【ブンデスリーガ第12節プレビュー】バイエルンvsレバークーゼン、長谷部フランクフルトvsドルトムント開催

▽前節行われたドルトムントvsバイエルンのデア・クラシカーは1-0でドルトムントが制し、優勝争い参戦への挑戦権を手にした。そして、リーグ戦今季初黒星を喫したバイエルンに代わって首位に立ったのは旋風を巻き起こしている昇格組のライプツィヒとなった。迎える第12節は土曜日に注目の2試合が組まれている。

▽まずは26:30キックオフのバイエルンvsレバークーゼンから。ドルトムントの守備組織を崩せず沈黙した2位バイエルン(勝ち点24)は、水曜日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のロストフ戦をGKノイアーとロッベンを欠く中、2-3と敗れて金星を献上した。首位通過を逃した中、公式戦3連敗阻止が必須となる。

▽対する9位レバークーゼン(勝ち点16)はライプツィヒとのインテンシティマッチを2-3と競り負け、公式戦での連勝が3で止まった。そして、火曜日に行われたCLのCSKAモスクワ戦では後半に失速して1-1と引き分けた。不安定な戦いが続く中、王者に勝ちきることはできるか。
▽もう一つの注目試合は23:30キックオフの勝ち点21で並ぶフランクフルトvsドルトムントだ。長谷部のリベロが板に付いている7位フランクフルトは、前節ブレーメン戦では18歳バルココのデビュー弾で辛勝した。リーグ屈指の攻撃力を誇るドルトムント相手に長谷部を軸とする3バックは通用するか見ものだ。

▽5-3-2システムを採用したトゥヘル采配が奏功し、バイエルンに勝利して上位陣を射程圏内に捉えた3位ドルトムントは、火曜日に行われたCLレギア・ワルシャワ戦では8-4と大勝。低調なプレーが続いていた香川が2ゴール1アシストを決めた他、負傷明けのロイスも2ゴールを決めるなど、4失点したものの収穫の多い試合となった。この勢いを持続し、上位陣を追走したい。▽ついに首位に立ったライプツィヒ(勝ち点27)は、金曜日に10位フライブルク(勝ち点15)とのアウェイ戦に臨む。ヴェルナー、フォルスベリ、サビツァーといったスピードに優れるアタッカーがチームを牽引する中、7連勝で首位堅持となるか。

▽代表戦帰りながらも先発した大迫の4位ケルン(勝ち点21)は、ボルシアMGに劣勢ながらも追加タイム弾で劇的な逆転勝利を収めた。そのケルンは宇佐美がベンチ入りしているものの出場機会を得られない12位アウグスブルク(勝ち点12)とのホーム戦で連勝を目指す。

▽代表戦の影響もあって原口が今季初めて先発を外れた6位ヘルタ・ベルリン(勝ち点21)は、武藤の復帰が近づいている8位マインツ(勝ち点17)とのホーム戦を、キャプテンに就任してボランチの位置でまずまずのプレーを見せている酒井高の最下位ハンブルガーSV(勝ち点3)は16位ブレーメン(勝ち点7)との下位対決で初勝利を目指す。

◆ブンデスリーガ第12節
▽11/25(金)
《28:30》
フライブルク vs ライプツィヒ

▽11/26(土)
《23:30》
フランクフルト vs ドルトムント
インゴルシュタット vs ヴォルフスブルク
ハンブルガーSV vs ブレーメン
ケルン vs アウグスブルク
ボルシアMG vs ホッフェンハイム
《26:30》
バイエルン vs レバークーゼン

▽11/27(日)
《23:30》
シャルケ vs ダルムシュタット
《25:30》
ヘルタ・ベルリン vs マインツ