ACL出場権没収の昨季王者・全北現代が異議申立ての意向を発表
2017.01.19 22:57 Thu
▽今シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を没収されたKリーグ・クラシックの全北現代が、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ異議申立てを行う意向であることを発表した。
▽2016シーズンのACLで優勝した全北現代は、アジアサッカー連盟(AFC)の独立機関の調査により資格停止処分を受けたていた。全北現代は、2013年当時にクラブのスカウトによる金銭絡みの審判買収が発覚。これを受け、2016シーズンのKリーグ・クラシックにおいて、9ポイントの勝ち点没収と1億ウォン(約970万円)の罰金処分が科され、最終的にFCソウルに次ぐ2位でシーズンを終えていた。
▽AFCからの処分発表から10日以内にAFCの出場管理機構に異議申立てを行うことが可能だった全北現代は、即座に反応。CASへの控訴が認められばACL出場が可能となるものの、判決が遅れることを危惧し「できるだけ早く判決を出すことを要求する」とクラブ関係者がかたったとのことだ。
▽最も良いケースであれば、プレーオフ開催の2月7日より前に判決がでること。全北現代の出場権没収となった場合は、グループHにはプレーオフからの参戦だったKリーグ・クラシック3位の済州ユナイテッドが出場。プレーオフには4位の蔚山現代FCが繰り上がりで参戦することになるため、他クラブへの影響が出てしまう。果たしてCASはどの様な判決を下すのだろうか。
▽2016シーズンのACLで優勝した全北現代は、アジアサッカー連盟(AFC)の独立機関の調査により資格停止処分を受けたていた。全北現代は、2013年当時にクラブのスカウトによる金銭絡みの審判買収が発覚。これを受け、2016シーズンのKリーグ・クラシックにおいて、9ポイントの勝ち点没収と1億ウォン(約970万円)の罰金処分が科され、最終的にFCソウルに次ぐ2位でシーズンを終えていた。
▽AFCからの処分発表から10日以内にAFCの出場管理機構に異議申立てを行うことが可能だった全北現代は、即座に反応。CASへの控訴が認められばACL出場が可能となるものの、判決が遅れることを危惧し「できるだけ早く判決を出すことを要求する」とクラブ関係者がかたったとのことだ。
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