過去に交通事故で重傷の元アメリカ代表FW、癌を患っていたことが判明…現在は寛解期に

2016.07.31 17:00 Sun
Getty Images
▽メジャーリーグサッカー(MLS)のニューイングランド・レボリューションに所属する元アメリカ代表FWチャーリー・デイビス(30)が、今年の春に脂肪肉腫(軟部組織の脂肪細胞にできる癌)と診断されていたことが判明した。同クラブが30日、デイビスの病状が寛解期(症状が落ち着いて安定していること)に入ったことを報告した。
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▽デイビスは、今シーズンの公式戦8試合に出場していたが、4月27日に行われた試合を最後に戦列から遠ざかっており、同選手の離脱に関する公式な発表も行われていなかった。そして、ニューイングランドは30日に公式サイトでデイビスの病状に関して以下のような声明を発表した。「ここ数週間、チャーリーと家族が治療に専念することが大事だと考え、クラブは彼のプライバシーを守るため、病気の発表を控えてきました」
「ニューイングランド・レボリューションは病気が完治するまで、彼を支え続けるつもりです。そして、彼を再びピッチに送り出すことを心から楽しみにしています」

▽また、闘病生活が続くデイビスは、自身の公式『ツイッター』で以下のようなメッセージを残している。
「自分が癌を患うなんて全く予期していなかった。でも、僕はそれに打ち勝ち、今はより強くなっている。そして、チームに戻るためにハードワークを続けるよ!」

▽今回、脂肪肉腫という珍しい病にかかったデイビスだが、2009年には自動車事故に遭い、顔面数箇所、右足、左ヒジを骨折し、膀胱も損傷する重傷を負った経験がある。その際には選手生命の危機も報じられたが、1年以上戦列を離れた後に奇跡的な復活を遂げた。

▽寛解期は完治ではなく癌の再発も懸念されるところだが、過去に奇跡の復活を遂げたデイビスならば、必ず元気な姿でピッチに戻ってくるはずだ。

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