ペッレのミドル弾でイタリアがスコットランドにウノゼロで勝利《国際親善試合》

▽国際親善試合のイタリア代表vsスコットランド代表が29日にマルタで行われ、1-0でイタリアが勝利した。

▽[3-5-2]の布陣で臨んだイタリアは、GKにブッフォン、3バックに右からバルザーリ、ボヌッチ、キエッリーニを配置。中盤アンカーにデ・ロッシを据え、その前方右にフロレンツィ、左にジャッケリーニを置いて右ワイドにカンドレーバ、左にダルミアンを置いた。2トップはペッレとエデルが組んだ。


▽そのイタリアがスコットランドを一方的に押し込むと、直接FKなどでゴールに迫っていく。そして23分に決定機を演出。ボックス右へ侵入したカンドレーバの折り返しをジャッケリーニがシュートしたが、枠の上に外してしまった。

▽ハーフタイムにかけてもスコットランドを自陣に貼り付けたイタリアだったが、ジャッケリーニやカンドレーバのボックス内からのボレーシュートは枠を捉えきれず、先制するには至らない。結局、ゴールレスのまま前半を終えた。▽後半も押し込んだイタリアは57分に均衡を破る。デ・ロッシのクサビのパスを起点に、ペッレがペナルティアーク中央から右足を一閃。これがゴール右に決まり、イタリアがスコアを動かした。

▽先制したイタリアはインシーニェやベルナルデスキらアタッカーを投入。試合をコントロールしつつ追加点を狙う中、78分にピンチを迎える。自陣でのミスパスを契機にリッチーに決定的なシュートを許したが、枠を外れて助かった。結局、これ以降互いにチャンスはなく1-0で終了。勝利したイタリアは6月6日にフィンランド代表戦を戦い、6月13日にユーロ初戦でベルギー代表と対戦する。

▽また、ルーマニア代表vsウクライナ代表のユーロ出場国同士の対戦は3-4でウクライナが勝利している。試合は23分、ボックス手前右からのトルジェのミドルシュートが突き刺さり、ルーマニアが先制。しかし前半終了間際の44分、左サイドのシェフチェクのアーリークロスをファーサイドのゾズリャがスライディングで押し込み、ウクライナが1-1とした。

▽迎えた後半開始3分、ウクライナはジンチェンコがディフェンスライン背後を取ってGKとの一対一を制して逆転すると、55分にはボックス右からのヤルモレンコの折り返しをコノプリャンカが決め、3-1とリードを広げる。

▽さらに60分、ウクライナはボックス手前右からヤルモレンコが強烈な直接FK弾を決めて4-1とした。その後、ルーマニアに2点を返されたウクライナだったが、4-3で逃げ切ったウクライナが勝利している。