【ユーロ2016チーム紹介(23)】アイスランド~小国が史上初の国際主要大会へ~
2016.06.14 00:04 Tue
▽人口33万人のアイスランドが史上初の国際主要大会に参加する。2014年の南アフリカ・ワールドカップでは、グループ2位でプレーオフに進出したものの、クロアチアに敗れて本大会出場ならず。今予選ではトルコやオランダと同居する厳しいグループに組み込まれたが、6勝2分け2敗の見事な成績でチェコに次ぐ2位での本大会出場を決めた。
▽チームを指揮するのは、2000年から2009年までスウェーデンを率いてユーロやW杯出場に導いた実績を持つラーゲルベック。約半数の国内組と海外組で構成されるチームには、プレミアリーグでインパクトを残しているMFギルフィ・シグルドソンのほか、チェルシーやバルセロナで実績を残したFWグジョンセンが名を連ねる。W杯予選でわずか6失点の堅守を武器に、決勝トーナメント進出の番狂わせを狙う。
◆基本布陣【4-4-2】
◆チーム分析
▽2015-16シーズンはNECからのレンタルによりノルウェーリーグでプレーした32歳のハルドルソンがゴールマウスを守る。センターバックは予選の全10試合でコンビを組んだラグナル・シグルドソンとアルナソン。前者が29歳、後者が35歳と、代表経験も豊富なベテランコンビだ。サイドバックは堅実な右のサエバルソンと、キック精度に定評がある左のスクラソン。最終ラインは個々の能力こそ平凡だが、連係は高い。
[MF] ★★★☆☆
▽闘志溢れるファイターであるグンナーソンが中盤を整備。ウディネーゼで今シーズンに27試合に出場したハルフレドソンと共に、ソリッドな中盤センターを形成する。トップ下には、足元の技術と強烈なミドルシュート、テクニカルなFKを装備するギルフィ・シグルドソンが君臨。サイドには、豊富な運動量で攻守に貢献できるビャルナソンとグドムンドソンを擁する。
▽最前線には、最終ラインと駆け引きをしながらゴール前で良いポジションが取れる長身のシグソールソン。所属するナントで今季リーグ戦26試合に出場し、予選では3ゴールを挙げた。そのシグソールソンとコンビを組む試合も多かった長身のボドバルソンもポストプレーで味方を生かすことができる。2013-14シーズンにヘーレンフェーンで29ゴールを記録してエールディビジ得点王に輝いたフィンボガソンも先発の座を狙う。そして、クラブレベルで大きな輝きを放ってきたグジョンセンにとっては夢の舞台に。ジョーカーとして、アクセントを付ける存在となりたい。
▽チームを指揮するのは、2000年から2009年までスウェーデンを率いてユーロやW杯出場に導いた実績を持つラーゲルベック。約半数の国内組と海外組で構成されるチームには、プレミアリーグでインパクトを残しているMFギルフィ・シグルドソンのほか、チェルシーやバルセロナで実績を残したFWグジョンセンが名を連ねる。W杯予選でわずか6失点の堅守を武器に、決勝トーナメント進出の番狂わせを狙う。
◆基本布陣【4-4-2】

(C)CWS Brains,LTD.
▽予選での基本システムは[4-4-2]。フラットとダイヤモンド型を併用したが、本大会ではより守備を意識するとともにシグルドソンの攻撃力を生かすために[4-2-3-1]を採用する可能性もあるだろう。
(C)CWS Brains,LTD.
[GK/DF]★★★☆☆▽2015-16シーズンはNECからのレンタルによりノルウェーリーグでプレーした32歳のハルドルソンがゴールマウスを守る。センターバックは予選の全10試合でコンビを組んだラグナル・シグルドソンとアルナソン。前者が29歳、後者が35歳と、代表経験も豊富なベテランコンビだ。サイドバックは堅実な右のサエバルソンと、キック精度に定評がある左のスクラソン。最終ラインは個々の能力こそ平凡だが、連係は高い。
[MF] ★★★☆☆
▽闘志溢れるファイターであるグンナーソンが中盤を整備。ウディネーゼで今シーズンに27試合に出場したハルフレドソンと共に、ソリッドな中盤センターを形成する。トップ下には、足元の技術と強烈なミドルシュート、テクニカルなFKを装備するギルフィ・シグルドソンが君臨。サイドには、豊富な運動量で攻守に貢献できるビャルナソンとグドムンドソンを擁する。
[FW] ★★☆☆☆
▽最前線には、最終ラインと駆け引きをしながらゴール前で良いポジションが取れる長身のシグソールソン。所属するナントで今季リーグ戦26試合に出場し、予選では3ゴールを挙げた。そのシグソールソンとコンビを組む試合も多かった長身のボドバルソンもポストプレーで味方を生かすことができる。2013-14シーズンにヘーレンフェーンで29ゴールを記録してエールディビジ得点王に輝いたフィンボガソンも先発の座を狙う。そして、クラブレベルで大きな輝きを放ってきたグジョンセンにとっては夢の舞台に。ジョーカーとして、アクセントを付ける存在となりたい。
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