高さを生かすプレースキックでゲームチェンジャーとしての役割が期待できる。加えて、リードの展開でアザールやペドロなど、前線のアタッカーとの交代で投入されれば、高いキープ力と正確な繋ぎで試合をクローズする仕事も果たせるはずだ。個人的には、スタメンに抜擢された前回対戦で低調なチームと共に思うようなプレーができず、悔しい思いをしただけに、古巣相手にきっちり仕事を果たして、2年ぶりのリーグ制覇を手繰り寄せたいところだ。
◆アーセナル:MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン
▽本職の2列目での起用ではないが、守備的なコクランが相棒に入るだけに、持ち味のダイナミズムを生かした攻撃参加で攻撃に厚みを加えると共に、課題の守備では集中力とポジショニングに気を配りつつ、優れた身体能力で相手に食らいついていきたい。また、好パフォーマンスを披露したFAカップ、サウサンプトン戦のように低い位置からのミドルレンジのフィードも積極的に狙いたいところだ。
▽前節、4位リバプールとの上位対決では、FWジエゴ・コスタのPK失敗もあり、勝ち点3を逃がし、公式戦の連勝が「4」でストップしたチェルシー。それでも、5位のマンチェスター・シティを除くその他の上位勢がいずれも取りこぼしたことで、2位以下との勝ち点差キープに成功した。そして、2年ぶりの覇権奪還に向けて絶好の位置に付けるコンテ率いるチームは、タイトル奪取を確固たるものとするため、3位アーセナルとのビッグマッチに臨む。
▽一方、前節ホームで格下ワトフォードを相手に痛恨の敗戦を喫したアーセナルは、公式戦8試合ぶりの黒星で3位に転落。逆転優勝に向けたチェルシーとの大一番を前に、痛恨の不覚を取ったヴェンゲル率いるチームは、13年ぶりのリーグ制覇に向けて正念場を迎えている。仮に、今回のダービーで敗れれば、勝ち点差が12ポイントに広がるだけに、最悪でも勝ち点1を持ち帰ることが求められる。
◆チェルシー◆
【3-4-3】
【3-4-3】
▽チェルシー予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワDF:アスピリクエタ、ダビド・ルイス、ケイヒル
MF:モーゼス、カンテ、マティッチ、マルコス・アロンソ
FW:ペドロ、ジエゴ・コスタ、アザール
負傷者:なし
出場停止者:なし
▽主力に出場停止者、目立った負傷者はいない。ただ、ダビド・ルイスとアザールがいずれも軽傷を抱えている点が唯一の懸念材料。ただ、両選手共に先発起用は問題ないようだ。激戦となったリバプール戦から中3日のゲームとなるため、ターンオーバーも考えられ、ウィリアンかアザールに代わってペドロ、マティッチに代わってセスクが先発に起用される可能性もあるはずだ。
◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽アーセナル予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:チェフDF:ベジェリン、ムスタフィ、コシエルニー、モンレアル
MF:チェンバレン、コクラン
MF:ウォルコット、エジル、イウォビ
FW:サンチェス
負傷者:DFドゥビュシー、MFカソルラ、ラムジー、FWジルー
出場停止者:MFジャカ(3/4)
▽今季2度目のレッドカードで4試合出場停止中のジャカ、エジプト代表としてアフリカ・ネイションズカップ参戦中のMFエルネニーが引き続き欠場となる。また、直近のワトフォード戦でふくらはぎを痛め、3週間の離脱となるラムジーも起用できない。したがって、コクランの相棒にはチェンバレンが起用される可能性が高い。ただ、同選手もワトフォード戦で打撲を負ったとの情報もあり、仮に起用できない場合は、先日のFAカップ、サウサンプトン戦でアンカーロールを担った19歳MFナイルズがプレミア初先発を果たす可能性もある。
▽1トップに関しては、足首に問題を抱えているジルーが万全の状態ではないため、サンチェスの起用が濃厚だ。ただ、選手層に問題を抱えるセントラルMFのポジションとは裏腹に、前線にはFWウェルベックやジルー、FWルーカス・ペレスと多士済々のタレントが控えるだけに、敵地での今回の一戦ではある程度守備的に戦い、後半勝負という形に持っていくのが適当か。
★注目選手
◆チェルシー:MFセスク・ファブレガス

Getty Images
▽今回のダービーの注目プレーヤーは、古巣相手に引導を渡すことが期待されるセスクだ。絶好調のチームにおいて、序列は中盤の3番手となっており、今回のダービーでスタメンを飾る可能性は低い。ただ、卓越した視野の広さを生かした高精度のパス、黄金の右足から繰り出される正確なプレースキックは、ほかのチームメートにはない大きな武器だ。▽そのため、拮抗した展開が予想される中で、ジエゴ・コスタとのホットライン、ケイヒルやD・ルイスの高さを生かすプレースキックでゲームチェンジャーとしての役割が期待できる。加えて、リードの展開でアザールやペドロなど、前線のアタッカーとの交代で投入されれば、高いキープ力と正確な繋ぎで試合をクローズする仕事も果たせるはずだ。個人的には、スタメンに抜擢された前回対戦で低調なチームと共に思うようなプレーができず、悔しい思いをしただけに、古巣相手にきっちり仕事を果たして、2年ぶりのリーグ制覇を手繰り寄せたいところだ。
◆アーセナル:MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン

Getty Images
▽対するアーセナルのキーマンは、欠場者続出のセントラルMFでの起用が濃厚なチェンバレンだ。昨夏に退団も噂された中、残留を決意したチェンバレンは、途中出場を中心にここまで公式戦29試合に出場し、6ゴール7アシストを記録。だが、相変わらずパフォーマンスに波があり、レギュラーポジション確保に至っていない。だが、今回のダービーではトップ6相手に初めてスタメンのチャンスを与えられることが濃厚となっており、レギュラーポジション奪取に向けて恰好のアピールの場となるはずだ。▽本職の2列目での起用ではないが、守備的なコクランが相棒に入るだけに、持ち味のダイナミズムを生かした攻撃参加で攻撃に厚みを加えると共に、課題の守備では集中力とポジショニングに気を配りつつ、優れた身体能力で相手に食らいついていきたい。また、好パフォーマンスを披露したFAカップ、サウサンプトン戦のように低い位置からのミドルレンジのフィードも積極的に狙いたいところだ。
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