逆転で6連勝のライプツィヒが暫定首位浮上! PK失敗のレバークーゼンは2度のリード守れず…《ブンデスリーガ》

2016.11.19 06:32 Sat
Getty Images
▽ブンデスリーガ第11節のレバークーゼンvsRBライプツィヒが18日にバイ・アレーナで行われ、アウェイのライプツィヒが3-2で逆転勝利した。

▽リーグ2連勝中の8位レバークーゼンと、リーグ5連勝中で開幕10戦無敗(7勝3分け)で首位バイエルンと勝ち点で並ぶ2位ライプツィヒの一戦。インターナショナルウィーク明けで慎重な入りも予想された試合だったが、共に智将ラングニックの流れを組むアグレッシブな両チームは、立ち上がりからエンジン全開。

▽まずは2分、左サイドを破ったレバークーゼンが味方とのワンツーでボックス左に抜け出したブラントが、ファーサイドでフリーのカンプルに丁寧なグラウンダーの折り返しを入れると、スロベニア代表MFが難なく押し込み、ホームチームが先手を奪う。だが、失点にも慌てないライプツィヒは失点から2分後に、左CKの流れからニアでフリックしたボールがバウムガルトリンガーのオウンゴールを誘い、すぐさま試合を振り出しに戻した。
▽試合開始5分も経たず2ゴールが生まれたものの、その後は中盤で潰し合う拮抗した展開に。30分過ぎにコンパーが負傷交代を強いられたライプツィヒに対して、主導権を握るレバークーゼンはチャルハノールの直接FKなどで、幾度かゴールに迫るものの、決め手を欠く場面が目立つ。それでも、前半終了間際のアディショナルタイムに、アランギスのボール奪取から左サイドのチャルハノールが左足で絶妙なフィードを前線に送る。これに抜け出したブラントが左足のシュートでGKとの一対一を制し、最高の時間帯に勝ち越し点を奪った。

▽迎えた後半も主導権を握るレバークーゼンは、ブラントの狡猾なプレーから絶好の追加点のチャンスを得る。53分、ボックス内で仕掛けたブラントはDFイルザンカーが間合いに入るのを待って、うまく身体を前に入れて倒れ込む。すると、この接触がPKと判断される。だが、キッカーのチャルハノールが右隅を狙ったシュートは、GKグラクシが完璧に読み切り、失敗に終わった。
▽一方、守護神のビッグプレーでピンチを凌いだライプツィヒは、直後にボックス内でハッセンベルク、ナビ・ケイタとフィニッシュの場面を迎えるが、いずれも相手の身体を張ったブロックに遭い、同点ゴールには繫がらず。

▽流れを変えたい両ベンチは、65分付近に同時に動く。1点リードのレバークーゼンは、PK失敗のチャルハノールを下げてフォラント、1点を追うライプツィヒはユスフ・ポウルセンを下げてバークを投入。すると、この交代直後に試合が動く。67分、自陣でボールを受けたフォルスベリが味方を引き連れながら相手陣内を独走。そして、ボックス手前から豪快に右足を振り抜くと、強烈な無回転シュートをGKレノが弾き切れず、ボールがゴールネットを揺らした。

▽フォルスベリの2試合連続弾で追いついたライプツィヒは、相手のお株を奪う高速カウンターから逆転ゴールを目指すが、ヴェルナーやサビツァーが決め切れない。対するレバークーゼンは温存していたエルナンデスをピッチに送り出すが、ブラントの個人技以外に攻め手がない。

▽運動量で勝るライプツィヒペースで試合は終盤に突入すると、81分に逆転ゴールが生まれる。CKの流れでカンプルのまずいボールロストから右サイドのフォルスベリが丁寧にクロスを上げる。これを攻め残っていたファーサイドのオルバンが頭で合わせた。

▽2度のビハインドに加え、厳しい判定でPKまで与えながらも敵地で圧巻の逆転劇を見せたライプツィヒが、開幕からの無敗記録を「11」に伸ばすと共に、リーグ6連勝で暫定首位に浮上。翌日にドルトムントとのビッグマッチを控えるバイエルンにプレッシャーをかけることに成功した。

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