レーティング:鹿島アントラーズ 2-1 川崎フロンターレ《天皇杯》

2017.01.01 18:19 Sun
©︎J.LEAGUE
▽第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝、鹿島アントラーズvs川崎フロンターレが1日に市立吹田サッカースタジアムで行われ、延長戦の末に2-1で鹿島が勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。
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▽鹿島アントラーズ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
21 曽ヶ端準 6.0
終始、落ち着いたセービングで立ち上がりの守備陣の不安定さをカバー。失点場面はノーチャンスDF
22 西大伍 6.5
的確な読みと攻守に渡る好ポジショニングを披露。終盤には、ファブリシオの決勝点をお膳立てした
23 植田直通 6.0
空中戦の高さと球際の強さで川崎の攻撃をストップ。延長戦では得意のフィードからチャンスを演出

3 昌子源 6.5
卓越した危機察知能力とシュートブロックでピンチを阻止。引き続き上々のパフォーマンスを見せた
16 山本脩斗 6.0
総体的に攻撃参加を自嘲気味だったが、得意のセットプレーから先制点をマーク

(→14 ファン・ソッコ 6.0)
投入早々に失点に関与。しかし、延長戦に入って徐々に安定感

MF
6 永木亮太 6.5
徹底したプレスと落ち着いた配球ぶりで中盤を監視

40 小笠原満男 6.0
疲労から中盤のバランスが崩れギャップを突かれるところもあったが、的確なポジショニングと狡猾なプレーで相手の嫌がる存在に

(→11 ファブリシオ 6.5)
後半終盤に投入されると、延長前半に3度の決定機に絡み、勝ち越し弾。好守においてスーパーサブの役割を全うした

25 遠藤康 6.5
サイドから幾多のクロスで川崎Fゴールを脅かすと、42分に鋭いCKから先制点をアシスト

10 柴崎岳 6.0
決定的な場面で絡む回数は少なかったものの、絡めばスルーパスでチャンスを演出。

FW
8 土居聖真6.0
素早い飛び出しから積極的に相手DFの裏を狙うも、ボールを受けた次のプレーに精彩を欠き崩すには至らず

18 赤崎秀平 5.5
前線での動き出しやプレスバックで献身的な動きを見せるも、決定機を決められず

(→34 鈴木優磨 6.0)
迅速な攻守の切り替えで前線から川崎の中盤に圧をかけた。攻撃でも積極的にサイドから仕掛け、終盤川崎Fを畳みかけた

監督
石井正忠 7.0
エース金崎の不在、そして11月からの過密日程で疲労が蓄積している中でも組織のほころびを見せず。苦しい時間帯を耐え抜き、ファブリシオの投入で19冠目を引き寄せたあたりはさすが

▽川崎フロンターレ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 チョン・ソンリョン 5.5
ポストに救われた場面も数多くあるものの、安定したゴールキーピング。2失点は致し方なし

DF
6 田坂祐介 5.5
積極的に中盤でのパス回しにも参加。しかし守備では時折ボールウォッチャーになってしまう場面も

(→19 森谷賢太郎 5.5)
ボランチに入るものの、中盤を活性化させられず

23 エドゥアルド 6.5
冷静なディフェンスラインの統率で鹿島のチャンスの芽を多く潰した

5 谷口彰悟 6.0
身体を張ったディフェンスとビルドアップで川崎Fの後方を支えるも、被勝ち越し弾の場面ではスキを与えてしまう

MF
10 大島僚太 6.0
広い視野とパスで川崎Fの攻撃にリズムを加えるも決定機には絡めず

(→9 森本貴幸 -)

14 中村憲剛 6.0
パスワークからチャンスを演出し、自らもゴール前に飛び出すも、決定的な仕事はさせてもらえず

18 エウシーニョ 5.5
豊富な運動量は健在も、山本とファン・ソッコの対応に苦しみ、得意の裏抜けは影を潜めた。

20 車屋紳太郎 5.0
失点のシーンでは甘い対応を見せてしまうも、後半高い位置で数多くボールに絡む

FW
11 小林悠 6.0
縦横無尽の動き出しから一瞬の隙を突き、同点弾をゲットするも、逆転のチャンスで弱気の判断

2 登里享平 5.5
繰り返しパス&ゴーから鹿島ディフェンスの混乱を誘うも脅威とはならず

(→26 三好康児 6.0)
投入直後から攻撃を活性化させると小林の同点弾をアシストするも、その後は怖さがなかった

13 大久保嘉人 6.0
中盤からゴール前へと頻繁に顔を出し、激しく鹿島ゴールに迫るも肝心なシュートに鹿島ゴールを脅かすほどの威力がなかった

監督
風間八宏 5.5
前半立ち上がりはパスワークで鹿島ゴールを脅かすも失点。後半立ち上がりこそ三好の投入で流れを引き寄せ同点弾を奪うも、逆転するための打開策は見いだせず

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
西大伍(鹿島アントラーズ)
▽的確な読みと好ポジショニングでマッチアップした登里、車屋らを苦しめた。また、攻撃面でも積極的に相手ボックス内に侵入し、攻撃に絡むと、延長後半の勝ち越し弾に絡んだ。終始、川崎Fにとって嫌な存在であった

鹿島アントラーズ 2-1 川崎フロンターレ
【鹿島】
山本脩斗(前42)
ファブリシオ(延前4)
【川崎】
小林悠(後9)


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