死のグループEに属するアイルランド、本大会前最後の親善試合を勝利で飾れず…《国際親善試合》

2016.06.01 05:47 Wed
Getty Images
▽5月31日に国際親善試合のアイルランド代表vsベラルーシ代表がターナーズ・クロスで行われ、1-2でベラルーシが勝利した。

▽ユーロ2016でベルギー代表、イタリア代表、スウェーデン代表と同じグループEに属するアイルランドは、27日に行われたオランダ代表戦から先発メンバーを全員変更。[4-1-3-2]の布陣を採用し、GKにギブン、4バックは右からクリスティ、キーオ、クラーク、ウォード。アンカーにギブソンを置き、2列目は右からメイラー、マクギーディ、ヘンドリック。2トップにダリル・マーフィーとマクレーンを配した。

▽序盤からボールを支配するアイルランドだが、アタッキングサードでのプレー精度を欠き、シュートに結びつけることはできない。すると20分、右サイドを持ち上がったスタセビッチのサイドチェンジをボックス右手前で受けたゴルデイチュクがコントロールシュートを放つと、これがゴール右に突き刺さった。
▽先制を許したアイルランドは35分、ボックス右から仕掛けたクリスティがシュート。しかし、このシュートは相手DFのスライディングブロックに阻まれ、同点とならない。

▽ベラルーシのリードで迎えた後半、最初のチャンスはアイルランドに生まれる。46分、右サイドを突破したマクギーディのクロスをゴール前のダリル・マーフィーがヘディングで合わせたが、これは枠の上に外れる。
▽58分には、マクギーディの左CKをクラークがヘディングシュート。相手GKの弾いたボールをゴール右で拾ったヘンドリックがワントラップからシュートを放つがこれは右サイドネットへ。

▽対するベラルーシは63分、ヤヌシェとのパス交換で左サイドを突破したバラドスコがボックス左から侵入。切り返しで相手のマークを外すとカットインから右足を振り抜く。このシュートがブロックに入ったキーオにディフレクトし、そのままゴール右に吸い込まれた。

▽2点を追いかけるアイルランドのオニール監督は、68分にギブソンとダリル・マーフィーを下げてフーラハンとロングをピッチに送り出す。すると72分、ロングスローのこぼれ球をボックス中央のロングが落とし、最後は左から走り込んだウォードが左足でゴールに流し込んだ。

▽反撃の狼煙を上げ、勢い付くアイルランドは73分、マクレーンのパスに抜け出したロングがボックス左からシュート。さらに75分にはクリスティの右クロスをマクレーンが合わせるも、ボールは枠の上に外れた。

▽終盤にかけ攻勢を見せるアイルランドは、その後もヘンドリックやロングがベラルーシゴールに迫ったが同点ゴールは生まれず、試合はそのままタイムアップ。アイルランドは、ユーロ本大会前最後の親善試合を勝利で飾ることはできなかった。

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