レーティング:ラツィオ 1-4 ローマ《セリエA》

2016.04.04 00:10 Mon
▽セリエA第31節、8位のラツィオ(勝ち点42)と3位のローマ(勝ち点60)による今シーズン2度目の“デルビー・デッラ・カピターレ”が、3日にスタディオ・オリンピコで開催され、ローマが4-1でシーズンダブルを達成した。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。

▽ラツィオ採点
GK
22 マルケッティ 5.5
失点は致し方なしも屈辱の4失点

DF
4 パトリック 5.0
自サイドに流れてくるペロッティの対応に苦戦
13 ビシェバツ 5.5
ベテランらしく局面での判断が的確だった

2 ホード 4.5
押し込まれた中で粘ったが、2つのラフプレーで退場に…
5 ブラーフハイド 5.0
サラーに押し込まれて攻撃に出られず

MF
87 カンドレーバ 5.5
逆サイドのフェリペ・アンデルソンと共に唯一の攻め手となった

(→ケイタ 6.0)
果敢な仕掛けでチームの攻撃を活性化

32 カタルディ 5.0
攻守に後手を踏む場面が目立った

(→ジョルジェビッチ -)

20 ビリア 5.0
身体が重く無理が利かなかった

16 パローロ 6.0
ハードワークし、意地の1ゴール

10 フェリペ・アンデルソン 5.0
前半は積極的なドリブル突破で奮闘も徐々にトーンダウン

FW
17 マトリ 5.0
前線で孤立し、ほぼ何もできなかった

(→クローゼ 6.0)
唯一のゴールをお膳立て。前線で起点となった

監督
ピオリ 5.0
見せ場は作ったが、屈辱的な大敗

▽ローマ採点
GK
25 シュチェスニー 5.0
好守もあったが、失点場面は飛び出しの判断を誤った

DF
24 フロレンツィ 6.5
一対一の守備で安定。加えて、得意の攻撃参加でアクセントに

44 マノラス 6.0
ほぼ完璧な対応で相手の攻撃を封殺

2 リュディガー 5.5
対人でほぼ競り勝っていたが、ややバタ付く場面も

3 ディーニュ 6.5
見事なクロスから1アシスト。攻守に躍動した

MF
15 ピャニッチ 6.5
ボールのオン・オフに限らず、絶大な存在感を示した

20 ケイタ 5.5
無理の利かない部分もあったが、全体をうまくオーガナイズ

4 ナインゴラン 7.0
デルビーで躍動し中盤を完全に制圧した。負傷交代も大事には至らず

(→ファルケ 5.5)
与えられた役目をきっちりこなした

FW
11 サラー 6.0
決定的な仕事こそなかったが、前線で起点となった

(→ズカノビッチ -)

8 ペロッティ 6.5
ダメ押しの4点目を奪取。前線を自由に動き回り、得意のドリブルからチャンスメーク

22 エル・シャーラウィ 6.5
初のデルビーで貴重な先制点。守備でも味方を助けた

(→ゼコ 6.0)
前回対戦に続いてデルビーで1ゴール

監督
スパレッティ 6.5
トッティ起用は叶わずも的確な采配で自身久々のデルビーに完勝

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ナインゴラン(ローマ)
▽攻守両面で圧倒的な存在感をみせ、ラツィオ相手のシーズンダブルに貢献。球際の集中力に加え、プレッシャーを受けながらもプレー精度が落ちず、チームの大きな助けとなった。

ラツィオ 1-4 ローマ
【ラツィオ】
パローロ(後30)
【ローマ】
エル・シャーラウィ(前15)
ゼコ(後19)
フロレンツィ(後38)
ペロッティ(後42)

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