レーティング:セビージャ 1-2(AGG3-3) ビルバオ《EL》
2016.04.15 07:03 Fri
▽ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグ、セビージャとビルバオによる同国対決が14日にサンチェス・ピスファンで開催され、ビルバオが2-1で勝利した。この結果、2戦合計3-3で並んだ両チームは延長戦に突入するも120分間で決着が着かず。その後行われたPK戦を5-4で制したセビージャがベスト4進出を決めた。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。
▽セビージャ採点
GK
31 ソリア 5.0
先制点はセービングミス。判断が悪く不用意なプレーが目立ったが、PK戦でチームをベスト4進出に導く
DF
25 マリアーノ 5.5
豊富な運動量を生かして果敢にアップダウンを繰り返した
(→コケ 5.5)
見事なオーバーヘッドを放つも、ヒーローとはなれず
3 ラミ 5.5
集中力を切らさず、相手の攻撃を阻み続けた
的確なポジショニングで危険なスペースをケア
18 エスクデロ 6.0
粘り強い守備に加えて、得意の攻撃参加でアクセントとなった
MF
20 ビトロ 6.0
鋭い縦への仕掛けでチャンスを創出
4 クリホヴィアク 6.0
一度不用意なパスミスがあったものの、ガメイロのゴールをアシストするなど、それ以外は安定していた
8 イボーラ 5.5
守備の貢献は素晴らしかったが、攻撃面で存在感を欠いた
(→クリストーフォロ 5.5)
攻守にハードワークもパス出しに難
15 ヌゾンジ 6.0
競り負ける場面はほとんどなく、チームのボール確保に貢献
7 クローン=デリ 6.0
バネガ不在の攻撃陣をうまく統率。随所に巧さをみせた
(→コノプリャンカ 6.5)
同点弾の起点となるなど、投入直後から攻撃をけん引。PK戦でも見事なキックで流れを変えた
FW
9 ガメイロ 6.5
らしいフィニッシュで1ゴール。質の高いフリーランで再三決定機に絡んだ
監督
エメリ 6.0
ホームで苦戦も頼りになる選手たちに助けられてベスト4進出
▽ビルバオ採点
GK
13 イアゴ・エレリン 6.0
再三の好守でチームを救った
DF
10 デ・マルコス 5.5
守備に追われる時間が長く、なかなか攻撃に絡めず
2 ボベダ 5.5
後手を踏む対応も多かったが、球際で粘って何とか耐えた
(→イトゥラスペ 5.5)
中盤でよく戦い、疲れの見えた味方をサポート
16 エチェイタ 6.0
ガメイロら相手の強力攻撃陣に苦戦も、気迫のこもったプレーで応戦
24 バレンシアガ 5.5
幾度か鋭いクロスを供給。守備も及第点
MF
14 スサエタ 6.0
攻め手が少ない中、積極的に仕掛けてチャンスに絡む
6 サン・ホセ 6.0
チームを救う決死のクリアなど、ピボーテとセンターバックで奮闘
22 ラウール・ガルシア 6.0
相手の強力ピボーテに封じられた中、試合を振り出しに戻す貴重なゴールを決めた
7 ベニャト 6.5
ラウール・ガルシアのゴールをアシスト。長短織り交ぜたパスで中盤をコントロール
30 レクエ 5.0
期待された局面での打開はほとんどできず
(→ムニアイン 5.5)
1stレグでのミスを取り返そうと、攻守にアグレッシブさを見せた
FW
20 アドゥリス 6.0
良い形でなかなかボールを受けられなかったものの、さすがの決定力で先制点を奪取。後半半ばに負傷交代
(→ビゲラ 5.5)
前線で身体を張って起点となると共に、守備でも貢献
監督
バルベルデ 6.0
PK戦の末に敗退も間違いなくグッドルーザーだった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ベニャト(ビルバオ)
▽痛恨のPK失敗で悲劇の主人公となったが、120分間を通してのパフォーマンスは誰よりも素晴らしいものだった。
セビージャ 1-2(AGG3-3) ビルバオ
【セビージャ】
ガメイロ(後14)
【ビルバオ】
アドゥリス(後12)
ラウール・ガルシア(後35)
◆PK戦(5-4)
コケ ○ ○ ラウール・ガルシア
クリホヴィアク ○ ○ ビゲラ
コノプリャンカ ○ ○ サン・ホセ
ヌゾンジ ○ × ベニャト
ガメイロ ○ ○ スサエタ
※PK戦を制したセビージャがベスト4進出
▽セビージャ採点
GK
31 ソリア 5.0
先制点はセービングミス。判断が悪く不用意なプレーが目立ったが、PK戦でチームをベスト4進出に導く
DF
25 マリアーノ 5.5
豊富な運動量を生かして果敢にアップダウンを繰り返した
見事なオーバーヘッドを放つも、ヒーローとはなれず
3 ラミ 5.5
集中力を切らさず、相手の攻撃を阻み続けた
5 コロジェチャク 5.5
的確なポジショニングで危険なスペースをケア
18 エスクデロ 6.0
粘り強い守備に加えて、得意の攻撃参加でアクセントとなった
MF
20 ビトロ 6.0
鋭い縦への仕掛けでチャンスを創出
4 クリホヴィアク 6.0
一度不用意なパスミスがあったものの、ガメイロのゴールをアシストするなど、それ以外は安定していた
8 イボーラ 5.5
守備の貢献は素晴らしかったが、攻撃面で存在感を欠いた
(→クリストーフォロ 5.5)
攻守にハードワークもパス出しに難
15 ヌゾンジ 6.0
競り負ける場面はほとんどなく、チームのボール確保に貢献
7 クローン=デリ 6.0
バネガ不在の攻撃陣をうまく統率。随所に巧さをみせた
(→コノプリャンカ 6.5)
同点弾の起点となるなど、投入直後から攻撃をけん引。PK戦でも見事なキックで流れを変えた
FW
9 ガメイロ 6.5
らしいフィニッシュで1ゴール。質の高いフリーランで再三決定機に絡んだ
監督
エメリ 6.0
ホームで苦戦も頼りになる選手たちに助けられてベスト4進出
▽ビルバオ採点
GK
13 イアゴ・エレリン 6.0
再三の好守でチームを救った
DF
10 デ・マルコス 5.5
守備に追われる時間が長く、なかなか攻撃に絡めず
2 ボベダ 5.5
後手を踏む対応も多かったが、球際で粘って何とか耐えた
(→イトゥラスペ 5.5)
中盤でよく戦い、疲れの見えた味方をサポート
16 エチェイタ 6.0
ガメイロら相手の強力攻撃陣に苦戦も、気迫のこもったプレーで応戦
24 バレンシアガ 5.5
幾度か鋭いクロスを供給。守備も及第点
MF
14 スサエタ 6.0
攻め手が少ない中、積極的に仕掛けてチャンスに絡む
6 サン・ホセ 6.0
チームを救う決死のクリアなど、ピボーテとセンターバックで奮闘
22 ラウール・ガルシア 6.0
相手の強力ピボーテに封じられた中、試合を振り出しに戻す貴重なゴールを決めた
7 ベニャト 6.5
ラウール・ガルシアのゴールをアシスト。長短織り交ぜたパスで中盤をコントロール
30 レクエ 5.0
期待された局面での打開はほとんどできず
(→ムニアイン 5.5)
1stレグでのミスを取り返そうと、攻守にアグレッシブさを見せた
FW
20 アドゥリス 6.0
良い形でなかなかボールを受けられなかったものの、さすがの決定力で先制点を奪取。後半半ばに負傷交代
(→ビゲラ 5.5)
前線で身体を張って起点となると共に、守備でも貢献
監督
バルベルデ 6.0
PK戦の末に敗退も間違いなくグッドルーザーだった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ベニャト(ビルバオ)
▽痛恨のPK失敗で悲劇の主人公となったが、120分間を通してのパフォーマンスは誰よりも素晴らしいものだった。
セビージャ 1-2(AGG3-3) ビルバオ
【セビージャ】
ガメイロ(後14)
【ビルバオ】
アドゥリス(後12)
ラウール・ガルシア(後35)
◆PK戦(5-4)
コケ ○ ○ ラウール・ガルシア
クリホヴィアク ○ ○ ビゲラ
コノプリャンカ ○ ○ サン・ホセ
ヌゾンジ ○ × ベニャト
ガメイロ ○ ○ スサエタ
※PK戦を制したセビージャがベスト4進出
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