エル・シャーラウィ躍動のローマが逆転勝利で2位死守! クラブ記録タイのホーム12連勝達成!《セリエA》

2016.12.23 06:48 Fri
Getty Images
▽セリエA第18節のローマvsキエーボが22日にスタディオ・オリンピコで行われ、ローマが3-1で逆転勝利した。
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▽前節、首位ユベントスとの頂上決戦に惜敗し、勝ち点差を7に広げられた2位のローマ。年内最終戦となる今節では、リーグ戦2連勝中で10位のキエーボをホームに迎えた。ユベントス戦からのメンバー変更は4点。負傷のマノラス、デ・ロッシに代えて、ヴェルメーレンとブルーノ・ペレスが起用され、ジェルソンとペロッティに代わって前節途中出場のサラーとエル・シャーラウィが先発に入った。
▽前節の[4-2-3-1]からサラー、ゼコ、エル・シャーラウィを3トップに配した攻撃的な[3-4-3]の布陣を採用したローマは、戦前の予想通り相手を押し込んでいく。サイドを深くえぐってそこからマイナスの折り返しを入れて揺さぶりをかけるホームチームは、12分にセットプレーのこぼれ球をエル・シャーラウィがダイレクトボレーで合わすが、枠の左を捉えたシュートはGKソレンティーノに阻まれた。

▽押し込みながらも自陣深くに守備ブロックを築いて粘り強く守る相手を崩し切れないローマは、21分にヴェルメーレンがビルサに簡単に抜かれて右クロスを許す。これがDFにディフレクトして浮いたボールをゴール前でフリーのデ・グズマンにシュートされるが、これは枠の右に外れた。

▽前半半ばから終盤にかけても試合展開に大きな変化はなし。相手を崩し切れないローマは、24分にナインゴラン、35分にゼコが続けて強烈なミドルシュートでゴールに迫るが、いずれもベテランGKの好守に遭う。すると37分、立ち上がりから緩さを見せていた守備陣が右サイドでイスコにフリーでクロスを許すと、ブルーノ・ペレスの緩慢な対応を突いたデ・グズマンにダイビングヘッドで決められた。
▽ホームで先制を許したローマは、41分にエル・シャーラウィのフリックに反応したゼコがゴール前に抜け出すが、シュートをミートできない。だが、攻め続けるローマは前半アディショナルタイム1分、ボックス手前中央の好位置で得たFKの場面でエル・シャーラウィが見事な右足の直接FKをゴール左隅に突き刺し、追いついて前半を終えた。

▽エル・シャーラウィのファインゴールによって良い形で後半に臨んだローマは、52分に勝ち越しゴールを奪う。左サイドで仕掛けたエル・シャーラウィの折り返しは一度DFにブロックされるが、ゴール前でエル・シャーラウィが競ったこぼれ球をドフリーのゼコが冷静に流し込んだ。

▽ゼコの4試合ぶりのゴールで逆転に成功したローマは、前がかりとなった相手に対してサラーやエル・シャーラウィ、ブルーノ・ペレスの快速を生かした得意のロングカウンターでトドメを刺しに行く。

▽58分にはブルーノ・ペレスが左ポストを掠める強烈なシュートを放つと、その後もエル・シャーラウィを起点に再三の決定機を作り出すが、サラーやゼコが決め切れない。試合を終わらせたいスパレッティ監督は、82分にサラーを下げて切り札のペロッティを投入。83分にはエル・シャーラウィの完璧なスルーパスに抜け出したゼコに絶好機も、ここは絶妙な飛び出しでシュートコースを消したGKソレンティーノのビッグセーブに阻まれた。

▽ゲームをコントロールするものの、試合を殺し切れないローマだったが、後半アディショナルタイムにようやく決着を付ける。ボックス右で仕掛けたペロッティがDFコスタのファウルを誘い、PKを獲得。これを名手ペロッティが冷静に流し込み、勝負あり。苦しみながらも難敵キエーボに逆転勝利したローマが、2位死守に成功した。

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