清武が1ゴール1アシストの鮮烈デビュー! エスパニョールとの壮絶な打ち合い制したセビージャが白星発進!《リーガエスパニョーラ》
2016.08.21 07:27 Sun
▽リーガエスパニョーラ開幕節のセビージャvsエスパニョールが20日にサンチェス・ピスファンで行われ、ホームのセビージャが6-4で勝利した。セビージャの日本代表MF清武弘嗣はリーガデビューを飾り、フル出場で1ゴール1アシストの大活躍を見せた。
▽昨シーズン、ヨーロッパリーグ3連覇を成し遂げたものの、リーグ戦では期待外れの7位でフィニッシュしたセビージャ。巻き返しを狙う新シーズンに向けては、エメリ前監督を始め、バネガやガメイロ、クリホヴィアクら主力がチームを去り、清武やビエット、フランコ・バスケスなど、多くの新戦力を迎え、新指揮官にサンパオリ監督が就任した。
▽ここまでレアル・マドリー、バルセロナ相手のスーパーカップで連敗中のチームは、リーガ開幕戦で新体制初勝利を目指した。注目のメンバーでは、清武やビエット、フランコ・バスケスら新戦力6人が先発入り。清武はダイヤモンド型の[4-4-2]の右インサイドハーフでリーガデビューを飾った。
▽メルカドとパレハが2バックに入る[2-6-2]に近い攻撃的な布陣でこの試合に臨んだセビージャは、開始6分に清武がいきなり決定機を演出する。右サイド深くに侵入した清武のマイナスの折り返しをビエットが右足で合わせるが、これはGKロベルトのビッグセーブに阻まれる。
▽最初の決定機を逸したセビージャは、相手の最初の決定機から先制を許す。8分、カウンターから左サイドを個人技で突破したレオの絶妙な折り返しを、ピアッティが冷静に流し込んだ。
▽それでも、攻勢を続けるセビージャは15分、波状攻撃から右サイドでマリアーノが上げたクロスをファーのサラビアが頭で合わせたボールが、ゴール右隅に吸い込まれた。これで追いついたセビージャは、22分に清武のアシストから勝ち越しゴールを奪う。左CKのキッカーを務めた清武の絶妙なクロスをニアのビエットが頭で合わせた。
▽早くも勝ち越しに成功したセビージャだったが、超攻撃的な布陣の弊害か、26分にカウンターからボックス内に抜け出したエルナン・ペレスにシュートを流し込まれて追いつかれると、44分には相手の波状攻撃から、ピアッティの落としをボックス手前に走り込んできたビクトル・サンチェスに抑えの利いたコントロールシュートを決められ、逆転を許す。だが、打ち合い上等の攻撃的なチームは前半終了間際にセットプレーの流れからビエットがこの試合2点目を奪い、前半のうちにスコアをタイに戻した。
▽前半だけで合計6ゴールが生まれるスペクタクルな一戦は、後半も多くのゴールが生まれる展開となる。54分、ボックス中央でサラビアの折り返しに反応したバスケスが得意の左足のダイレクトシュートで勝ち越しゴールを奪うと、66分には再びサラビアのスルーパスに抜け出したイェデルがGKとの一対一を制し、5点目を奪った。
▽連続失点で2点のビハインドを負ったエスパニョールは、69分にハビ・フエゴと共に今夏セビージャからエスパニョールに加入したレジェスを同時投入。サンチェス・ピスファン凱旋のレジェスには、ホームサポーターから惜しみない拍手が送られた。
▽一方、この試合初めてリードを2点に広げたセビージャはここから冷静にゲームをコントロールし始めると、74分に清武がデビュー戦でいきなりゴールを奪う。バイタルエリアを持ち上がったバスケスがDF3人を引き付けてボックス右に走り込む清武にスルーパスを送ると、清武が冷静にゴールネットへ流し込んだ。
▽2005年にマジョルカでデビュー戦ゴールを記録した大久保嘉人(現川崎フロンターレ)以来となるデビュー戦ゴールを記録した清武は、その5分後に自身のバックパスのミスからジェラール・モレノにゴールを決められる悔しい場面もあったが、フル出場で6-4の勝利に貢献した。
▽キケ・フローレス新監督率いる新生エスパニョール相手に壮絶な打ち合いを制したセビージャは、サンパオリ新体制で公式戦初勝利を掴んだ。
▽昨シーズン、ヨーロッパリーグ3連覇を成し遂げたものの、リーグ戦では期待外れの7位でフィニッシュしたセビージャ。巻き返しを狙う新シーズンに向けては、エメリ前監督を始め、バネガやガメイロ、クリホヴィアクら主力がチームを去り、清武やビエット、フランコ・バスケスなど、多くの新戦力を迎え、新指揮官にサンパオリ監督が就任した。
▽ここまでレアル・マドリー、バルセロナ相手のスーパーカップで連敗中のチームは、リーガ開幕戦で新体制初勝利を目指した。注目のメンバーでは、清武やビエット、フランコ・バスケスら新戦力6人が先発入り。清武はダイヤモンド型の[4-4-2]の右インサイドハーフでリーガデビューを飾った。
▽最初の決定機を逸したセビージャは、相手の最初の決定機から先制を許す。8分、カウンターから左サイドを個人技で突破したレオの絶妙な折り返しを、ピアッティが冷静に流し込んだ。
▽相手の新戦力コンビに先手を許したセビージャだったが、超攻撃的な布陣を生かした変幻自在の仕掛けでチャンスを創出。11分にはビエットがオーバーヘッド、13分にはボックス内でバスケスがシュートを放つが、エスパニョールの新守護神ロベルトが圧巻のビッグセーブで阻む。
▽それでも、攻勢を続けるセビージャは15分、波状攻撃から右サイドでマリアーノが上げたクロスをファーのサラビアが頭で合わせたボールが、ゴール右隅に吸い込まれた。これで追いついたセビージャは、22分に清武のアシストから勝ち越しゴールを奪う。左CKのキッカーを務めた清武の絶妙なクロスをニアのビエットが頭で合わせた。
▽早くも勝ち越しに成功したセビージャだったが、超攻撃的な布陣の弊害か、26分にカウンターからボックス内に抜け出したエルナン・ペレスにシュートを流し込まれて追いつかれると、44分には相手の波状攻撃から、ピアッティの落としをボックス手前に走り込んできたビクトル・サンチェスに抑えの利いたコントロールシュートを決められ、逆転を許す。だが、打ち合い上等の攻撃的なチームは前半終了間際にセットプレーの流れからビエットがこの試合2点目を奪い、前半のうちにスコアをタイに戻した。
▽前半だけで合計6ゴールが生まれるスペクタクルな一戦は、後半も多くのゴールが生まれる展開となる。54分、ボックス中央でサラビアの折り返しに反応したバスケスが得意の左足のダイレクトシュートで勝ち越しゴールを奪うと、66分には再びサラビアのスルーパスに抜け出したイェデルがGKとの一対一を制し、5点目を奪った。
▽連続失点で2点のビハインドを負ったエスパニョールは、69分にハビ・フエゴと共に今夏セビージャからエスパニョールに加入したレジェスを同時投入。サンチェス・ピスファン凱旋のレジェスには、ホームサポーターから惜しみない拍手が送られた。
▽一方、この試合初めてリードを2点に広げたセビージャはここから冷静にゲームをコントロールし始めると、74分に清武がデビュー戦でいきなりゴールを奪う。バイタルエリアを持ち上がったバスケスがDF3人を引き付けてボックス右に走り込む清武にスルーパスを送ると、清武が冷静にゴールネットへ流し込んだ。
▽2005年にマジョルカでデビュー戦ゴールを記録した大久保嘉人(現川崎フロンターレ)以来となるデビュー戦ゴールを記録した清武は、その5分後に自身のバックパスのミスからジェラール・モレノにゴールを決められる悔しい場面もあったが、フル出場で6-4の勝利に貢献した。
▽キケ・フローレス新監督率いる新生エスパニョール相手に壮絶な打ち合いを制したセビージャは、サンパオリ新体制で公式戦初勝利を掴んだ。
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