アドリアン・ラモス弾で辛勝のドルトムントが決勝T進出決める!!《CL》

▽2日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループF第4節のドルトムントvsスポルティングがシグナル・イドゥナ・パルクで行われ、1-0でドルトムントが勝利した。▽レアル・マドリーと並び勝ち点7でグループ首位に立つドルトムントが、勝ち点3で3位のスポルティングを迎えた。ジョゼ・アルバラーデで行われた第3節の同一カードは、ドルトムントが2-1で勝利している。今回の一戦では、日本代表MF香川真司が足首の負傷でメンバー外となった。▽キックオフ直後はスポルティングが勢いを持って攻め込む。相手を自陣に押し込み、ピッチをワイドに使ってパスを回して崩しにかかった。しかしドルトムントも落ち着いて対応し、徐々に流れを引き寄せにかかると、12分に右サイドのギンターが挙げたクロスをアドリアン・ラモスが頭で押し込んで、ドルトムントが先制に成功した。
▽スコアが動いた後も、スポルティングがポゼッションを高めて相手陣内でプレーする場面が多く見られる。しかしドルトムントも危ない場面は作らせず、機を見ては鋭いカウンターから追加点を狙っていく。

▽27分にはスポルティングにチャンス。パス交換から裏に抜け出したジェウソン・マルティンスががボックス内に侵入する。しかしGKビュルキがうまく対応してシュートを打たせなかった。31分にも左サイドからのクロスにジェウソン・マルティンスがボックス内で合わせるが、ここはバルトラが体でブロックした。▽ドルトムントは34分、プリシッチとゲッツェのパス交換でボックス内に攻め込むと、そのゲッツェの折り返しにプリシッチが合わせるが決めきれず。43分にはラファエウ・ゲレイロが入れたグラウンダーのクロスにO・デンベレがダイレクトで合わせたが、ここもクロスバーを越えて決めきれない。結局前半はドルトムントが1点リードのまま終えた。

▽スポルティングはハーフタイムでカスタイニョスを下げてドストを送り出し、ドルトムントはO・デンベレに代えてシュールレを投入して後半を迎えた。すると49分、ボールを運んだジェウソン・マルティンスがボックス内で強烈なシュートを放つなどスポルティングがチャンスを迎えるも、GKビュルキがセーブ。

▽一方のドルトムントは60分にボックス手前でFKを獲得すると、ラファエウ・ゲレイロが左足で壁の脇を抜くシュートを放つが、GKのR・パトリシオが正面で処理する。スポルティングも78分に右サイドからのクロスにブライアン・ルイスが頭から飛び込むが、枠を外すなどお互いにチャンスを作りながらも決めきれない。

▽終盤もお互いにゴールを目指してせめぎ合うが、そのままタイムアップ。勝利したドルトムントは決勝トーナメント進出を決め、レアル・マドリーが敗れたためグループの単独首位に立った。