プレーオフ準決勝はモントリオール・インパクト、シアトル・サウンダーズが先勝《MLSカップ》

▽22日、MLSカッププレーオフ準決勝(カンファレンスファイナル)1stレグの2試合が行われた。▽イースタン・カンファレンスでシーズン5位に終わったものの、カンファレンス首位のニューヨーク・レッドブルズを下すなどプレーオフを勝ち上がってきたモントリオール・インパクトと、シーズン3位のトロントFCが対戦した。▽モントリオール・インパクトのFWディディエ・ドログバはベンチスタート。一方で、トロントFCのFWセバスティアン・ジョビンコ、MFマイケル・ブラッドリーは先発出場した。
▽試合は序盤からモントリオール・インパクトがペースを握る。10分、スルーパスに抜け出したおドゥロが滑り込みながらもシュート。これが飛び出したGKの脇を抜けてネットを揺らした。さらに12分には左サイドを抜け出したピアッティがボックス内で折り返すと、走り込んだマンコスがダイレクトで蹴り込み、リードを2点に広げる。

▽前半を2点リードで終えたモントリオール・インパクト後半に入ってもペースを握る。53分、ボックス手前からオヨンゴが左足シュート。これがゴール右隅に決まり、リードを3点とする。▽2ndレグに向けて反撃に出たいトロントFCは、68分にボックス内で混戦となるも最後はアルティドールが頭で決めて1点を返す。さらに73分にはボックス内でパスを繋ぐと、最後はブラッドリーが蹴り込んで1点差に詰め寄る。モントリオール・インパクトは88分に途中出場のドログバが決定機を迎えるもシュートは枠外。そのまま試合は終了し、3-2でモントリオール・インパクトが初戦を制した。

▽ウェスタン・カンファレンス4位のシアトル・サウンダーズと、カンファレンス2位のコロラド・ラピッズの一戦。試合はコロラド・ラピッズが先にスコアを動かす。

▽13分、ジョーンズのパスを受けたドイルがボックス付近からシュート。これがDFに当たってコースが変わると、そのままネットを揺らし、コロラド・ラピッズが先制する。

▽先制を許したシアトル・サウンダーズだったが、19分に反撃。ダイレクトパスを繋いでボールを運ぶと、ロデイロがシュート。これは左ポストに嫌われるも、モリスが詰めて同点に追いつく。勢いに乗るシアトル・サウンダーズは31分にビッグチャンス。左からのクロスにネルソン・バルデスが飛び込むも、GKマクマスがビッグセーブを見せてゴールとはならない。

▽前半を1-1のタイスコアで終えると、後半にスコアが動く。60分、バーチがボックス内でファウルを犯してシアトル・サウンダーズがPKを獲得。これをロデイロが落ち着いて決めて、逆転に成功した。その後は互いに決定機を作るもゴールを奪えず。シアトル・サウンダーズが1stレグを2-1で制した。

▽プレーオフ準決勝2ndレグは27日にコロラド・ラピッズvsシアトル・サウンダーズ、30日にトロントFCvsモントリオール・インパクトが行われる。なお、決勝は12月10日に行われる。