好調アタランタに完敗のローマ、首位ユーベが遠のく今季3敗目…《セリエA》
2016.11.21 01:07 Mon
▽セリエA第12節のアタランタvsローマが20日にアトレティ・アズーリ・ディタリアで行われ、アタランタが2-1で逆転勝利した。
▽首位のユベントスを勝ち点4差で追う2位ローマと、ガスペリーニ新体制で望外の5位と躍進するアタランタの上位対決。インターナショナルウィーク期間で複数の負傷者が戻ってきたローマは、トッティやフロレンツィ、ヴェルメーレンが欠場したものの、マノラスが先発に復帰。また、エメルソン・パルミエリ、レアンドロ・パレデスがベンチ入りを果たした。一方、4連勝中で7戦負けなしのアタランタは、ペターニャとケシエ、アレハンドロ・ゴメスの主力に加え、古巣対戦のトロイとズカノビッチが先発に入った。
▽ガスペリーニの[3-4-3]に対して、ローマが変則の[3-5-2]の布陣を採用した戦術要素の強い一戦は、立ち上がりから拮抗した展開となる。ボールスキルで勝るローマは試合の主導権を握りながら、空中戦の強さを生かしたセットプレーからチャンスを窺う。対するアタランタは、ケシエら中盤の強さを生かしたカウンターからガリアルディーニのミドルシュートなど、真っ向勝負で応戦。
▽セットプレー以外でなかなかフィニッシュに持ち込めないローマだったが、25分過ぎに左サイド深くで仕掛けたペロッティのクロスにゼコ、直後にはゼコのワンタッチパスに抜け出したサラーがボックス内に持ち込んで際どいシュートを放つ。さらに、30分にはナインゴランのスルーパスに抜け出したサラーがGKと一対一を迎えるが、ここはGKベリシャのビッグセーブは阻まれる。
▽それでも、良い形の攻めを続けていたローマは40分、ボックス内で浮き球のボールをうまく処理したゼコの落としからゴール前でサラーがシュート。これがDFトロイのハンドを誘発し、PKを獲得。これを名手ペロッティが冷静に決め、苦しみながらも先制に成功。さらに44分にもナインゴランの浮き球スルーパスからサラーに決定機も、ここは決め切ることができなかった。
▽一方、前半とは打って変わって防戦一方のローマは、代表戦帰りで疲労の見えるサラーを下げてエル・シャーラウィを投入。だが、アタランタの勢いを止められずにいると、62分にボックス右でケシエの折り返しに対応したDFマノラスのクリアが相手のカルダラに当たる不運な形から同点ゴールを許す。
▽この失点でゴールが必要となったローマは、システムを本来の[4-2-3-1]に変更するも、攻守の切り替えで集中力を見せるアタランタに押し込まれ、一度失った流れを取り戻せない。この状況を受けてスパレッティ監督は73分にペロッティを下げて、パレデスを投入。この交代で[4-3-3]に布陣を変更。だが、76分にはボックス内でフロイラーに右ポスト直撃のシュートを許すなど、苦境が続く。
▽試合終盤にかけてもアタランタペースが続く中、何とか勝ち点1を持ち帰りたいローマだったが、89分にボックス内で仕掛けたゴメスをパレデスが倒してしまい、土壇場で痛恨のPK献上。これをビッグクラブ注目の19歳逸材のケシエに決められ、万事休す。苦手のアウェイで完敗のローマが、首位ユベントスの背中が遠のく今季3敗目を喫し、勝ち点7差を付けられることになった。一方、強豪ローマ相手に改心の勝利を得たアタランタは破竹の5連勝を飾った。
▽首位のユベントスを勝ち点4差で追う2位ローマと、ガスペリーニ新体制で望外の5位と躍進するアタランタの上位対決。インターナショナルウィーク期間で複数の負傷者が戻ってきたローマは、トッティやフロレンツィ、ヴェルメーレンが欠場したものの、マノラスが先発に復帰。また、エメルソン・パルミエリ、レアンドロ・パレデスがベンチ入りを果たした。一方、4連勝中で7戦負けなしのアタランタは、ペターニャとケシエ、アレハンドロ・ゴメスの主力に加え、古巣対戦のトロイとズカノビッチが先発に入った。
▽ガスペリーニの[3-4-3]に対して、ローマが変則の[3-5-2]の布陣を採用した戦術要素の強い一戦は、立ち上がりから拮抗した展開となる。ボールスキルで勝るローマは試合の主導権を握りながら、空中戦の強さを生かしたセットプレーからチャンスを窺う。対するアタランタは、ケシエら中盤の強さを生かしたカウンターからガリアルディーニのミドルシュートなど、真っ向勝負で応戦。
▽それでも、良い形の攻めを続けていたローマは40分、ボックス内で浮き球のボールをうまく処理したゼコの落としからゴール前でサラーがシュート。これがDFトロイのハンドを誘発し、PKを獲得。これを名手ペロッティが冷静に決め、苦しみながらも先制に成功。さらに44分にもナインゴランの浮き球スルーパスからサラーに決定機も、ここは決め切ることができなかった。
▽迎えた後半、立ち上がりの早い時間帯にダレッサンドロを投入し、リスクを冒して前に出るアタランタは、ポジションを上げたケシエとゴメスを起点にローマを押し込んでいく。さらにクルティッチを下げてフロイラーを投入。
▽一方、前半とは打って変わって防戦一方のローマは、代表戦帰りで疲労の見えるサラーを下げてエル・シャーラウィを投入。だが、アタランタの勢いを止められずにいると、62分にボックス右でケシエの折り返しに対応したDFマノラスのクリアが相手のカルダラに当たる不運な形から同点ゴールを許す。
▽この失点でゴールが必要となったローマは、システムを本来の[4-2-3-1]に変更するも、攻守の切り替えで集中力を見せるアタランタに押し込まれ、一度失った流れを取り戻せない。この状況を受けてスパレッティ監督は73分にペロッティを下げて、パレデスを投入。この交代で[4-3-3]に布陣を変更。だが、76分にはボックス内でフロイラーに右ポスト直撃のシュートを許すなど、苦境が続く。
▽試合終盤にかけてもアタランタペースが続く中、何とか勝ち点1を持ち帰りたいローマだったが、89分にボックス内で仕掛けたゴメスをパレデスが倒してしまい、土壇場で痛恨のPK献上。これをビッグクラブ注目の19歳逸材のケシエに決められ、万事休す。苦手のアウェイで完敗のローマが、首位ユベントスの背中が遠のく今季3敗目を喫し、勝ち点7差を付けられることになった。一方、強豪ローマ相手に改心の勝利を得たアタランタは破竹の5連勝を飾った。
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