ウェールズが2度のリードを守れずオーストリアとドロー決着《ロシアW杯欧州予選》
2016.10.07 06:25 Fri
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループD第2節オーストリア代表vsウェールズ代表が6日に行われ、2-2の引き分けに終わった。
▽ところが28分、オーストリアが試合を振り出しに戻す。アラバのフィードに反応したアルナウトビッチがボックス中央へ走り込んで、頭でうまく合わせてゴールへ流し込んだ。さらに35分、セットプレーの流れからユヌゾビッチのシュートが枠を捉えたものの、GKヘネシーのファインセーブに阻止される。
▽ハーフタイムにかけてオーストリアに押され気味だったウェールズだったが、追加タイム1分に勝ち越す。左サイドからベイルが送ったロングスローの流れから、ヴィマーのオウンゴールを誘発して2-1とし終えた。
▽オーストリアの攻勢が強まる中、ウェールズは69分にCKからチェスターのヘディングシュートでゴールに迫るも、勝ち越すには至らない。終盤にかけてもオーストリアが押し気味に試合を進めたが互いにゴールを割れずに2-2で終了。勝ち点1を分け合った。
▽グループDその他の試合ではセルビア代表がモルドバ代表に3-0で快勝。そしてアイルランド代表がジョージア代表に1-0と勝利し、共に今予選初勝利を飾っている。
PR
▽先月行われた初戦のジョージア代表戦を2-1と勝利したオーストリアと、モルドバ代表戦を4-0と快勝したウェールズのユーロ2016出場国対決。▽5バックで堅く守ってカウンターを狙うウェールズは7分、CKの流れからベイルの放ったゴール至近距離からのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKアルマーの好守に阻まれる。それでも22分、ルーズボールをペナルティアーク右のジョー・アレンが左足で一閃。強烈なボレーシュートが枠の左を捉えて、ウェールズがファインゴールで先制した。▽ハーフタイムにかけてオーストリアに押され気味だったウェールズだったが、追加タイム1分に勝ち越す。左サイドからベイルが送ったロングスローの流れから、ヴィマーのオウンゴールを誘発して2-1とし終えた。
▽迎えた後半開始3分、ユヌゾビッチの直接FKでゴールに迫ったオーストリアは直後、再び試合を振り出しに戻す。アルナウトビッチが単騎突破でボックス中央へ侵入し、冷静にゴール右へ流し込んだ。
▽オーストリアの攻勢が強まる中、ウェールズは69分にCKからチェスターのヘディングシュートでゴールに迫るも、勝ち越すには至らない。終盤にかけてもオーストリアが押し気味に試合を進めたが互いにゴールを割れずに2-2で終了。勝ち点1を分け合った。
▽グループDその他の試合ではセルビア代表がモルドバ代表に3-0で快勝。そしてアイルランド代表がジョージア代表に1-0と勝利し、共に今予選初勝利を飾っている。
PR
ウェールズの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
ウェールズの人気記事ランキング
1
神童アンパドゥの代表入りを拒否したイングランドの奇妙な理由とは
▽現在ウェールズ代表として輝きを放つチェルシーDFイーサン・アンパドゥ(17)。同選手にはイングランド代表入りを拒否されていた過去があるようだ。イギリス『メトロ』が伝えている。 ▽数多いるチェルシーの若手の中で、頭一つ飛びぬけているのがアンパドゥだ。2017年にエクセター・シティからチェルシーに移り、昨年9月にEFLカップでトップチームデビュー。同年12月にはハダースフィールド戦でプレミアリーグデビューも果たした。 ▽イングランドで生まれ育ったアンパドゥは、父方の祖父はガーナ出身、同じく祖母と父はアイルランド出身、母はウェールズ出身ということもあり、代表の選択肢は多くあった。そんな中、エクセター時代のポール・ティズデール監督(現MKドンズ監督)が当時、14歳のアンパドゥをイングランド代表に推薦していたようだ。同選手について以下のように語っている。 「イーサンのような14歳は見たことがなかった。私はイングランド代表に電話して彼のことを紹介したんだ。多くの関係者に、『この男を掴んでおいた方がいい。素晴らしい選手なんだ』とね」 「当時はエクセターのU-18チームでプレーしていたんだ。14歳ながらね。それは恐ろしいピッチでひどく荒れた状態だった。そんな中で、彼はセンターFW、セントラルMF、スイーパーと1試合ですべてのポジションをこなしていたんだ。まるでルート・フリットのようだったよ」 「私は彼ら(イングランド代表)にイーサンよりも12人の優れた選手がいると言われたよ。それでも私は『彼は正確に素晴らしい判断をする。それも少ないタッチでね』と言ったんだ」 「だけど彼らはよりタッチ数の多い選手を探していたんだ」 ▽結局、アンパドゥは昨年11月のフランス代表戦でウェールズ代表デビュー。今月6日に行われたUEFAネイションズリーグのアイルランド代表戦では88%のパス成功率を誇り1アシストを記録した。スリーライオンズは大器を取り逃がしてしまったのかもしれない。 2018.09.12 16:50 Wed2
ジェームズ、激しい交錯で大の字転倒も「大丈夫」
マンチェスター・ユナイテッドに所属するウェールズ代表MFダニエル・ジェームズは大事に至らなかったという。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 ダニエル・ジェームズは13日にホームで行われたユーロ2020予選のクロアチア代表戦に先発したが、14分にDFボルナ・バリシッチとDFドマゴイ・ヴィダに挟み込まれる形で激しく交錯。目を瞑り、大の字の状態でピッチに崩れ落ちたが、メディカルスタッフの治療を経て、すぐにプレーに戻った。 最終的にフル出場を果たしたダニエル・ジェームズ。状況からして脳しんとうも疑われる危険なシーンだったが、試合後に応じたイギリス『スカイ・スポーツ』のインタビューで「大丈夫だ。幸運なことに、ノックアウトされなかったよ」と語り、無事を明かしたという。 また、ウェールズ代表の指揮を執るライアン・ギグス監督も「彼は倒れ込んだ際、少しばかり演技していたね。メディカルスタッフを向かわせたが、心身健全だったんだ。ハーフタイムにもすべてのチェックをやって、異常なしと判断した」と語っている。 ダニエル・ジェームズは、ウェールズ代表のなかだけでなく、シーズン開幕から苦しい戦いが続く所属先のユナイテッドでも急先鋒として印象的なパフォーマンスを披露し続けるだけに、朗報といえそうだ。 2019.10.14 14:30 Mon3
ウェールズ代表で愛されるベイル、珍ニックネームも授けられる
▽レアル・マドリーに所属するウェールズ代表MFガレス・ベイルは、珍ニックネームを授けられるなど、スーパースターとなった現在もウェールズ代表内で愛される存在のようだ。イギリス『タイムズ』が、代表のチームメートのMFジョー・レドリーのコメントを伝えている。 ▽先日、マドリーと総額1400万ユーロ(約16億3000万円)ともいわれる6年間の大型契約を結び、バロンドール2016の候補に選出されるなど、ウェールズスポーツ界屈指のスーパースターとなっているベイル。 ▽だが、ウェールズ代表のチームメートたちは、以前と変わらず1人の仲間としてベイルと接し、時には珍ニックネームを付けてイジることもあるようだ。クリスタル・パレスとウェールズ代表で主力として活躍するレドリーは、同僚ベイルについて以下のように語っている。 「彼は仲間のうちの1人だよ。僕たちは彼がどんな人間(スーパースター)であるかは、全く気にしていない。だから、未だに彼のことをみんなでイジるし、彼も僕たちをイジってくるよ」 「彼はウェールズ代表でプレーするのが、本当に好きなんだ。そうした姿勢が、僕たちに一体感を生んでいる。だから、僕たちは1人を特別視することは決してないし、みんなが平等なんだ」 「僕たちは彼の髪型に関してイジることもあるんだ。この前の試合(マケドニア代表戦)で彼のヘアゴムが外れてしまい、しばらくその状態でプレーしていたんだ。その姿はまるでターザンだった。それ以来、僕たちは彼をターザンと呼んでイジっているんだ」 ▽また、ベイルがサウサンプトンに在籍した時代からよく知るレドリーは、同選手がスーパースターとなった現在も全く変わっていないと主張している。 「人々はフットボールによって人生を大きく変えるものだ。そして、彼には別の方向(スターらしい生き方)に進む可能性もあったけど、地に足を付けて以前と全く変わっていない」 「彼は現在受け取っているサラリー、生活に価するだけの男なんだ。もちろん、プレーヤーとしても偉大な存在であることを証明している。だから、僕たちは彼に対して、少しの嫉妬の気持ちもないんだ」 2016.11.11 05:51 Fri4
ベルギーが予選を無敗で突破!2位ウェールズ&3位チェコがPO進出《カタールW杯欧州予選》
カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選・グループE最終節のウェールズ代表vsベルギー代表が16日に行われ、1-1の引き分けに終わった。 グループ2位のウェールズ(勝ち点14)が、すでに首位通過を決めたベルギー(勝ち点19)をホームに迎えた一戦。 引き分け以上でホームでのプレーオフ開催権を獲得するウェールズは、快勝した前節のベラルーシ代表戦からスタメンを3人変更。ケガで離脱のベイルやハリー・ウィルソン、アンパドゥに替えてムーア、モレル、メファムをスタメンで起用した。 一方、3大会連続の本大会出場を決めているベルギー代表は、前節のエストニア代表戦からスタメンを6人変更。既にチームを離脱しているGKクルトワやアザール、デナイヤーらに替えてオリジやトルガン・アザール、ボヤタらをスタメンで起用した。 試合は立ち上がりの12分にベルギーが動かす。右クロスのこぼれ球をボックス外のヴィツェルがミドルシュートで狙うと、相手DFに当たった跳ね返りをペナルティアーク右のデ・ブライネがダイレクトシュート。これがゴール右に突き刺さった。 先制を許したウェールズだったが32分、B・デイビスのロングパスをボックス左横で受けたダニエル・ジェームズがクロスを供給。2度相手DFに弾かれたが、こぼれ球を拾ったダニエル・ジェームズが縦への仕掛けからクロス上げると、中央で収めたモーアが左足でゴールネットを揺らした。 追いつかれたベルギーは、36分にデ・ブライネの右CKをボヤタがドンピシャヘッドで合わせたが、シュートは枠の左。さらに41分にも、デ・ブライネの右FKからボックス手前のT・アザールが右足ボレーを合わせたが、シュートは右ポストに弾かれた。 1-1で迎えた後半、ベルギーは58分にデ・ケテラエル、カスターニュ、オリジを下げてサーレマーケルス、デンドンケル、バンゼイルを投入した。 一進一退の膠着した展開が続く中、ウェールズは83分に左サイドから仕掛けたネコ・ウィリアムズがボックス左から右足一閃。強烈なシュートがゴール右隅を捉えたが、これはGKカスティールスの好セーブに阻まれた。 終盤はオープンな展開が続いたが、互いに追加点は生まれず、1-1でタイムアップ。この結果、ウェールズの2位通過が決定。また3位のチェコ代表もUEFAネーションズリーグ2020–21の成績上位2チームに入り、プレーオフ進出を決めた。 ◆グループE最終順位 (勝ち点、得失点差) 1.ベルギー 20pt +19 ――本大会出場―― 2.ウェールズ 15pt +5 3.チェコ 14pt +5 ――PO進出―― 4.エストニア 4pt -12 5.ベラルーシ 3pt -17 2021.11.17 06:57 Wed5