【プレビュー】共に上位で迎える今季最初のローマ・ダービー《ラツィオ vs ローマ》

2016.12.04 09:00 Sun
Getty Images
▽セリエA第15節、ラツィオvsローマのデルビー・デッラ・カピターレが日本時間4日23:00にスタディオ・オリンピコでキックオフされる。首位ユベントス(勝ち点33)を追走する4位ラツィオ(勝ち点28)と、2位ローマ(勝ち点29)が対峙する今季最初のダービーだ。

▽新監督就任が決定していたマルセロ・ビエルサ氏との交渉決裂によって、昨シーズン終盤にプリマヴェーラから昇格させたシモーネ・インザーギ監督が急きょ再登板となるゴタゴタに巻き込まれたラツィオ。だが、蓋を開けてみれば、クラブの内情を知り抜く若手指揮官に率いられたチームは、ここまで首位ユベントスと勝ち点5差の4位と望外の好スタートを切っている。加えて、第5節のミラン戦での敗戦以降は、9戦負けなし(6勝3分け)と、同勝ち点で並ぶアタランタと共に、現在最も好調なチームの1つだ。

▽一方、今シーズンもユベントスのライバル筆頭に挙げられるローマは、幾つかの躓きを経験したものの、FWゼコやFWサラーがけん引するリーグ最高の攻撃陣が猛威を振るい、何とか首位ユベントスに食らいついている。ただ、この12月には今回のダービーを皮切りに、同勝ち点で並ぶ3位のミラン、首位のユベントスとの3連戦を控えており、この12月が悲願のスクデット奪還に向けて重要なターニングポイントとなるはずだ。
▽近年のリーグ戦におけるダービーの戦績は、現在3連勝中のローマが4勝3分けと大きく勝ち越しており、ラツィオの勝利は2012-13シーズンの11月の対戦まで遡らなければならない。なお、今季のリーグ戦におけるアウェイゲームで2勝3敗2分けと苦しんでいるローマだが、ラツィオと共有するスタディオ・オリンピコでのホームゲームでは7戦全勝と圧倒的強さを見せており、ラツィオ側のホームアドバンテージは期待できないかもしれない。

◆ラツィオ◆
【4-3-3】

▽ラツィオ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:マルケッティ
DF:バスタ、ワラセ、デ・フライ、ラドゥ
MF:パローロ、ビリア、ルリッチ
FW:フェリペ・アンデルソン、インモービレ、ケイタ
負傷者:DFデ・フライ、ミリンコビッチ=サビッチ
出場停止者:なし
▽ローマに比べて負傷者の少ないラツィオだが、負傷明けのデ・フライと、軽傷を抱えるミリンコビッチ=サビッチに関しては招集メンバー入りしているものの、起用の可否は試合当日に判断される見込みだ。仮に、起用が難しい場合、センターバックにラドゥが入り、左サイドバックにルカクが起用される見込み。あるいはルリッチが左サイドバックに入り、カタルディが中盤に入る用兵も考えられる。

◆ローマ◆
【3-4-2-1】

▽ローマ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:シュチェスニー
DF:マノラス、ファシオ、リュディガー
MF:ブルーノ・ペレス、デ・ロッシ、ストロートマン、エメルソン・パルミエリ
MF:ナインゴラン、ペロッティ
FW:ゼコ
負傷者:DFヌラ、マリオ・ルイ、MFフロレンツィ、レアンドロ・パレデス、FWエル・シャーラウィ、サラー
出場停止者:なし

▽長期離脱中のヌラ、フロレンツィに加え、軽傷を抱えるパレデス、今週のトレーニング中に右足首を負傷したサラーの欠場が確定。その一方で、コンディションを上げてきているマリオ・ルイ、エル・シャーラウィに関しては途中出場は可能なようだ。

▽サラーやエル・シャーラウィらウイングの選手に欠員が出ているため、今節では最前線のゼコの下にペロッティとナインゴランを2シャドーに配した[3-4-2-1]の布陣で臨む可能性が高い。あるいはエメルソンに代えて、イトゥルベを2トップの一角で起用する、左右非対称で“3.5バック”と評される[3-4-1-2]の布陣を採用する可能性もある。

★注目選手
◆ラツィオ:FWチーロ・インモービレ
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▽白熱のダービーで主役の働きが期待されるのが、FWクローゼの後釜として今夏加入したインモービレだ。ドルトムント、セビージャと国外のクラブで不遇をかこった26歳のストライカーは、今年1月にレンタルで復帰したトリノで復調を果たすと、今夏にラツィオに完全移籍で加入。やはり、慣れ親しんだセリエAの水が合うのか、開幕からゴールを量産し、ここまでリーグ4位の9ゴールを記録している。

▽突破力に優れるフェリペ・アンデルソン、ケイタの両ウイングとの連係に加え、積極的に縦パスを狙うパローロ、ビリアとの関係性は良好で、持ち味である裏への抜け出しや、ボックス内でのフィニッシュワークに集中できている点が好調の要因だ。ダービーで対峙するローマは圧倒的な攻撃力を誇る一方、守備面での規律を欠くため、老獪なインモービレのプレースタイルは有効だ。高さに自身を持つファシオ、機動力と一対一で強さを見せるマノラス、リュディガーのセンターバック陣との勝負を優位に運びたい。

◆ローマ:FWエディン・ゼコ
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▽ラツィオのエースFWを上回る好調さを見せているローマの新エースストライカーも今回のダービーのキーマンだ。とりわけ、戦術の根幹を担うサラーの欠場によって、その責任感は絶大だ。加入初年度となった昨シーズンは、大きな期待を背負いながらも再三のイージーチャンスを逸し、リーグ戦8ゴールと不甲斐ない結果に終わった。だが、今シーズンはプレシーズンからコンディショニングを徹底し本来のキレを取り戻すと、開幕10試合10ゴールの大暴れ。かつてジャロロッソにスクデットをもたらしたFWバティストゥータ以来の快挙を成し遂げた。そこからリーグ戦3試合ノーゴールもELでのハットトリックなど好調を継続し、前節のペスカーラ戦ではドッピエッタを記録し、インテルのFWイカルディと共に得点ランキングのトップに立つ。

▽以前からビッグマッチで勝負強さを発揮しているゼコは、昨季のダービー2試合でもゴールを記録。また、今季もインテルやナポリといった強豪相手にゴールを奪っている。ダービー3戦連発に向けては、サラー不在でチャンスの数が減ってきているだけに、今季大幅に改善されたシュート精度、決定力など、自身の真価を発揮したい。

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