クエンカ、古巣バルサの優勝が懸かった一戦を前にも「感傷に浸ることはない」

2016.05.12 00:11 Thu
グラナダFWイサーク・クエンカは、自身を育て上げたクラブへの恩を感じつつ、競争の世界で手を抜くことなどあってはならないと主張した。古巣バルセロナの優勝が懸かった一戦でも、これまで同様全力を尽くすと誓っている。

バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったクエンカは、レウスやサバデルなど複数クラブを渡り歩いた後、2011年に復帰。ジョゼップ・グアルディオラ現バイエルン監督に気に入られ、2011-12シーズンに出場機会を積むと、2012年にトップ登録を果たした。

バルセロナで名を挙げたクエンカだが、その後は度重なる負傷に苦しむ。アヤックスへのレンタル移籍を経て2014年にデポルティボへと完全移籍。その翌年には、新天地をトルコのブルサスポルに求め、今冬グラナダに加入した。

グラナダはリーガエスパニョーラ最終節でバルセロナと対戦する。バルセロナにとっては、勝てば優勝という大一番だ。クエンカは古巣との一戦を前に、率直な気持ちを語っている。

「グラナダのために全力を尽くす。100%を出し切るよ。今は感傷に浸ったり、力量を比べたりする時じゃない。僕はグラナダの選手だ。ここでは、みんなから信頼されている。日々周囲のサポートを感じているんだ。だから、自分のプレーで恩返しができれば、と思っている」

「僕たちの目標は1部残留だった。シーズン開幕時からの目標を達成した後、僕たちが考えているのはできる限り良い形で1年を締めくくることだけだよ」

クエンカは今季終了時にグラナダとの契約が満了する。

「僕はグラナダで快適だよ。それは本当に重要なことだ。まずはシーズンを終えて、それから今後のことを考えようと思う」


提供:goal.com

グラナダの関連記事

元フランス代表MFマキシム・ゴナロン(35)が現役を引退したことを発表した。 今夏にクレルモンを退団して以降、フリーの状態が続いていたゴナロンは16日、自身のインスタグラムを通じてスパイクを脱ぐ決断を明かした。 「長年ピッチの上で過ごしてきたこのキャリアに終止符を打つことを発表します。常に夢の実現だと考えて 2024.10.17 07:00 Thu
レアル・マドリーは30日、元U-23ブラジル代表MFヘイニエル(22)がセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のグラナダに1年間のレンタル移籍で加入することを発表した。 フラメンゴの下部組織で育ったヘイニエルは、“NEXTカカ”として大きな期待を受けて2020年1月にマドリーへ完全移籍で加入した。 しかし、 2024.08.31 00:07 Sat
セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のグラナダは8日、ビジャレアルのスペイン人MFマヌエル・トリゲロス(32)をフリーで獲得したことを発表した。契約期間は2026年6月までの2年間となっている。 バルセロナ、ムルシアの下部組織で育ったセントラルMFのトリゲロスは、2010年夏にビジャレアルに移籍。2013年8月 2024.08.09 06:30 Fri
プリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部)のマルベージャFCは23日、グラナダの元スペイン代表FWホセ・カジェホン(37)が完全移籍で加入することを発表した。契約期間は1年間となる。 カジェホンは、レアル・マドリーの下部組織育ちで、カスティージャからエスパニョールへと完全移籍するも、2011年7月にマドリーに復帰 2024.07.24 23:25 Wed
ラージョ・バジェカーノは17日、グラナダからスペイン人MFジェラール・グンバウ(29)がレンタル移籍で加入することを発表した。 グンバウは、ジローナの下部組織で育ち、バルセロナB(現:バルサ・アトレティック)へ移籍。レガネスへの移籍を経て、2019年8月にジローナに復帰した。 その後、エルチェへと移籍すると 2024.07.17 18:40 Wed

ラ・リーガの関連記事

2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)を戦うシャルケ。名門復活に向けてまずは昇格を目指す中、新たな指揮官にクラブOBを考えているという。 今シーズンの2.ブンデスリーガではここまで12位に位置。今シーズンもブンデスリーガへの昇格はかなり高いハードルとなっているシャルケ。2020-21シーズンに最下位で降格。2021-2 2025.03.06 23:30 Thu
今夏の人気銘柄となりそうなニューカッスルのブラジル代表MFブルーノ・ギマランイス(27)に対して、バルセロナも関心を持っているようだ。イギリス『Caught Offside』が伝えた。 ギマランイスは、アトレチコ・パラナエンセでキャリアをスタート。2020年1月にリヨンに完全移籍しヨーロッパでのキャリアをスタート 2025.03.06 21:20 Thu
著名代理人のジョルジュ・メンデス氏が、自らが担当するバルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルらについて語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)を始め、数々のスター選手の契約に携わってきたメンデス氏。母国ポルトガルに強いネットワークを持つなか 2025.03.05 18:10 Wed
マンチェスター・ユナイテッドからレアル・ベティスへレンタル移籍中のブラジル代表FWアントニー(25)は、スペインでのキャリア続行を望んでいるようだ。イギリス『ミラー』が伝えている。 アントニーはアヤックスで評価を高めると、2022夏にエリク・テン・ハグ監督を追いかける形でユナイテッドに完全移籍。移籍金は総額1億ユ 2025.03.05 12:25 Wed
「でも無理させるのって、とても危ないんじゃないだろうか」そんな風に私が心配していたのは月曜日、バルデベバス(バラハス空港の近く)であったCL16強対決マドリーダービー1stレグ前最後となるチーム練習にとうとう、バルベルデが加わったという記事をマルカ(スポーツ紙)のサイトで読んだ時のことでした。いやあ、年明けから9週連続 2025.03.05 02:00 Wed

グラナダの人気記事ランキング

1

グラナダ、ローマから逸材FWポンセをレンタルで獲得

▽グラナダは5日、ローマからアルゼンチン人FWエセキエル・ポンセ(19)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 ▽2015年にアルゼンチンのニューウェルス・オールドボーイズからローマに加入したポンセは、アルゼンチン国内で“テベスの後継者”と称される有望な若手アタッカー。ローマでは昨年11月に前十字じん帯断裂の大ケガを負うも、復帰後のプリマヴェーラの公式戦11試合で10ゴールを挙げるなど、その才能の片りんを見せていた。 ▽なお、ローマからリーガエスパニョーラのクラブへの移籍では、昨夏スポルティング・ヒホンに加入したパラグアイ代表FWアントニオ・サナブリア(20)が11ゴールを挙げる活躍を披露しており、ポンセにも同様の活躍が期待されるところだ。 2016.08.05 22:10 Fri
2

首位堅持のレアル・マドリー、5戦連発のロドリゴをアンチェロッティ監督が称賛 「彼はベストに戻った」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。 レアル・マドリーは2日のラ・リーガ第15節でグラナダをホームに迎え撃ち、2-0と勝利。リーグ3連勝とし、首位の座を守った。 ロドリゴ・ゴエスの公式戦5戦連発弾にブラヒム・ディアスの追加点で手堅く勝ち切った指揮官も「良い試合だった」と満足げだ。 「コントロールしながら、非常にうまくプレーをした。集中を切らさず、リスクを避けながら良い形でボールを扱えたし、カウンターを受けないよう守備にも注意したよ」 そんな最近のレアル・マドリーを引っ張るのが直近の公式戦5試合で7ゴールのロドリゴ。アンチェロッティ監督はこう評した。 「ロドリゴは彼のベストに戻り、多くのゴールを決めている。左サイドだけではなく、中央でも、右サイドでもゴールを決められる。この試合では後半から彼を右に置いた。スペースがあったからだ。ホセル、ブラヒムとの素晴らしいコンビネーションからの得点は見事だったね」 なお、ハーフタイムでピッチを後にしたダニエル・カルバハルについては「痛みを感じたみたいで、明日にもその状態を確認する。だが、それほど深刻ではないようだ」と話している。 2023.12.03 12:50 Sun
3

レンタル先でも苦しむペリストリ…グラナダの2部降格に現実味「プレータイムは貰っているけど」

ウルグアイ代表MFファクンド・ペリストリ(22)はなかなかキャリアが前進しない。イギリス『ミラー』が伝えている。 18歳で母国ペニャロールからマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたペリストリ。前途有望な若手として欧州の名門へやってきたわけだが、加入から3シーズンと少し…公式戦通算24試合の出場にとどまる。 基本的にはレンタルに出されており、マンチェスターでフルシーズン戦ったのは昨季だけ。昨季から指揮するエリク・テン・ハグ監督の信頼を掴めぬまま、今年1月にラ・リーガはグラナダへとレンタル移籍…代理人は指揮官への恨み辛みを散々言い放った。 “ペリストリがマンチェスターに戻るかどうかは、グラナダでの活躍次第…と言いたいが、テン・ハグが残るなら厳しいと言わざるを得ない。彼はペリストリをろくに起用したことも、評価したことも、プロとして扱ったこともない” グラナダでは加入後のリーグ戦全6試合に先発出場、バルセロナ戦の1得点1アシストを含めて主力に君臨。しかしチームは28試合を消化し、残留圏内17位と勝ち点「13」差の19位…よほどの巻き返しがない限り、2部降格という未来が待つ。 この苦境をウルグアイ『AUF TV』のインタビューで問われたペリストリ。 「幸いにも多くのプレータイムを貰っているよ。この点には満足しているけど、グループ(グラナダ)の競争レベルは少し残念だ。残留を達成しようと全員で頑張っているところだが、(代表ウィークから)戻ったらすぐに最大限のエネルギーを注がなくてはならない」 グラナダのチーム状況が厳しいのは、傍から見ていてもよくわかることだが、ペリストリとしては、ここから独力でチームを急浮上させるくらいの馬力を発揮しなければ、レンタルバックしても厳しい日々が続くだろう。当初のユナイテッドは完全移籍での放出を望んでいたのだから。 2024.03.23 19:40 Sat
4

ラージョがグラナダからMFグンバウをレンタル移籍で獲得、昨季はリーガで35試合3アシスト

ラージョ・バジェカーノは17日、グラナダからスペイン人MFジェラール・グンバウ(29)がレンタル移籍で加入することを発表した。 グンバウは、ジローナの下部組織で育ち、バルセロナB(現:バルサ・アトレティック)へ移籍。レガネスへの移籍を経て、2019年8月にジローナに復帰した。 その後、エルチェへと移籍すると、2023年7月にグラナダへと完全移籍で加わり、2023-24シーズンのラ・リーガで35試合に出場し3アシストを記録していた。 これまでラ・リーガで145試合に出場し3ゴール14アシストを記録しているグンバウ。ラージョではどのような働きを見せるか注目だ。 2024.07.17 18:40 Wed
5

レアルやナポリでプレーした元スペイン代表FWカジェホンがスペイン3部のマルベージャに完全移籍

プリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部)のマルベージャFCは23日、グラナダの元スペイン代表FWホセ・カジェホン(37)が完全移籍で加入することを発表した。契約期間は1年間となる。 カジェホンは、レアル・マドリーの下部組織育ちで、カスティージャからエスパニョールへと完全移籍するも、2011年7月にマドリーに復帰。2013年7月にナポリへと完全移籍すると、フィオレンティーナでのプレーを経て、2022年7月にグラナダに完全移籍で加入した。 マドリーでは公式戦77試合で20ゴール7アシスト、ナポリでは公式戦349試合で82ゴール79アシストを記録。グラナダでも70試合で5ゴール11アシストを記録したが、チームはセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)に降格していた。 カジェホンの故郷と同じアンダルシア州を本拠地とするマルベージャ。実力者を獲得しどのようなパフォーマンスを見せてくれるか注目だ。 2024.07.24 23:25 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly