ニューヨーク・シティが大敗…LAギャラクシーはPK戦の末に敗退が決定《MLSカッププレーオフ》

▽6日、MLSカッププレーオフ準々決勝2ndレグの4試合が行われた。

▽ウェスタン・カンファレンス2位のコロラド・ラピッズとプレーオフ1回戦を勝ち上がったシーズン3位のロサンゼルス・ギャラクシーの一戦。1stレグはロサンゼルス・ギャラクシーが1-0で制していた。

▽試合は36分、ガシがゴール正面の離れた位置から左足一閃。これが左ポストを叩いてネットを揺らし、コロラド・ラピッズが先制。2戦合計で同点に追いつく。その後もホームのコロラド・ラピッズがペースを握って試合を進めるも、得点を奪えず。延長戦も終え、決着はPK戦にもつれ込んだ。
▽先行のロサンゼルス・ギャラクシーは、1人目のキッカーにジェラードを起用。GKハワードとの“マージーサイドダービー”が実現し、ハワードはコースを読むもしっかりと右隅に決めて成功した。コロラド・ラピッズの1人目のドイルのシュートは、GKがコースを読み切るもセーブならず。

▽するとロサンゼルス・ギャラクシー2人目のジョバニ・ドス・サントスが枠を外し失敗。さらに、3人目のアシュリー・コール、4人目のラレンタウィックツはハワードがセーブ。コロラド・ラピッズは3人が成功し、3-1でPK戦を制して準決勝に駒を進めた。▽イースタン・カンファレンス首位のニューヨーク・レッドブルズとプレーオフ1回戦を勝ち上がったシーズン5位のモントリオール・インパクトが対戦。1stレグはモントリオール・インパクトが1-0で勝利していた。

▽試合は21分にニューヨーク・レッドブルズがPKを獲得。しかし、これはGKのセーブに遭い2戦合計で同点に追いつくチャンスを逃す。すると51分、ピアッティがネットを揺らしモントリオール・インパクトがリードを広げる。

▽ニューヨーク・レッドブルズは72分にブラッドリー・ライト=フィリップスが1点を返すも、モントリオール・インパクトは85分にドログバのアシストからピアッティが追加点。結局そのまま試合は終了し、モントリオール・インパクトが2戦合計3-1で準決勝に進出した。

▽イースタン・カンファレンス2位のニューヨーク・シティとプレーオフ1回戦を勝ち上がったシーズン3位のトロントFCの試合は、壮絶な展開となった。

▽1stレグを2-0で落としているニューヨーク・シティは、ピルロ、ランパード、ビジャを揃って先発させた。しかし、試合はトロントFCが圧倒する。6分、ジョビンコがドリブルで持ち込んでシュートを沈め先制すると、19分にはそのジョビンコがPKを獲得。これを自ら沈め、リードを2点に広げる。さらに30分には、アルティドールがボックス内右から豪快に沈め3点差に。後半にも50分にオソリオ、90分にはジョビンコがハットトリックとなるゴールを決め勝利。2戦合計7-0でトロントFCが準決勝に進出した。

▽ウェスタン・カンファレンス首位のFCダラスとプレーオフ1回戦を勝ち上がった4位のシアトル・サウンダーズの対戦。1stレグは3-0でシアトル・サウンダーズが勝利していた。

▽試合は25分、カスティージョが右サイドからのクロスを頭で合わせ、FCダラスが先制。2戦合計3-1とする。しかし、54分に相手陣内でのボール奪取から、最後はロデイロがクロスに合わせて、シアトル・サウンダーズが1点を返す。FCダラスは56分にウルティがネットを揺らすも、その後は反撃及ばず。2戦合計4-2でシアトル・サウンダーズが準決勝進出を果たした。

▽プレーオフ準決勝1stレグは22日に行われ、モントリオール・インパクトvsトロントFC,シアトル・サウンダーズvsコロラド・ラピッズで行われる。2ndレグは27日、30日に開催。決勝は12月10日に行われる。