スクデット争いに終止符か? ナポリが敗れてユーベと6差、イグアインは30点大台達成も退場《セリエA》

3日に行われたセリエA第31節、ウディネーゼ対ナポリの一戦は、3-1でホームのウディネーゼが勝利を収めた。

前日の試合でユベントスが勝利したため、勝ち点3が必要なナポリは、守護神レイナが負傷によるコンディション不良でベンチスタート。ミランからレンタル中のガブリエウがゴールマウスに立つ。

先制したのは残留を争うウディネーゼ。13分、後方から飛び出したバドゥがクリバリに倒されてPKを獲得。これをブルーノ・フェルナンデスが決めて、均衡を破った。

負けられないナポリは、24分に同点に追いつく。カジェホンのシュートのこぼれ球に反応したイグアインが、ペナルティーアークからダイレクトの強烈なシュートを叩き込んで今季30点目とした。

これで勢いに乗りたかったナポリだが、直後にグラムがヴィドマーを倒し、再びPKを献上。今度はガブリエウがB・フェルナンデスを止めてピンチをしのいだが、ナポリ陣営は判定への苛立ちを見せ始める。27分にはサッリ監督が審判への抗議で退席となった。

すると、ナポリは前半アディショナルタイム、ミスから追加点をプレゼントしてしまう。ガブリエウがバックパスをトラップミスし、これを拾ったサパタのクロスから、B・フェルナンデスにバイシクルシュートを決められた。

勝ち越して前半を終えたウディネーゼは、後半に入ってさらにリードを広げる。57分、ヴィドマーの右からのクロスに、アルビオルと並走していたテローが合わせて3点目を奪う。

追い込まれたナポリは直後にカジェホンを下げ、メルテンスを投入するが、苛立ちが最悪の事態を招く。60分にオフサイドの判定への怒りからボールをピッチに叩きつけ、イエローカードを出されていたイグアインが、76分にフェリペに対する報復行為で2度目の警告で退場となった。

レッドカードを出されたイグアインはさらに逆上し、イッラーティ主審を小突いてから、必死になだめるチームメートたちにうながされてピッチを去る。ガッビアディーニとエル・カドゥーリを投入していたナポリだが、エースを失って数的不利となり、反撃は望むべくもなかった。

今季4敗目を喫したナポリは、残り7試合でユーベとの勝ち点差が6に。逆転優勝が遠のいた。さらに退場したイグアインへの処分も気になるところだ。


提供:goal.com