カッサーノの時代は終わった…恩師が弟子を愛するがゆえの苦言「もう引退するべき」
2016.11.15 18:45 Tue
時は1999年まで遡る。エウジェニオ・ファシェッティ監督は17歳の少年をセリエAにデビューさせようとしていた。インテル戦ではフォリクラッセ(規格外)のプレーを披露し、見る者を驚かせた。あれから17年が経った今、元バーリ監督はFWアントニオ・カッサーノの現役生活について苦いコメントを残している。
『Sky Sport』のインタビューで、ファシェッティ元監督はカッサーノに対する失望を露わにした。
「カッサーノがこんな事になるのを予想していたか?カッサーノは自分の好きなようにしたまでだ。古巣サンプドリアに戻って、またもめ事を起こした。もう引退してもよいのではないだろうか。カッサーノのような才能のある選手に出会うことはめったにないから本当に残念だ。彼とは7、8年連絡をとっていない。これまで何度、彼に説明しようとしたことか。それでもカッサーノが連絡をくれたことはなかった。もはや仕方あるまい」
ファシェッティ元監督はカッサーノの将来の選択肢は限られていると明かす。
「厳しい話だが、パルマを退団した後、何がなんでもジェノヴァへ戻ろうと奮闘した。そして今度は何がなんでもジェノヴァから去るために奮闘しているようだ。もう決断は下しているだろうが、1月に移籍先を見つけるのは難しいかもしれない。34歳だし、ここ2年はまともにプレーしていない。もはや誰が彼を必要とするのかね?」
さらに元監督はカッサーノの責任を追及した。
「彼みたいな選手をチームの戦術にはめ込むのは難しいのではないか。しかもピッチ外でカッサーノは自分の好きなようにやり過ぎた。毎回謝ればよいものではない。正直がっかりだ。カッサーノはカルチョで一時代を築けるような人材だったんだ。生まれながらのフォリクラッセで、成長するための努力を怠った。例えばレアル・マドリーはサッカー選手なら誰しも目指すようなチームだ。それがあんな調整不足のコンディションで挑んでしまうなんて、現代サッカーを何も分かっていない」
最後に再び、元監督としてカッサーノについて話した。
「カッサーノの結婚式以来連絡を取っていない。だが、もし彼が希望するならいつでも話をしたい。私が彼とケンカをしたことは1度もない。ただ、私の考えはいつも彼に伝えてきた。カッサーノは才能を100%開花させることができなかったフォリクラッセ、これが真実だ。素晴らしい才能を無駄にするのを見るのは喜ばしいものではない」
提供:goal.com
『Sky Sport』のインタビューで、ファシェッティ元監督はカッサーノに対する失望を露わにした。
「カッサーノがこんな事になるのを予想していたか?カッサーノは自分の好きなようにしたまでだ。古巣サンプドリアに戻って、またもめ事を起こした。もう引退してもよいのではないだろうか。カッサーノのような才能のある選手に出会うことはめったにないから本当に残念だ。彼とは7、8年連絡をとっていない。これまで何度、彼に説明しようとしたことか。それでもカッサーノが連絡をくれたことはなかった。もはや仕方あるまい」
ファシェッティ元監督はカッサーノの将来の選択肢は限られていると明かす。
「厳しい話だが、パルマを退団した後、何がなんでもジェノヴァへ戻ろうと奮闘した。そして今度は何がなんでもジェノヴァから去るために奮闘しているようだ。もう決断は下しているだろうが、1月に移籍先を見つけるのは難しいかもしれない。34歳だし、ここ2年はまともにプレーしていない。もはや誰が彼を必要とするのかね?」
さらに元監督はカッサーノの責任を追及した。
「彼みたいな選手をチームの戦術にはめ込むのは難しいのではないか。しかもピッチ外でカッサーノは自分の好きなようにやり過ぎた。毎回謝ればよいものではない。正直がっかりだ。カッサーノはカルチョで一時代を築けるような人材だったんだ。生まれながらのフォリクラッセで、成長するための努力を怠った。例えばレアル・マドリーはサッカー選手なら誰しも目指すようなチームだ。それがあんな調整不足のコンディションで挑んでしまうなんて、現代サッカーを何も分かっていない」
最後に再び、元監督としてカッサーノについて話した。
「カッサーノの結婚式以来連絡を取っていない。だが、もし彼が希望するならいつでも話をしたい。私が彼とケンカをしたことは1度もない。ただ、私の考えはいつも彼に伝えてきた。カッサーノは才能を100%開花させることができなかったフォリクラッセ、これが真実だ。素晴らしい才能を無駄にするのを見るのは喜ばしいものではない」
提供:goal.com
サンプドリアの関連記事
セリエAの関連記事
|
サンプドリアの人気記事ランキング
1
マキシ・ロペスが元妻ワンダ・ナラとディナーに…かつてイカルディと不倫され離婚も「幸せであり続けて欲しい」
マキシ・ロペス氏が元妻であるワンダ・ナラ氏とのディナーに出かけた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 バルセロナやサンプドリアなどで活躍したアルゼンチンの元サッカー選手、マキシ・ロペス氏。2008年にワンダ・ナラ氏と結婚し、3人の息子を授かったが、ナラ氏が自身の元チームメイトである元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディとの不倫関係にあることが発覚し、2013年に離婚した。 一方、ナラ氏といえば、イカルディとの2度目の結婚後は代理人としても振る舞い、夫のクラブに金銭面での難癖をつけて首脳陣やファンから毛嫌いされる存在に。このような元妻をロペス氏が完全に見放しても不思議ではない。 しかし、前述の通り、両者の間には3人の息子が。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ロペス氏は先日、ナラ氏と息子3人とともにブエノスアイレス市内にあるレストランへとディナーに出かけたという。 レストランまで押しかけた報道陣のインタビューに応じたロペス氏は「1人の良い親でありたい。彼らが幸せであり続けることを望んでいるよ。それ以上に望むものはない」と、元妻と親権を持たない息子3人を思いやった。 一方で、自身の妻を“略奪”したイカルディについては「イカルディとのディナー? ありえない。彼女や子どもたちと同じテーブルを囲むことには躊躇しないが、あの男と私が同席することはできない」と突き放した。 ロペス氏は現役時代、ナラ氏との離婚後に対戦相手として相見えたイカルディに対し、キックオフ前の握手を拒否したことがある。不倫された元妻への恨みはなくとも、奪っていった男への憎悪はいつまでも消えないようだ。 なお、ナラ氏は昨年9月にイカルディとの離別を発表。未だ正式な離婚は成立していないとされるが、選手と代理人の関係は崩壊済みだといわれている。 <span class="paragraph-title">【動画】マキシ・ロペスとワンダ・ナラ、元夫婦が息子3人とともに再会...報道陣が押し寄せる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> Wanda Nara y Maxi López juntos en un restaurante en Palermo<br><br> La empresaria entró con Kennys Palacios.<br><br>Cc <a href="https://twitter.com/hashtag/LAM?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#LAM</a> en América TV <a href="https://twitter.com/elejercitodelam?ref_src=twsrc%5Etfw">@elejercitodelam</a> <a href="https://twitter.com/AngeldebritoOk?ref_src=twsrc%5Etfw">@AngeldebritoOk</a> <a href="https://t.co/o6QBhyWhaD">pic.twitter.com/o6QBhyWhaD</a></p>— América TV (@AmericaTV) <a href="https://twitter.com/AmericaTV/status/1651386103767629827?ref_src=twsrc%5Etfw">April 27, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.05.01 19:01 Mon2
40歳の元イタリア代表FWクアリアレッラが引退の意向を表明… 夏のサンプドリア退団以降フリーの状態続く
元イタリア代表FWファビオ・クアリアレッラ(40)が現役引退の意向を表明したようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 トリノでプロデビューを飾り、その後はウディネーゼやナポリ、ユベントスなど国内のクラブを渡り歩いたクアリアレッラ。2016年2月からは在籍2度目のサンプドリアでプレーし、2022-23シーズンにはフィールドプレーヤーとしてセリエA史上5人目の通算550試合出場の偉業を達成したが、シーズンを終えると契約満了によりセリエBへ降格したチームから退団していた。 以来フリーの状況が続いていたクアリアレッラは、イベントに出席した際に『スカイ・スポーツ』にコメント。もうプレーできる状態にないと明かした。 「もう辞めたのか? 必然的にそうならざるを得なくなってしまった。僕はフリーだが、ピッチに立つことができないほどのフィジカルコンディションなんだ」 「確かに常に夢がある。1つはサッカー界にとどまり、自分に合った役割を理解することだ。どの道を進むべきか考えるための時間はたっぷりある」 昨シーズンのクアリアレッラはケガによる欠場もありながら公式戦25試合で1ゴール1アシストを記録。キャリア通算ではクラブレベルで717試合238ゴールを記録していた。 2023.11.19 20:20 Sun3
元インテルの“リッキー”ことリカルド・アルバレスが現役引退…晩年はヒザのケガに苦しむ
ベレス・サルスフィエルドは3日、元アルゼンチン代表MFリカルド・アルバレス(33)が引退することを発表した。 “リッキー”というニックネームで親しまれたリカルド・アルバレスは、2011年夏にベレスからインテルに移籍。欧州上陸を果たすと、3シーズンの間準主力としてプレーし、その後はサンダーランドやサンプドリアを渡り歩いた。 この間にアルゼンチン代表デビューも果たしており、2014年のワールドカップも含めて9試合に出場している。 2018年夏には、ほとんど戦力外となっていたサンプドリアと契約を解除し、メキシコのアトラスへ。しかし、同年11月に前十字靭帯損傷の大ケガ負った影響で出番をなくすと、2020年1月にベレスへの復帰を決断した。 古巣での心機一転を図ったが、今年中頃にはヒザの痛みが再発し、5月には手術を受けた。それでも状態は芳しくなく、この度の引退へつながった。 「身体的な問題がキャリアを通じて付き纏った。ベレスに戻ってきたときは100%の状態に戻ろうと決意したが、最初は楽しめたものの今ではそうはいかなくなった。無理はしたくない。時が来たんだ」 「これは以前から考えていたことで、ケガや痛みを抱えてキャリアを続けていく中で、次第に受け入れられるようになった。自分の家で、自分が選んだ場所で、育った場所で、生まれた場所で引退する。ここで引退することは夢だった。そしてそれが叶ったことを神に感謝するよ」 「全部の思い出が頭に浮かんでくる。ベレスに加入して以来、私が私のキャリアを築き、これまでの成功を収める助けとなってくれた人々のことは特にね。このユニフォームでチャンピオンになれたのは最高だったよ」 引退発表後に行われたスーペルリーガ第24節のパトロナート戦では、72分から途中出場。これが今季12試合目の出場となった中、最後にキャプテンマークを巻いたリッキーには、サポーターから万雷の拍手が送られた。 2021.12.04 21:44 Sat4
40歳クアリアレッラがセリエB降格のサンプドリア退団…セリエA通算550試合出場の偉業達成も昨季は1G1A
サンプドリアは7日、元イタリア代表FWファビオ・クアリアレッラ(40)の退団を発表した。 サンプドリアは契約満了によってクラブを去るカピターノに対して、「『ありがとう』と言うことで愛が生まれます。私たちの愛は決して終わることのないものです。ファビオ、私たちを共に喜び、叫び、飛び跳ね、夢を見させてくれてありがとう。心から感謝します、カピターノ。あなたは永遠に私たちの一員です」と、SNSを通じて最大限の敬意を表した。 トリノでキャリアをスタートさせたクアリアレッラは、フィオレンティーナやウディネーゼ、アスコリでプレーしたのち、2006年7月にサンプドリアに完全移籍。 その際はわずか1年でウディネーゼに移籍し、その後はナポリ、ユベントスでプレー。さらに、自身が育ったトリノへの帰還を経て、2016年2月にレンタルでサンプドリアへ復帰。翌シーズンから完全移籍に移行となった。 これまでサンプドリアでは公式戦293試合に出場し、106ゴール27アシスト。“スーパーゴール製造機”としても知られる生粋のストライカーは、2022-23シーズンにフィールドプレーヤーとしてセリエA史上5人目の通算550試合出場の偉業を達成したが、最下位でセリエBに降格したチームにおいて自身も23試合1ゴール1アシストと思うような数字を残せなかった。 2023.07.08 17:10 Sat5