ロイス退場ドルトがオーバメヤンのメモリアル弾で無敗ホッフェンハイムとドロー! 香川はベンチ入りも出場せず《ブンデスリーガ》
2016.12.17 06:38 Sat
▽ブンデスリーガ第15節のホッフェンハイムvsドルトムントが16日にライン・ネッカー・アレーナで開催され、2-2のドローに終わった。ドルトムントのMF香川真司は、ベンチ入りも出場機会はなかった。
▽一方、[3-5-2]のホッフェンハイムに合わせて、今季要所で採用する守備時に4バック、攻撃時に3バックとなる可変システムで臨んだドルトムントは、7分にロイスのお膳立てからオーバメヤンが際どいシュートを放つと、11分にスコアをタイに戻す。ボックス手前で仕掛けたウスマーヌ・デンベレが1度はボールを失うも、すぐさまこぼれ球を拾い、ボックス左に走り込むゲッツェにプレゼントパス。これをゲッツェが右足で冷静に流し込んだ。
▽打ち合いの様相を呈す上位対決は、その後もオープンな展開に。19分にはデミルバイが強烈なブレ球シュートを放つが、これはGKヴァインデンフェラーが弾き出す。だが、ホッフェンハイムはこのプレーで得たCKの場面で、ファーサイドのヒュブナーが競り勝ったボールをゴール前のワグナーがバックヘッドで合わすと、GKヴァインデンフェラーが弾き切れず、ボールがネットを揺らした。
▽迎えた後半、1点リードに加え数的優位を手にしたホッフェンハイムは、開始直後にいきなり決定機を作る。ボックス右に持ち込んだカデラベクの高速クロスをニアに走り込んだワグナーがスライディングで合わすが、ここは右ポストを叩いた。
▽すると、絶体絶命のピンチを凌いだドルトムントが、直後の48分に高速カウンターから追いつく。中央をドリブルで突破したデンベレのスルーパスに反応したオーバメヤンが、ボックス右に持ち込んでGKバウマンの脇を抜く巧みなチップキックで流し込んだ。なお、オーバメヤンにとってこの得点はドルトムントでの公式戦100ゴール目となった。
▽エースのゴールで勢い付くドルトムントは、直後の50分に逆転機が訪れる。先ほどと同様に見事なドリブルで中央を突破したデンベレからボックス左に走り込むオーバメヤンにスルーパスが通るが、右足のシュートはGK正面を突く。さらに56分にはデンベレのクロスがDFヒュブナーのクリアミスを誘い、あわやオウンゴールという場面を演出するが、ボールはわずかに枠の左に外れた。
▽流れが悪いホッフェンハイムは、58分と61分にウートとデミルバイを下げて、クラマリッチとアティクを投入。攻撃的な選手の投入で勝ち越しゴールを目指す。一方、ドルトムントは圧巻の仕掛けで攻撃をけん引していたデンベレが足を痛めてプレー続行不可能となるアクシデントに見舞われ、69分にエムレ・モルの投入を余儀なくされた。
▽試合終盤にかけては引き分けで良しとするドルトムントに対して、ホームのホッフェンハイムが攻勢に転じる。84分にはカウンターからボックス内に持ち込んだトルジャンがGKヴァイデンフェラーと交錯し、倒れ込む。しかし、良いポジションで見ていた主審が接触なしと判断し、PKは与えられず。さらに89分にはゴール前でクラマリッチが丁寧なボレーシュートを放つが、これはヴァイデンフェラーの好守に遭い、ゴールとはならず。
▽結局、試合は2-2のままタイムアップ。ロイス退場にデンベレ負傷交代と二重苦に晒されながらエースのメモリアル弾で追いついたドルトムントが、上位チーム相手に辛くも勝ち点1を持ち帰った。一方、無敗を継続して暫定3位に浮上したホッフェンハイムだが、恩師率いるドルトムントに勝ち切ることはできず、消化不良の2戦連続ドローとなった。
PR
▽前節、ケルンを相手にロイスの終了間際の同点弾で辛くも勝ち点1を手にしたドルトムントは、迎えた今節にここまで6勝8分けと勝ち切れない試合が多いものの、ブンデスリーガで唯一無敗を継続する4位のホッフェンハイムとのアウェイゲームに臨んだ。パパスタソプーロスやカストロ、ピシュチェク、ラファエウ・ゲレイロなど、負傷者続出で野戦病院化するドルトムントだが、ロイスやオーバメヤン、バルトラ、ゲッツェなど、主力クラスを先発に並べ、負傷明けの香川はシュールレらと共にベンチスタートとなった。▽アウグスブルクのリザーブチーム時代に師弟関係を築いた注目の戦術家同士の一戦。試合はいきなり動く。開始2分、左サイドのヒュブナーのロングフィードに抜け出したウートが中途半端に飛び出したGKヴァインデンフェラーをドリブルでかわし、無人のゴールへ左足のシュートを流し込んだ。▽打ち合いの様相を呈す上位対決は、その後もオープンな展開に。19分にはデミルバイが強烈なブレ球シュートを放つが、これはGKヴァインデンフェラーが弾き出す。だが、ホッフェンハイムはこのプレーで得たCKの場面で、ファーサイドのヒュブナーが競り勝ったボールをゴール前のワグナーがバックヘッドで合わすと、GKヴァインデンフェラーが弾き切れず、ボールがネットを揺らした。
▽ホームチームが勝ち越しに成功した試合は、ここからさらに激しさを増していく。ボールを保持して押し込むドルトムントは、セットプレーの流れからデンベレにシュートチャンスも、ここはDFのブロックに遭う。対するホッフェンハイムは持ち味の鋭いカウンターから3点目に迫る。この流れの中、前半終了間際の41分に試合の行方を左右するアクシデントが発生。カウンターの対応にあたったロイスが不用意なファウルで2枚目の警告を受け、まさかの退場処分となった。
▽迎えた後半、1点リードに加え数的優位を手にしたホッフェンハイムは、開始直後にいきなり決定機を作る。ボックス右に持ち込んだカデラベクの高速クロスをニアに走り込んだワグナーがスライディングで合わすが、ここは右ポストを叩いた。
▽すると、絶体絶命のピンチを凌いだドルトムントが、直後の48分に高速カウンターから追いつく。中央をドリブルで突破したデンベレのスルーパスに反応したオーバメヤンが、ボックス右に持ち込んでGKバウマンの脇を抜く巧みなチップキックで流し込んだ。なお、オーバメヤンにとってこの得点はドルトムントでの公式戦100ゴール目となった。
▽エースのゴールで勢い付くドルトムントは、直後の50分に逆転機が訪れる。先ほどと同様に見事なドリブルで中央を突破したデンベレからボックス左に走り込むオーバメヤンにスルーパスが通るが、右足のシュートはGK正面を突く。さらに56分にはデンベレのクロスがDFヒュブナーのクリアミスを誘い、あわやオウンゴールという場面を演出するが、ボールはわずかに枠の左に外れた。
▽流れが悪いホッフェンハイムは、58分と61分にウートとデミルバイを下げて、クラマリッチとアティクを投入。攻撃的な選手の投入で勝ち越しゴールを目指す。一方、ドルトムントは圧巻の仕掛けで攻撃をけん引していたデンベレが足を痛めてプレー続行不可能となるアクシデントに見舞われ、69分にエムレ・モルの投入を余儀なくされた。
▽試合終盤にかけては引き分けで良しとするドルトムントに対して、ホームのホッフェンハイムが攻勢に転じる。84分にはカウンターからボックス内に持ち込んだトルジャンがGKヴァイデンフェラーと交錯し、倒れ込む。しかし、良いポジションで見ていた主審が接触なしと判断し、PKは与えられず。さらに89分にはゴール前でクラマリッチが丁寧なボレーシュートを放つが、これはヴァイデンフェラーの好守に遭い、ゴールとはならず。
▽結局、試合は2-2のままタイムアップ。ロイス退場にデンベレ負傷交代と二重苦に晒されながらエースのメモリアル弾で追いついたドルトムントが、上位チーム相手に辛くも勝ち点1を持ち帰った。一方、無敗を継続して暫定3位に浮上したホッフェンハイムだが、恩師率いるドルトムントに勝ち切ることはできず、消化不良の2戦連続ドローとなった。
PR
ドルトムントの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
|
ドルトムントの人気記事ランキング
1
「すっげぇ」「相変わらずシュート上手い」キールFW町野修斗がチームトップのブンデス7点目! 左上にダイレクトで突き刺す「ドルトムント相手に素晴らしい」「また忍者ポーズが広まった」
ホルシュタイン・キールのFW町野修斗がブンデスリーガで今シーズン7ゴール目を奪った。 キールは14日、ブンデスリーガ第17節でドルトムントをホームに迎えた一戦。町野は76分までプレーし、チームは4-2で新年初勝利を収めている。 町野は左シャドーで3試合連続の先発。すると27分、元スウェーデン代表FWアレクサンデル・ベルンハルトソンが相手のスローインから高い位置でボールを奪うと、並走した町野に横パス。ボックス手前中央からダイレクトで右足を振り抜き、ゴール左上に決めた。 2024年最終戦の第15節アウグスブルク戦でも2ゴール2アシストの活躍を見せていた日本人FW。リーグ戦7ゴールは追加点を決めたドイツ人FWフィル・ハーレスと並ぶチーム最多得点となり、公式戦8ゴールはチーム単独トップの数字となっている。 また、ブンデスリーガの得点ランキングでも8位タイに。レバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツやドルトムントのギニア代表FWセール・ギラシー、RBライプツィヒのスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコら8選手と並んでいる。 4得点の口火を切ったゴールには「うま」「すっげぇ」「相変わらずシュート上手い」「鮮やかなゴール!!」とSNS上で称賛の声。「ドルトムント相手にゴールは素晴らしい」「浮いたところをここまで綺麗に打てるの上手い」「着実に成長してる」「日本代表に呼んでください」「また忍者ポーズが広まったね」などといったコメントも寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】横パスをダイレクトで振り抜いた町野修斗の今季7点目</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">GOOOAL<br><br>/<a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%94%BA%E9%87%8E%E4%BF%AE%E6%96%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#町野修斗</a> がドルトムント相手にゴール!<br>今季ブンデス7ゴール目!<br>\<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ブンデスリーガ</a> 第17節<br><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ホルシュタイン・キール</a>×<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ドルトムント</a><br><br><a href="https://t.co/bR9b0bJuR5">https://t.co/bR9b0bJuR5</a><a href="https://twitter.com/shuto_machino?ref_src=twsrc%5Etfw">@shuto_machino</a><a href="https://twitter.com/Holstein_Kiel?ref_src=twsrc%5Etfw">@Holstein_Kiel</a> <a href="https://t.co/h5KM9cqIOF">pic.twitter.com/h5KM9cqIOF</a></p>— スカパー!ブンデスリーガ (@skyperfectv) <a href="https://twitter.com/skyperfectv/status/1879229120565092379?ref_src=twsrc%5Etfw">January 14, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.15 16:05 Wed2
マレン完全移籍へアストン・ビラとドルトムントが合意! 最大48億円の取引に
アストン・ビラがオランダ代表FWドニエル・マレン(25)獲得へドルトムントと合意に至ったようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。 選手本人がプレミアリーグ移籍に前向きな姿勢を示していたなか、先日に公式オファーの掲示が報じられていた。 ファーストオファーに関してはドルトムントが拒否したようだが、ここにきて2500万ユーロ+アドオン500万ユーロの総額3000万ユーロ(約48億円)の最新オファーをブンデスリーガの強豪が受け入れたようだ。 そのため、マレンは14日に予定されるブンデスリーガ第17節のホルシュタイン・キール戦の遠征メンバーを外れる見込みで、諸々の条件が整い次第イングランドへ向かうことになるようだ。 また、PSV獲得時に費やしたのとほぼ同額の移籍金を手にするドルトムントは、チェルシーのポルトガル代表DFレナト・ヴェイガ(21)、U-21イングランド代表MFカーニー・チュクエメカ(21)、マンチェスター・シティのU-21イングランド代表MFジェームズ・マカティー(22)ら今冬の獲得候補の獲得に動くことになりそうだ。 アヤックスのアカデミー育ちで、PSV時代にブレイクを果たしたマレンは2021年からドルトムントでプレー。ドイツ屈指の名門では右ウイングを主戦場に、ここまで132試合39ゴール20アシストを記録。今シーズンここまではブンデスリーガ14試合3ゴール、チャンピオンズリーグで5試合2ゴール1アシストの数字を残している。 左ウイングにセンターフォワードでもプレー可能なユーティリティー性はチームで重宝されているが、シーズンを通してのパフォーマンスの波が大きく攻撃のメインキャストには至らず。そのため、チームの起用法に不満を示す同選手は昨年辺りから退団の可能性がたびたび取り沙汰されている状況だった。 2025.01.13 21:50 Mon3
ドルトムントがレナト・ヴェイガ獲得へ個人間合意か? 買取OP含めた半年レンタルでクラブ間交渉が本格化
ドルトムントがチェルシーのポルトガル代表DFレナト・ヴェイガ(21)の獲得へ個人間で合意を取り付けたようだ。 スポルティングCPの下部組織育ちで、スイスの名門バーゼルで台頭したヴェイガは昨夏の移籍市場でチェルシーへ総額1400万ユーロ(約22億5000万円)と言われる金額で完全移籍した。 ここまでは主力温存のカンファレンスリーグ(ECL)や国内カップ戦を主戦場に、公式戦18試合2ゴール1アシストを記録。ただ、プレミアリーグでは先発1試合の出場にとどまっており、ECLの決勝トーナメントでも主力の起用に切り替わった場合、後半戦での出場機会減少は明白だ。 そのため、多才な21歳DFは出場機会を求めて今冬の移籍を希望しており、いくつかオファーが舞い込んだなか、ドルトムントとの個人間での交渉が順調に進み、口頭合意に至った模様だ。 左サイドバック、守備的MF、センターバックと3つのポジションを本職に近い形でプレー可能な守備のマルチロールは、190cmの恵まれた体躯とリーチの長さを活かしたボール奪取能力が高く、高精度のフィードや足元のテクニックにも優れる。 ドルトムントでは元々左サイドバックのポジションが手薄な上、ディフェンスラインに負傷者やケガへの耐性が低い選手が多く、そのポテンシャルと様々なポジションでプレー可能なヴェイガの特徴は戦力補強として理想的と言えるはずだ。 2025.01.13 15:11 Mon4
町野修斗が今季7点目!格下キールに4失点を喫したドルトムントがリーグ戦連敗…【ブンデスリーガ】
ブンデスリーガ第17節のホルシュタイン・キールvsドルトムントが14日に行われ、4-2でキールが勝利した。キールのFW町野修斗は76分までプレー、29分に今季7点目を記録した。 4日前に行われたレバークーゼン戦を打ち合いの末に敗れた8位ドルトムント(勝ち点25)はその試合からスタメンを5人変更。バイアーやアデイェミ、ヤン・コウトらに代えてザビッツァーやデュランヴィル、シュロッターベックらをスタメンで起用した。 町野が[3-4-2-1]の左シャドーでスタメンとなった17位キール(勝ち点8)に対し、ドルトムントは27分に先制を許す。高い位置からハイプレスを掛けたベルンハルトソンがスローインを受けたブラントからインターセプトに成功。ボックス手前まで侵攻しラストパスを供給すると、最後は中央の町野がダイレクトシュートをゴール左に突き刺した。 町野の今季7点目で先制したキールは、32分にもローゼンブームの右クロスをハーレスがヘディングで叩き込み追加点。さらに前半追加タイム4分にも、町野のパスでボックス左に抜け出したハーレスの折り返しをベルンハルトソンが左足で流し込んだ。 まさかの3失点で前半を終えたドルトムントは、後半からベンセバイニとリエルソンを下げてバイアーとアントンを投入。さらに59分には、ザビッツァーとデュランヴィルを下げてレイナとヤン・コウトをピッチに送り出した。 すると、ドルトムントは71分にアントンのパスを受けたレイナがボックス右手前から右足を振り抜くと、このシュートがゴール左隅に突き刺さった。 その後、キールは76分に町野らを下げてヤン=フィーテ・アルプらを投入したが、直後にドルトムントがゴールネットを揺らす。77分、左クロスのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、ボックス左でパスを受けたバイノー=ギテンスがコントロールショットをゴール右上に突き刺した。 1点差とされたキールは、86分にエンメチャに対して後方から危険なタックルを見舞ったホルトビーが退場となり数的不利となったが、試合終了間際の98分に相手CK跳ね返しカウンターを仕掛けると、ドルトムントGKコベルもゴール前に上がっていた状況の中で、ドリブル持ち上がったアルプが中盤からロングシュートを無人のゴールに流し込んだ。 結局、試合はそのまま4-2でタイムアップ。町野の今季7点目などで4ゴールを奪ったキールが新年初勝利。一方のドルトムントは、レバークーゼン戦に続き2連敗となった。 ホルシュタイン・キール 4-2 ドルトムント 【ホルシュタイン・キール】 町野修斗(前27) フィル・ハーレス(前32) アレクサンデル・ベルンハルトソン(前49) ヤン=フィーテ・アルプ(後53) 【ドルトムント】 ジョバンニ・レイナ(後26) ジェイミー・バイノー=ギテンス(後32) 2025.01.15 08:05 Wed5