勝負弱いアーセナル、痛恨の2戦連続ドローで4位に転落…《プレミアリーグ》

2016.04.18 02:09 Mon
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アーセナルは17日、エミレーツ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第34節でクリスタル・パレスとのロンドン・ダービーに臨み、1-1で引き分けた。

▽前節、ウェストハム相手に痛恨のドローを喫した3位のアーセナルは、首位レスター・シティとの勝ち点差が「11」に広がり、タイトル争いから脱落。また、前日に行われた試合でチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う4位のマンチェスター・シティと5位のマンチェスター・ユナイテッドが共に勝利したため、16位のクリスタル・パレスをホームに迎えたダービーで必勝が求められた。ウェストハム戦からのメンバー変更は1点。オスピナに代わって負傷明けのチェフがゴールマウスを守った。

▽試合は戦前の予想通り、自陣に引いてブロックを作るクリスタル・パレスに対して、アーセナルが圧倒的に押し込む立ち上がりとなった。相手の6倍近いパス本数を記録し、相手陣内でブロックの隙間を狙うアーセナルは、エジルやサンチェスが攻撃にアクセントを加えるが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。
▽一方、前線にボラシーとウィッカムを残して守るクリスタル・パレスは要所でロングカウンターを狙うが、こちらも攻め切ることができず。28分にはボックス左でカットインしたボラシーが両チームを通じて初の枠内シュートを放つが、これはGKチェフが難なくキャッチした。

▽その後も圧倒的なボールポゼッションで相手を押し込むアーセナルだが、最後の局面で崩し切れない。43分にはサンチェスとのパス交換からゴール前に飛び出したエジルがようやく最初の枠内シュートを放つが、これは飛び出したGKヘネシーが好守で阻む。それでも、諦めずに攻め続けるアーセナルは、前半アディショナルタイムに相手陣内ボックス付近でジェディナクからボールを奪ったウェルベックの浮き球スルーパスに抜け出したサンチェスがヘディングシュートを決め、苦しみながらも前半のうちにリードを奪った。
▽迎えた後半、1点のビハインドを追うクリスタル・パレスは失点に絡んだジェディナクをハーフタイムで下げて、後半頭からバカリ・サコを投入。この交代でシステムを[4-2-3-1]に変更し、より攻撃に意識を傾ける。

▽一方、相手が前に出てきたことで、よりスペースを享受できるようになったアーセナルは、イウォビが効果的に攻撃のアクセントとなってチャンスに絡む。51分にはボックス右でコクランが上げた柔らかなクロスに頭で合わせるが、これはわずかに枠の左に外れた。

▽後半もなかなか攻撃の形を見いだせないクリスタル・パレスは、64分にウィッカムを下げて古巣対戦となるアデバヨールをピッチに送り込む。だが、この交代も流れを変えるまでには至らず。逆に、相手のセットプレーからウェルベック、サンチェスに続けて決定機を許すが、追加点は許さない。

▽後半も主導権を握るものの、フィニッシュの精度を欠いてゴールが遠いアーセナルは、75分にウェルベックとイウォビを下げて、ジルーとラムジーを同時投入。この直後には相手のセットプレーからバカリ・サコに際どいヘディングシュートを許すが、ここはGKチェフの好守で凌ぐ。だが、ここまで再三の決定機を逸してきたアーセナルは、試合終盤にそのツケを払うことに。

▽81分、左サイドから切り込んだボラシーにコクランが付き切れずに強烈なシュートを許すと、このシュートがニアサイドをケアし切れなかったGKチェフの手を弾いてゴールネットに吸い込まれた。

▽ワンチャンスを決められて試合を振り出しに戻されたアーセナルは、エルネニーを下げてウォルコットを投入し、ここから猛攻を仕掛けていく。だが、単調な仕掛けは守り慣れたクリスタル・パレスに難なく跳ね返されると、試合終盤にはロングカウンターからザハにあわや逆転ゴールという決定機を作られるなど、バタバタした形で試合を終えた。

▽前節に続きリードを守り切れず、痛恨の2戦連続ドローとなったアーセナルは、逆転優勝が絶望となっただけでなく、勝ち点60で並んだマンチェスター・シティに得失点差で振り切られて4位に転落した。

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「アーセナルは心にずっと残る」アーセナル復活の立役者の1人、エドゥSDが辞任「別の挑戦に取り組む時」

アーセナルは4日、スポーツディレクター(SD)を務めるエドゥ氏の辞任を発表した。 現役時代もアーセナルでプレーしていたエドゥ氏。2003-04シーズンのプレミアリーグ無敗優勝を経験した“インビンシブルズ”の一員でもあり、2019年7月にテクニカルディレクター(TD)としてチームに復帰、2022年11月にSDに昇進し、男子のみならず、女子やアカデミーもマネジメントしていた。 ミケル・アルテタ監督とのタッグでチームを強化。有能な若手選手の獲得だけでなく、アカデミーからの選手の登用などでチームを強化。長らく低迷していたプレミアリーグでは2022-23、2023-24シーズンと優勝を争い、2位でフィニッシュ。プレミアリーグで戦えるチームへと成長させていた。 日本代表DF冨安健洋もエドゥ氏の下でチームに加わった他、当時は無名だったブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリの発掘など、チーム強化に尽力していた。 予てから5年計画でのチーム強化を語っていた中、5年が経過。シーズン途中ながら、チームを去ることを決断したエドゥ氏は、クラブを通じてコメントしている。 「これは非常に難しい決断だった。アーセナルは私に、たくさんの素晴らしい人々と働く機会と、クラブの歴史において特別なことに参加するチャンスを与えてくれた。特別な旅だった。スタン、ジョシュ、ティム、ロード・ハリスには、私をサポートしてくれたことに感謝する」 「男子、女子、アカデミーのチームで、たくさんの素晴らしい同僚と働くことができてうれしかった。特にミケルとは、素晴らしい友人となった」 「今は、別の挑戦に取り組むときだ。アーセナルは、私の心の中にずっと残る。クラブとサポーターの皆さんに、良いことだけが起き、最高の幸運が訪れることを祈っている」 また、共同会長を務めるジョシュ・クロエンケ氏は、今回のエドゥ氏の辞任に際して感謝のメッセージを残している。 「我々はエドゥの決断を尊重し、クラブを前進させるための多大な貢献と検診に感謝する」 「クラブの全員が彼の幸運を祈っている。我々は皆、エドゥと彼があらゆるものや全ての人にもたらすポジティブなエネルギーをとても気に入っている」 「変化と進化はクラブの一部だ。我々は引き続き戦略と主要なトロフィーの獲得に注力する。我々の後継者の計画は、この継続的な野心を反映するものになるだろう」 なお、エドゥ氏に関しては、ノッティンガム・フォレストやオリンピアコスなどを保有するエヴァンゲロス・マリナキス氏のグループが関心を持っているとされ、今回の決断に影響を与えたとみられている。 2024.11.05 09:25 Tue
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最終ラインが野戦病院化しているアーセナル、新たな負傷者ガブリエウは「トレーニングが完了すれば」…頼りのホワイトは「関節に問題が」

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、ニューカッスル・ユナイテッド戦に向けた記者会見に出席。大量に出ている負傷者についてコメントした。クラブ公式サイトが伝えている。 アーセナルは2日、プレミアリーグ第10節でニューカッスルとアウェイで対戦する。 今シーズンもプレミアリーグで上位を争うアーセナル。第8節でボーンマスに痛い敗戦を喫したが、優勝を争うマンチェスター・シティやリバプールとはドロー。3位につけている。 しかし、アーセナルにはケガ人が続出。特に最終ラインに大量に負傷者が出ており、苦しい台所事情となっている。 キャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールがしばらく離脱しており、最終ラインでは日本代表DF冨安健洋、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーが負傷していた中、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスが新たに負傷離脱してしまった。 新たに負傷者に加わってしまったガブリエウについてアルテタ監督は、まだ出場に確信は持てないとした。 「今日はトレーニングセッションがある。それを完了できれば出場が可能だ。まだトレーニングはしていないが、今日こなせればチームに合流できるだろう」 そのほかの負傷者については「リッカルドとマルティンは間違いなく欠場する。ベンについては、まだわからない。彼はまだトレーニングしていない」とコメント。カラフィオーリとウーデゴールは確実にメンバー入りはしない様子だ。 一方で、DFベン・ホワイトはまだ不透明な状況。ただ、サイドバックだけでなく、リバプール戦ではセンターバックでも久々にプレー。アルテタ監督はそのパフォーマンスを称えた。 「練習もできず、試合にも出場できない。だから、出場可能かどうかは待ってみよう。今は関節の問題だ」 「彼は2つのポジションでプレーできるし、そのポジションの中で自分の役割を適応させ、様々な高さでプレーもできる」 「特に、あのピッチでは非常に難しくてトリッキーな相手と非常に特殊なデュエルを繰り広げる必要があるが、ボール保持の場面では特にそうだ。1年以上そのポジションでプレーしていなかったのに、その仕事をこなすなんて本当に素晴らしい」 また、長い間離脱しているウーデゴールについても言及。状態を見た上で、チャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦に間に合う可能性もあるとした。 「今は我々と一緒に特定のトレーニングを行う段階だ。痛みにどう対処するか、自然に動けるか、フィジカル的に競技に臨めるレベルに達しているかを見てみよう」 「しかし、彼が費やしてきた仕事量と時間を考えると、彼が我々とトレーニングを始めた瞬間に、準備ができているように見えないというのは驚きだ。だから、すぐにそうなることを願っている」 2024.11.01 21:45 Fri

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