【プレビュー】王子のラストダンス? 哀愁漂う首都デルビー《ラツィオvsローマ》
2016.04.03 07:30 Sun
▽セリエA第31節、8位のラツィオ(勝ち点42)と3位のローマ(勝ち点60)による今シーズン2度目の“デルビー・デッラ・カピターレ”が、3日の日本時間22:00からスタディオ・オリンピコで開催される。昨年11月に行われたダービーは、ゼコとジェルビーニョのゴールでローマが2-0で快勝している。
▽イタリア勢唯一の生き残りとして勝ち抜けが期待されたヨーロッパリーグ(EL)で、スパルタ・プラハ相手にホームで0-3の惨敗(2戦合計1-4)を喫したラツィオは、直近のミラン戦もドローに終わり、国内リーグでもヨーロッパのコンペティションへの出場が絶望的だ。この体たらくにティフォージは激怒しており、今回のダービーに敗れれば、ロティート会長やピオリ監督の進退問題に発展することは想像に難くない。
▽一方、インターナショナルウィーク前に行われた前節、インテルと1-1で引き分けたローマは、リーグ戦の連勝が「8」でストップ。4位以下との勝ち点差5をキープしたものの、チャンピオンズリーグ(CL)ストレートインとなる2位ナポリとの勝ち点差が「7」に広がった。3位死守を狙う今後の戦いに向けて、宿敵とのデルビーでシーズンダブルを決めたいところだ。
▽ラツィオ予想スタメン
GK:マルケッティ
DF:パトリック、ビシェバツ、ホード、ブラーフハイド
MF:ビリア
MF:カンドレーバ、カタルディ、パローロ、フェリペ・アンデルソン
FW:クローゼ
出場停止者:MFルリッチ
負傷者:DFデ・フライ(ヒザ)、ラドゥ、バスタ、コンコ、MFキシュナ、ミリンコビッチ=サビッチ
▽前節のミラン戦で警告を受けたルリッチが累積警告で欠場となる。また、長期離脱中のデ・フライに加え、両サイドバックの主軸を担うバスタとラドゥも欠場の可能性が高い。
ローマ予想スタメン
GK:シュチェスニー
DF:フロレンツィ、マノラス、リュディガー、ディーニュ
MF:ピャニッチ、デ・ロッシ、ナインゴラン
FW:サラー、ペロッティ、エル・シャーラウィ
出場停止者:なし
負傷者:DFギョンベル、MFヴァンクール(筋肉系)
▽主力に出場停止者および負傷者なし。ただ、インターナショナルウィークで代表戦を戦った選手は、コンディションの問題などで部分的な起用となる可能性もある。システムに関してはペロッティをゼロトップで起用する[4-3-3]の採用が濃厚だが、ゼコを最前線で起用する[4-2-3-1]も考えられる。
★注目ポイント
◆ウルトラスボイコットで静かなデルビーに…
▽イタリア屈指の熱量を誇る“デルビー・デッラ・カピターレ”だが、CL出場権を懸けた昨シーズンの対戦比べて両者の戦績が芳しくないため、やや盛り上がりに欠けるというのが本音だ。加えて、クラブと対立するゴール裏の熱狂的なティフォージがボイコットを宣言しており、壮観なコレオグラフィーや両チームのクラブカラーの発煙筒が焚かれるダービーマッチ特有の雰囲気は期待できないだろう。
▽前述したように今シーズンの体たらくにティフォージの不満は限界に達しており、首脳陣の首筋が寒くなっている。加えて、デルビーでのシーズンダブルを喫するようなことがあれば、誰かが責任を取らざるを得なくなるため、まずはリスク回避の戦い方となるはずだ。
▽一先ず直近の対戦でローマと引き分けたインテルの戦い方を参考にしつつ、相手の快速ウイングにプレースペースを与えないため、最終ラインの設定はかなり低くなるはずだ。とりわけ、サラーと対峙する左サイドバックには長友クラスのマンマーカーがおらず、サイドバックの守備の仕方には注目が集まる。
◆デルビー最多ゴールを誇るトッティの出場は?~ローマ~
▽ラツィオに比べて今シーズンの戦績面で大きく上回るローマだが、ここ最近はバンディエラのトッティの去就問題に揺れている。一部ではプレミアやMLSの噂が浮上しており、もしかしたらこれがトッティ最後のデルビーとなるかもしれない。それだけに、ティフォージには熱狂的な応援で王子のラストダンスをサポートしてほしいところだが…。
▽ただ、周囲の期待とはよそに勝負に徹するスパレッティ監督は、運動量の面で問題を抱えるトッティの起用に慎重なため、スタメンでの出場の可能性は限りなくゼロに近い。出番があるとすれば、楽勝の展開か、大量リードを奪われた場合、相手に引かれて攻め手がないという、いずれかのシチュエーションか。
▽イタリア勢唯一の生き残りとして勝ち抜けが期待されたヨーロッパリーグ(EL)で、スパルタ・プラハ相手にホームで0-3の惨敗(2戦合計1-4)を喫したラツィオは、直近のミラン戦もドローに終わり、国内リーグでもヨーロッパのコンペティションへの出場が絶望的だ。この体たらくにティフォージは激怒しており、今回のダービーに敗れれば、ロティート会長やピオリ監督の進退問題に発展することは想像に難くない。
▽一方、インターナショナルウィーク前に行われた前節、インテルと1-1で引き分けたローマは、リーグ戦の連勝が「8」でストップ。4位以下との勝ち点差5をキープしたものの、チャンピオンズリーグ(CL)ストレートインとなる2位ナポリとの勝ち点差が「7」に広がった。3位死守を狙う今後の戦いに向けて、宿敵とのデルビーでシーズンダブルを決めたいところだ。
◆ラツィオ◆
【4-1-4-1】
【4-1-4-1】

GK:マルケッティ
DF:パトリック、ビシェバツ、ホード、ブラーフハイド
MF:ビリア
MF:カンドレーバ、カタルディ、パローロ、フェリペ・アンデルソン
FW:クローゼ
出場停止者:MFルリッチ
負傷者:DFデ・フライ(ヒザ)、ラドゥ、バスタ、コンコ、MFキシュナ、ミリンコビッチ=サビッチ
◆ローマ◆
【4-3-3】
【4-3-3】

GK:シュチェスニー
DF:フロレンツィ、マノラス、リュディガー、ディーニュ
MF:ピャニッチ、デ・ロッシ、ナインゴラン
FW:サラー、ペロッティ、エル・シャーラウィ
出場停止者:なし
負傷者:DFギョンベル、MFヴァンクール(筋肉系)
▽主力に出場停止者および負傷者なし。ただ、インターナショナルウィークで代表戦を戦った選手は、コンディションの問題などで部分的な起用となる可能性もある。システムに関してはペロッティをゼロトップで起用する[4-3-3]の採用が濃厚だが、ゼコを最前線で起用する[4-2-3-1]も考えられる。
★注目ポイント
◆ウルトラスボイコットで静かなデルビーに…
▽イタリア屈指の熱量を誇る“デルビー・デッラ・カピターレ”だが、CL出場権を懸けた昨シーズンの対戦比べて両者の戦績が芳しくないため、やや盛り上がりに欠けるというのが本音だ。加えて、クラブと対立するゴール裏の熱狂的なティフォージがボイコットを宣言しており、壮観なコレオグラフィーや両チームのクラブカラーの発煙筒が焚かれるダービーマッチ特有の雰囲気は期待できないだろう。
◆首脳陣への批判を避けるため敗戦は許されず、慎重な戦い方か~ラツィオ~
▽前述したように今シーズンの体たらくにティフォージの不満は限界に達しており、首脳陣の首筋が寒くなっている。加えて、デルビーでのシーズンダブルを喫するようなことがあれば、誰かが責任を取らざるを得なくなるため、まずはリスク回避の戦い方となるはずだ。
▽一先ず直近の対戦でローマと引き分けたインテルの戦い方を参考にしつつ、相手の快速ウイングにプレースペースを与えないため、最終ラインの設定はかなり低くなるはずだ。とりわけ、サラーと対峙する左サイドバックには長友クラスのマンマーカーがおらず、サイドバックの守備の仕方には注目が集まる。
◆デルビー最多ゴールを誇るトッティの出場は?~ローマ~
▽ラツィオに比べて今シーズンの戦績面で大きく上回るローマだが、ここ最近はバンディエラのトッティの去就問題に揺れている。一部ではプレミアやMLSの噂が浮上しており、もしかしたらこれがトッティ最後のデルビーとなるかもしれない。それだけに、ティフォージには熱狂的な応援で王子のラストダンスをサポートしてほしいところだが…。
▽ただ、周囲の期待とはよそに勝負に徹するスパレッティ監督は、運動量の面で問題を抱えるトッティの起用に慎重なため、スタメンでの出場の可能性は限りなくゼロに近い。出番があるとすれば、楽勝の展開か、大量リードを奪われた場合、相手に引かれて攻め手がないという、いずれかのシチュエーションか。
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